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2016.5.22(日)
録画した映画 「赤々煉恋」 を観る。13年の邦画、小中和哉監督、朱川湊人原作。飛び降り自殺した女子高生がその後も投げやりな気持ちで現世を漂ううちに、自分が見える幼い女の子と出会い、ようやく笑顔を取り戻すが……。自殺がいかに周りの人々を苦しめ続けるのかを伝えるには、こういう救いのない結末じゃないといけないのかもしれないけれど、おカネ払って映画館に行った人は、どう思っただろうか。 桂歌丸師匠が今日の放送を最後に笑点の司会を引退。私は五年前に敗血症という病気にかかって二週間ほど入院して、痛みにうなっていたときに、そのつらさをひととき忘れさせてくれたのが、たまたまラジオのイヤホンで聴いた、歌丸師匠の落語だった。人間、身体がやばくなって寝たきりでテレビを見るのも本を読むのも無理なとき、唯一楽しめるのが耳で聞く娯楽だと思い知らされた。そして、身体が不自由だったり視覚障害があったりする人々をどれだけ落語が救ってきたんだろうかと気づかされもした。以来、私は小説の読み聞かせや朗読のデジタル音源をもっと広められないものかと模索しております。歌丸師匠、笑点の司会をお辞めになっても、ますますお元気で、楽しい噺を聞かせててください。 2016.5.23(月)
深緑野分著「分かれ道ノストラダムス」を読む。時は1999年7月、心臓病で急死した男子を想う高一女子が、もしパラレルワールドがあれば彼に会えるのではと模索するうちに、ノストラダムスの大予言を真に受けるカルト集団に狙われる羽目に……。カルト集団の関係者が続けて二人も殺されれば捜査本部が設置され、関係者は徹底的にマークされるはずなので、終盤の展開は無理があるのではないだろうか。 2026.5.24(火)
葉室麟著「あおなり道場始末」を読む。門下生がいなくなって食い詰めた道場主の若者が、勝ち気な妹と知恵が働く弟からそそのかされて道場破りで小遣い稼ぎを始め、父親を殺した犯人も探すことになるが、やがて自分たちが藩のお家騒動に深く関わる身だと気づく。無の境地に精神状態を持っていって電光石火の技を繰り出すという主人公の必殺技、「燃えよドラゴン」の中でブルース・リーが弟子に教えた「考えるな、感じろ」的世界。 2016.5.25(水)
録画した映画 「ザ・グレイ 凍える太陽」 を観る。12年アメリカ、ジョー・カーナハン監督、イーアン・マッケンジー・ジェファーズ原作。アラスカの雪山に飛行機が墜落し、七人の男たちが生き残るが、オオカミの襲撃、寒さによる衰弱、転落などで一人また一人と命を落としてゆく。人がどんな日常を、そしてどんな人生を送ってきたかが、こういう非常時に現れるもの。とってつけたようなハッピーエンド映画よりもよほど見応えあり。 2016.5.26(木)
清水杜氏彦氏の短編「Eはどこに」を読む。小学校の卒業アルバムにはさんであった暗号を少年が解いてゆく話だが、家族間の問題も解決せず暗号の真相もはっきりしないまま終わってしまった。 2016.5.27(金)
録画した映画 「ザ・クリミナル 合衆国の陰謀」 を観る。08年アメリカ、ロッド・ルーリー監督。CIAの機密情報を記事にした女性記者が情報源を明かさず、安全保障を脅かしたとして法廷侮辱罪に問われ身柄を拘束される。拘置は長引き、記事を書かれた女性工作員は組織から疑われて尋問され、右翼関係者に射殺される。女性記者も家庭が崩壊した上に大陪審も有罪判決。最後に明らかになる情報源に愕然。実際にあった事件をベースにした作品だが、なぜか試写会後に製作会社が倒産し全米公開されなかったとのこと。アメリカ合衆国が自由と民主主義の国ではなくなりつつある。 2016.5.28(土)
米マイアミ大学の研究者がまとめた研究発表によると、犬の散歩をしている人はしていない人よりも肥満度が低く、医師にかかる平均回数も低いという。散歩という運動効果よりも、リラックス効果が大きく貢献しているためだとのこと。 下痢を治すのは、私の場合、正露丸でもなく整腸剤でもなく、バナナ。オリゴ糖が腸内の善玉菌を増やし、食物繊維が便の形を整えてくれる。 オトナの土ドラ「火の粉」が終了。原作と異なる終盤の展開、残念ながら上手くいったとは感じられない。 |
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