山本甲士 / もの書き生活

日常のどうでもいいことをつづっております。暇つぶしにどうぞ。

日常 life

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近況 2016.5.29 〜

2016.5.29(日)
 録画した映画 「信さん 炭鉱町のセレナーデ」 を観る。10年の邦画、平山秀幸監督、辻内智貴原作。半世紀前、出戻りの母親と共に九州の炭鉱町に引っ越して来た少年と、地元のガキ大将との交流と成長、別れ。いい話だけど、やっぱり死ぬのか−。
 池上彰さんも感極まって泣くことがあるんだ。その昔、被爆者を取材していたときに「いつかアメリカ大統領が献花に来ることがあれば(そんなことがあるわけないけれど)」という声を何度も聞いていて、ついに実現する場に立ち会い、感極まったものらしい。オバマ大統領の行動を冷ややかな目で見る外野の人たちもいるけれど、当事者である多くの被爆者の方々が喜んでおられることを知っておく必要がある。

2016.5.30(月)
 録画した映画 「ソロモンの偽証」 前編後編をまとめて観る。15年の邦画、成島出監督、宮部みゆき原作。男子中学生の不審死を警察は自殺と判断し、学校も早い幕引きを図ろうとしたが、あれは他殺だという告発文が。死体を発見した女子生徒は真相を突きとめようと、生徒たちだけで裁判を開くことに。暗い話だけれど、設定の斬新さ、途中で飽きさせない展開で引っ張られる。ちなみにソロモンはダビデの後を継いだ古代イスラエル王で、神様から「欲しいものを言ってみよ」と問われて、財産や権力ではなく、人々を正しく裁く知恵をと頼んだとのこと。
 紅茶はコレステロールや血糖値を下げ、食中毒を防ぐ効果があるだけでなく、がん細胞の増殖を抑える効果もある(紅茶に含まれるカテキンがリンパ球を活性化させるため)とのこと。毎日マグカップで二杯ぐらい飲んでるもんね。安物のティーバッグだけど。

2026.5.31(火)
 相場英雄著「クランクイン」を読む。大ヒットした小説の映画化を担当することになった広告代理店の男。好きだった映画に仕事でかかわれると意気込むが、原作者の作家から了解を取り付けるのに苦労し、資金が足らずにお蔵入りになりかけたり、ようやく動き出したと思ったら主演俳優のマネージャーからクレームがついて中断したり、原作者が台本に変更を加えると言い出したりと、次から次へとトラブルが。最後のどんでん返し、個人的にはない方が好き。

2016.6.1(水)
 録画したドラマ「世にも奇妙な物語 春の特別編」を観る。四作中、クイズ番組で優勝した若者に副賞としてクイズ一年分が送られ、出題するおじさんにつきまとわれる話が斬新で印象的だったけれど、着地点が物足りない。私なら、クイズバーを開いてクイズマニアたちが集う商売を始め、ついに居場所を見つける、というラストを用意するぞ。

2016.6.2(木)
 両角長彦著の短編「渋谷皆殺し」を読む。格闘の相手を殺したが頭を撃って自分が誰なのか記憶を失った男。どうやらオレオレ詐欺グループをたどってカネを強奪しようとした結果らしいと気づいて、いなくなった相棒を探すが……。記憶喪失ものは、もの書きが一度は書いてみたくなる素材。私が書いた「かみがかり 黒の巻」もその系統。
 タモリ倶楽部で京阪電車のロケをやっているようだったので録画したのを見てみたら、実家のすぐ近くも映ってた。へえ、タモさん来てたんだ。そういえば去年は鶴瓶さんが実家の一本下の通りをぶらつくロケをたまたま見たし、そのちょっと前には前川清さんがロケ番組でうちの近所を歩いてた。

2016.6.3(金)
 先日急死したプリンス氏の死因は、鎮痛剤の過剰摂取だったと米の検視局が発表。以前から股関節痛に悩んでいたが、宗教上の理由で輸血をしてらはならず、手術しないで鎮痛剤に頼っていたものらしい。
 先週土曜日に北海道の山中で父親に置き去りにされ行方不明のままだった七歳男児が、五キロ離れた自衛隊の演習場内にある休憩施設で発見された。男児は行方不明になった日のうちに演習場まで移動して侵入、水道水を飲みマットレスの隙間で寝て過ごしたとのこと。騒動は別にして、なかなかのサバイバル力に感心させられた。

2016.6.4(土)
 パーキンソン病を患っていたモハメッド・アリ氏が74歳で死去。黒人であることを理由にレストランに入れてもらえなかったことに抗議の意志を込めてオリンピックの金メダルを川に投げ捨て、プロになってからは華麗なフットワークを駆使してヘビー級ボクシングに変革をもたらし、マルコムX氏の熱心な支持者となってブラックモスレムに入信し、ベトナム戦争に反対して兵役を拒否したせいで世界タイトルを剥奪されて干されても意志を曲げず、その後再び世界チャンピオンに返り咲き、晩年は人道支援活動に力を注いだ。私自身はジョージ・フォアマンのファンでアリは敵だったけれど、ボクシング界を超えて現代アメリカ史を体現した巨人。ご冥福を。

 アリ氏の試合の中でも「キンシャサの奇跡」と称されて語り継がれているのが、圧倒的不利の下馬評を覆して殺人パンチの怪物フォアマンを倒した一戦。何度もコーナーに追いつめられて防戦一方だったアリだったが、実はフォアマンが打ち疲れるのをじっと我慢し、何度も耳元で挑発して興奮させ、ついに8R逆転勝利を収めた。ボクシングは殴り合いのスポーツではなく、騙し合いのスポーツ。
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「ソロモンの偽証」 は、原作とはかなり違う箇所があるのですが、まあ、映画にするにはそれなりの脚色が必要なのでいいのですが、2時間以上(後半は2時間半以上あったと思います)
ある映画を1時間50分ほどにカットすると、CMを除くと中味は1時間半もないことになり、メチャクチャだと思います。監督は、よくそんな条件をのんだなあと!

2016/6/5(日) 午後 11:21 [ saiwaimiyuki ]

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> saiwaimiyukiさん
ご意見ありがとうございます。
監督さんのオリジナル脚本作品の場合は別ですが、本作のような、いわゆる「雇われ監督」さんの場合は、テレビ放映時の編集権限はないのでは、と。

2016/6/6(月) 午後 0:28 [ 山本甲士 ]


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