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2018.12.16(日)
録画しておいた映画 「ねえこの凹にハマる音をちょうだい」 を観る。18年、加藤啓監督。小太りで人見知りの激しいフミさん(伊藤修子)は、遺跡発掘の仕事をしながらアパートをシェアして借りて地味に暮らしていたが、同じアパートをシェアする女性の父親で自称ミュージシャンのゲンさん(伊藤ヨタロウ)が気になる存在に。しかしゲンさんから詞の提供を頼まれて断ったところ、創作に行き詰まっていたゲンさんは失踪。フミさんはゲンさんを探すために旅に出る。個性的な登場人物は面白いが、後半に入って突然ミュージカルが始まり、睡魔に襲われてしまった。後半はもっと面白くできるぞ。 2018.12.17(月)
ポリグラフ(ウソ発見器)検査は、警視庁の科捜研では年平均350件ほどしか実地されていないが、大阪府警の科捜研ではその3〜6倍ぐらい実施されているとのこと。その理由は、推定質問法(緊張最高点質問法)を導入して成果を出してきたという実績によるとのこと。刑事から「お前がやったんたろう」というストレートな質問をされたら誰でも緊張してクロの検査結果が出やすくなり、冤罪を生み出す温床となってしまう。聞き込みをするときも同じで「現場から立ち去ったのはこの人ですか」と一枚の写真だけを見せると目撃者は、もう容疑者は絞り込まれているのだなと考えて、記憶があいまいでも「この人だと思います」と言ってしまい、冤罪を生むことになる。正しいやり方は、5枚ぐらいの写真を見せて「現場から立ち去った人はこの中にいますか?」と尋ねること。これだと誤った証言を誘導する可能性がほぼなくなる。大阪府警ではポリ検でもこの手法が使われていて、「被害者が着ていた服は赤色でしたか?」「被害者が着ていた服は白色でしたか?」といった形の質問を繰り返すことにより、犯人でなければ知り得ない質問での反応を確かめている。ポリ検は運用によって冤罪を生んだり真相をあばいたりする諸刃の剣だということがよく判る事例だろう。ちなみにアメリカではポリ検が重視されているが日本では軽視される傾向がある。これは、かつてアメリカではポリ検でシロの結果が出た被疑者が実際に無実だったことが後で証明された事件が大きく報道された一方、日本ではポリ検でクロの結果が出た被疑者が後で無実だったと判ったた事件が大きく影響していると言われている。 2018.12.18(火)
近所のスーパーにサバの水煮缶を買いに行くと、最近品切れになっていたりする。ずっと前からのユーザーである私は実に面白くない状態で、早くブームが去って欲しい。ちなみに私のお気に入りメニューは、サバの水煮缶1/3〜1/2をご飯に載せたお茶漬け。梅干しと、野沢菜昆布(細切り昆布が入ったとろみのある野沢菜)と、刻み海苔をたっぷりかけると、それぞれの組み合わせが絶妙で、日本人でよかったとしみじみ。 2018.12.19(水)
藤崎翔著 「指名手配作家」 を読む。傷害致死事件を起こして逃亡した売れない作家の男が、たまたま知り合った女性の家に身を潜めながら、その女性の体験をモチーフにした作品を彼女の名前で発表したところ作品は評判に。やがてその女性と結婚、その後もヒット作を出してゆくが……主人公の数奇な半生がメリハリをつけて描かれている。作者は元お笑い芸人だとのこと。 2018.12.20(木)
両角長彦著 「困った作家たち 編集者桜木由子の事件簿」 を読む。盗作疑惑が持ち上がるなど、やらかしてくれる作家たちを女性編集者の立場から描いた連作。実は私は、困った編集者たちを描く連作もののプロットを密かに温めているのだけれど、怒られそうなのでまだ誰にも相談できていない。 2018.12.21(金)
下村敦史著 「刑事の資格」 を読む。ブラック企業を標的にした爆弾テロ事件で容疑者が逮捕起訴されるが、一人の刑事が冤罪ではないかと疑念を抱いて独自の捜査を進めたところ、その事件の裁判員候補者二人が別の殺人事件の被害者となっていることに気づく。謎の設定が魅力的で読ませる力があるが、終盤の主人公の行動には首をかしげる読者が多い気がする。被告人がそもそも爆弾を作る知識や技術を持っていたのかという争点に全く触れていないところもツッコまれるんじゃないか。 2018.12.22(土)
録画しておいたドラマ 「手紙」 を観る。東野圭吾原作。兄が強盗殺人罪で服役した影響で人生を狂わされた弟(佐藤健)。どこに就職しても噂が広まり、恋人ができても相手の親に反対され、転々と仕事を変えるしかない中でもようやく家庭を築くが、妻や娘も辛い目に。やがて彼は家庭を守るため、大きな決意を固める。本作のような体験は希有だが、悪い友達とのつき合いを断ち切ることができず家庭を壊してしまった人、仕事上のつき合いを優先するあまり家庭を失ってしまった人は少なからずいるはず。本作は実はなかなかのメッセージを秘めていると思う。 |
日常 life
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おはようございます。
困った編集者たちを描く連作もの、山本さんにしか描けない、腹がよじれるぐらい楽しい作品になりそうですね!
怒られても、めげずに描いてください!
2018/12/23(日) 午前 7:23 [ たいし ]
> たいしさん
寝かせてある数十コのプロットの一つなので日の目を見るときがくるかどうか判りませんが、面白がってくれる編集者がいれば、ということで。
2018/12/23(日) 午後 8:14 [ 山本甲士 ]