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2017.7.30(日)
元WBAスーパーフェザー級王者の内山高志さんと、彼と激闘を繰り広げたライバルの元WBCスーパーフェザー級王者三浦隆司さんが共に引退を表明。内山選手は復帰を目指していたが怪我が多くモチベーションを保つのが難しくなったとのこと。いずれも強打者で、ボクシングの醍醐味を見せつけてくれた。お疲れ様でした。 格闘技イベントRIZINで天才キックボクサー那須川天心選手は才賀紀左衛門選手を全く手こずる様子なく1R約90秒に左パンチKO。獣の俊敏さとAI的学習能力を併せ持つこの男、どこまで進化するのか。打撃技を得意とする矢地祐介選手は柔道と柔術がベースの北岡悟選手のタックルを上手く処理、2R終盤にパンチで棒立ちにさせTKO勝利。UFCで活躍した堀口恭司選手はベテランの所英男選手を開始早々にパンチで倒してそのままたたみかけ秒殺。今回は男子日本勢の実力者が光った大会だったが、最近の総合はパンチ主体になりつつあるのを感じる。 2017.7.31(月)
DVDで映画 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」 を観る。14年アメリカ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督。かつてバードマンという特撮ヒーロー役で名をはせた俳優(マイケル・キートン)が人生を賭けて監督兼脚本家兼主演を務める舞台を準備するが、俳優らともめてばかりでストレスは溜まる一方。さらにはもう一人の人格であるバードマンが挑発の言葉を浴びせてくる。DVDジャケットにアカデミー賞三冠の作品だと書いてあったが、舞台劇のどういうところがどういう理由で酷評されたり賞賛されたりするのか、という違いが最後まで判らなかった。 2017.8.1(火)
DVDで映画 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」 を観る。11年アメリカ、スティーブン・ダルドリー監督、ジョナサン・サフラン・フォア原作。9.11で父親を失った少年(トーマス・ホーン)が、遺品の中から見つけた鍵は何を開けるものなのかを探すため、メモにあった同じ苗字の人を訪ね回り始める。観ていて、もしかしたら退屈で暗い映画なのかと疑い始めたが、中盤から後半にかけて、実に意外なことが明らかになり、希望の光が射すという、なかなか上手い着地点。この展開を予測できた人はいるまい。亡くなったお父さんはきっと、妻と息子が落ち込むあまり母と子の関係までもが悪くなってしまうのではないかと心配になり、謎の鍵を残したのではないか。息子ならきっとその鍵について調べ始めるだろうし、妻は息子が隠れて何かやり始めたことを察して、何をすべきか考えてくれるはず。あの鍵は実際の用途に意味はなく、閉ざされそうになっていた心の扉を開く鍵だった――あくまで私の解釈ですが。とにかく、よく脚本が練られている作品。ただし、意味がよく判らず覚えにくいタイトルはいただけない。 2017.8.2(水)
マンガ家の田中むねよし氏とお好み焼きを食べながら、何かコラボしようぜ的な話。実現したいもの。 2017.8.3(木)
鹿児島の灰干し弁当というのが人気を集めている。さらしや水分を通すフィルムで表面を覆った生魚の上下を火山灰ではさむと、余計な水分やアンモニアなどが火山灰に吸収されて、臭みが取れて味が熟成されるという理屈らしい。この灰干しを使うと、あまり美味しくないとされていた魚がうそみたいに旨くなるとのこと。 2017.8.4(金)
小学館さんが小ロット重版という、小口での重版システムを始めてくれたお陰で、拙著 「ひろいもの」 と 「どろ」 が、少部数ながら再び書店に並べてもらえることに。文庫の重版は普通、3000部以上でないと実現できないようなのだが、小ロット重版は500部単位でやってもらえる。まことにありがたい。 2017.8.5(土)
録画しておいた映画 「16ブロック」 を観る。06年アメリカ、リチャード・ドナー監督。アルコール依存症で運動不足の刑事(ブルース・ウィリス)が、被疑者の護送中に仲間の刑事グループから襲撃される。やがて、被疑者が刑事たちの不祥事を裁判所で証言するのを阻止するための襲撃だと知り、長年のつき合いだった仲間たちと敵対することに。ハードボイルドな設定で飽きさせない展開だが、よくよく考えてみると、携帯電話などを使ってマスコミに事情を公表すれば、あんな目に遭わずに済んだのではないのか。 |
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月刊 小説推理 (双葉社)9月号より
『ウソを潰せ 平間巡査部長の捜査ファイル』 連載開始。
主人公は新米刑事の光川。彼とコンビを組むことになったベテラン刑事の平間巡査部長は、過去のある出来事が原因で県警上層部から睨まれており、所轄の刑事組対課をたらい回しのように転々としている一匹狼。署長からは「平間におかしな動きがあったらすぐに報告せよ」と釘を刺されている。
そんな平間だが、実は被疑者や参考人のうそを見破る達人であることを光川は知り、そのノウハウを教わってゆくのでありました。 ショート形式の警察小説にして、うその対処法を網羅したハウツー本でもあるという、お得な一品。よろしくね。 |
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2017.7.23(日)
WBA世界ライトフライ級王者の田口良一選手はランキング1位の強打者ロベルト・バレラ(コロンビア)との指名試合に臨み、1Rからガンガン打ってくるバレラにひるむことなく距離を詰めて左ボディーなど執拗に攻撃を続けて徐々にグロッキーにしてゆき、9Rついにレフェリーが止めてTKO勝利、6度目の防衛に成功。WBO王者田中恒成選手との統一選がいよいよ現実味を帯びてきた。 IBF世界ミニマム級王者のホセ・アルグメド(メキシコ)に挑戦した京口紘人選手は、上体を左右に大きく動かしながら強烈なパンチを放ってくる王者に対してカウンターやボディ攻撃で応戦。前半はパワーに押され気味だったがガードを崩さず接近戦でパンチを出し続け、9Rにダウンを奪うなど終盤は激しい打ち合いで優位をキープしタイトル奪取に成功。
2017.7.24(月)
拙著「ひかりの魔女」の新ポップ登場。書店員さんが考案してくれたものを印刷して書店に配るとのこと。見かけたらよろしくね。 鈴木マキコ著の短編小説 「亀とわたし」 を読む。私が全くやらない、一人称での独白スタイルの物語。夫は映画人としては一部の業界人から尊敬されるが経済観念が乏しいせいで夫婦仲が悪化、離婚が成立するまでの過程を妻の視点で描いている。
2017.7.25(火)
DVDで映画 「ロボジー」 を観る。12年、矢口史靖監督。中堅家電メーカーの社員が社長命令で二足歩行ロボットを作るが見本市に間に合わず、体格が同じ老人(五十嵐信次郎=ミッキー・カーティス)にロボットスーツを着せて急場をしのぐことに。ところが予想以上の反響でロボットはイベントなどに引っ張りだこになってしまい、いつバレるかは時間の問題に……。結末をどうするつもりだろうかと興味を持って観ていたところ、おお、そうきたかという、暗くならない着地点を見つけている。脚本も務めた監督さん、腕前を見せてる。 2017.7.26(水)
小学生の男子が、スーパーで売っているウズラの卵を孵化させることに成功し、成長したウズラは毎日一個の割合で卵を産んでいるとのこと。何でも、うずらの卵は適温に温めれば、百個に一個ぐらいの割合で孵化するとか。 2017.7.27(木)
録画しておいた映画 「ソルト」 を観る。10年アメリカ、フィリップ・ノイス監督。CIAの女性工作員(アンジェリーナ・ジョリー)が二重スパイの疑いをかけられて逃亡、追撃を次々とかわしてとった行動は……。ほとんどの観客にとって予想外の展開が続いて飽きさせないが、なぜ二人もの工作員が二重スパイだったたとずっとバレなかったのかについてのちゃんとした説明がないため、強引な脚本だなあという印象はぬぐえない。 2017.7.28(金)
編集者さんがわざわざこちらに来てくださり、会食と打ち合わせ。場所は地元では最も格式あるホテルのティーラウンジだったのだが、暑くて汗が止まらない。冷房をもう少し効かせてくれないかとウエイターさんに頼んでも「できません」と言われた。なのにそのウエイターさんも、ほおから首に汗が流れてた。おいおい、ホテル○ュー○○○○さんよ、客を熱中症にする気か。 2017.7.29(土)
ローラー式の足裏マッサージ器を首回りをほぐすために使った高齢女性が、衣服を巻き込まれる形で首が絞まり窒息死する事故が発生。不謹慎ではあるが、ミステリー作家さんたちの多くがこの記事をメモって、事故に見せかけた殺人トリックに使うことを考えてるに違いない。そういえば私はもう十五年以上、殺人事件の小説を書いたことない気がする。 録画しておいた映画 「イーオン・フラックス」 を観る。05年アメリカ、カリン・クサマ監督。伝染病から生き残った人々の新社会は、従順でいれば衣食住が約束されるが逆らう者は厳しく取り締まられる監視国家に。地下組織の活動家(シャーリーズ・セロン)は独裁者暗殺を実行しようとするが、国家には重大な秘密が。アニメが原作だとのことだが、未来社会の造形美やCGを駆使したアクションは実に凝っていて退屈させず、人類の未来に光明が射す終盤の展開も悪くない。一方、伝染病ワクチンの副作用で人々は繁殖できなくなり実はクローン再生が延々と続いていたという事情はもっと早く明かした方が、観る側は前半イライラしないで済むのにと思った。
拙著 「ひかりの魔女」 が書評専門紙「週間読書人」にて紹介されています。
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2017.7.16(日)
関東で働いている長男が飛行機で帰省。さっそく地元の友人と飲みに行った。私と違って友人が多い。
録画しておいた映画 「ホワイトアウト」 を観る。09年アメリカ、ドミニク・セナ監督。南極で他殺死体が発見され、捜査を進めるうちに、半世紀前に墜落したソ連の軍用貨物機に積まれていた何かをめぐっての事件らしいと判ってきて……。女性捜査官(ケイト・ベッキンセイル)が間抜けなせいで犠牲者が続出している印象で、真犯人の正体も、アメリカ映画によくある、主人公が信頼していた身近な人物という反則技。それだけはやめとけよー、と思いながら観ていたのだが、やっぱりだったと判ってがっくり。
2017.7.17(月)
大学生の次男もバイクで帰省。ラグビーの練習でまた怪我をしたとのことで、左ひざの擦り傷がひどい。 録画しておいた映画 「旅立ちの島唄 十五の春」 を観る。12年、吉田康弘監督。沖縄本島から遠く離れた南大東島で育った、三線が得意な少女。母親も兄も姉も本島に行ってしまい、お人好しの父親と二人暮らしが続いていたが、島には高校がなく、とうとう父親を残して島を出るときがやってくる。作中のエピソードに目新しさはないが、東大東島の風景や人々の暮らし、三線の音色などによって、ラストの切なさが際立っている。 2017.7.18(火)
工学者の武田邦彦教授によると、適正な血圧には個人差があって130という標準値には科学的根拠がなく、そもそも高血圧は血の巡りがいい状態であり、降圧剤などで無理に血圧を下げると血の巡りが悪くなってガンや認知症のリスクが高まるので、高血圧だからといって安易に降圧剤を使うのは危険だとのこと。しかし高血圧学会は降圧剤を売りたいのでこの事実に口を閉ざしており、先進国の中で日本だけがガンによる死亡数が増え続けている(ガンで死亡する日本人の人口比割合はアメリカの1.6倍もある)。そういえば、ガンで亡くなった私の親戚も降圧剤を服用していたのだと思い出した。 2017.7.19(水)
DVDで映画 「アメリカン・スナイパー」 を観る。14年アメリカ、クリント・イーストウッド監督、クリス・カイル原作。イラク戦で160人の敵を始末した腕利きスナイパーの実話を映画化。正義感から入隊し、厳しい訓練を乗り越えてシールズの狙撃手となり、敵を次々と仕留めて伝説の英雄となってゆくが、攻撃してくる相手は子どもや女性も射殺しなければならず、また味方が次々と犠牲になるため、徐々に心を病んでゆく。戦闘場面を克明に描くだけでなく帰国中のエピソードも丁寧に積み重ねており、正義とは何か、という問いかけが重く迫る。 2017.7.20(木)
長男に頼まれてJR駅へ車で迎えに行くが、待てど暮らせど姿を見せず。連絡を取ってみると、居眠りをして降り損ねたとのこと。友人との飲み会続きでお疲れの様子。 2017.7.21(金)
家族で焼き鳥屋に行くが、高校生の三男が腹痛と身体のだるさを訴え始めた。ちょっと心配していたが、トイレに行かせた後、焼き鳥を食べ始めたら尻上がりに調子がよくなった。若いってすごい。 2017.7.22(土)
長男を空港に送る。最近は格安航空会社のお陰で行き来がしやすくなったとつくづく感じる。 この季節、脱水症状によって血栓が形成され脳梗塞や心筋梗塞などが引き起こされる危険性が高いので、こまめな水分補給を。しかし血栓を防ぐには水分だけでなく、血液をさらさらにする食習慣がより重要。納豆、赤ワイン、ココア、タマネギ、ゴマ、リンゴ、魚、ニンニク、ジャガイモなどが抗血栓作用を持つ食品とされている。 |
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2017.7.9(日)
録画しておいた映画 「ディープ・ライジング」 を観る。00年アメリカ、デヴィッド・ワース監督。医療実験による特異体質のホオジロザメたちが人々を襲う。あの駄作「シャーク・アタック」の続編だけあって、主人公たちのお間抜けぶりといい、ちっともハラハラしない展開といい、後半は睡魔との戦い。スタッフさんたちは、四十数年前に作られた名作「ジョーズ」と較べて、恥ずかしくならないのか。 2017.7.10(月)
ヨーロッパ近海では日本原産のマガキが増えて、フランスで食べられているカキの九割が既にマガキだとのこと。ヨーロッパガキは小ぶりで味が濃厚、マガキは肉厚で味は薄め。マガキの方が繁殖力が強く、ヨーロッパガキは絶滅の心配があるらしい。デンマーク人は大繁殖したマガキを食べたがらず、代わりに中国人観光客を大量に誘致して中華料理の食材に活用、マガキを減らすと共にビジネスにつなげている。 2017.7.11(火)
テレビ放映の映画 「僕だけがいない街」 を観る。16年の邦画、平川雄一朗監督、三部けい原作。青年(藤原竜也)が小学生時代に戻り、母親やクラスメイト女子が殺人事件に巻き込まれないよう過去を変えようとするが……。少年時代のエピソードはすごくいいのに、犯罪にまつわる部分は首をかしげることが多くて、バランスが悪いなあと思ったら、原作はコミックだとのこと。小説業界だったら、なぜ犯人が警察の捜査をかいくぐることができたのか、鑑識を欺くレベルのトリックがどんなものだったのかを具体的かつ克明に描かないと、編集者が出版を認めてくれないのに、マンガだったらチェックが甘くて通ってしまうらしい。 2017.7.12(水)
DVDで映画 「ブリッジ・オブ・スパイ」 を観る。15年アメリカ、スティーブン・スピルバーグ監督。五十年代後半、アメリカで逮捕されたソ連スパイの弁護を担当した弁護士(トム・ハンクス)は、全米から敵視されてもプライドに賭けて弁護をし、死刑を免れる判決を獲得。一方、アメリカ軍パイロットが偵察中に撃墜されてソ連に逮捕され、同時期にアメリカ人学生が東ドイツで拘束される。弁護士は政府から、それらの交換を秘密裏に行う役目を託される。実話をもとにしているとのことで、冷戦時代のスパイ交換がどのようなものだったのかが克明に描かれていて、展開もスリリングで、140分という時間も長くは感じない。 2017.7.13(木)
ゲラ原稿に編集者さんや校正者さんからよくチェックが入るのが、台詞での「知ってる」などを「知っている」に直すべきだ、というもの。確かに文法的にはそうなのだろうが、実際に「知ってる」と言わずに「知っている」と言う人がどれだけいるのだろうか。物語のリアリティを取るか、文法的な正しさを取るか、という問題。 2017.7.14(金)
日本の山々はもともと保水能力が高く天然のダムとも称される広葉樹の原生林が多くを占めていたが、林業振興と称して政府が保水能力に乏しい、深く根を張らないスギの人工林だらけにしてしまった結果、木材は海外との競争に勝てなくて全く売れず、毎年スギ花粉のアレルギー患者を出している上に、大雨による水害をよりひどいものにしていると一部の専門家が以前から指摘しているのだが、政府は国策の失敗を絶対に認めずコンクリートのダムを作り、産業界様が広告主であるマスコミもあまりこのことを大々的には報じていない。先日の九州の大水害に、人災の一面はないのか。 2017.7.15(土)
別名義で応募していた児童向きホラーのアンソロジーに入選採用の通知が届いた。印税は微々たるものだが、子どもたちがわくわくしてくれることを想像するのが楽しい。 スーパーラグビーで咬ませ犬扱いをされていたサンウルブズが、優勝三回を誇るニュージーランドのブルーズに48−21で完勝。ついに意地を見せてくれた。 |






