山本甲士 / もの書き生活

日常のどうでもいいことをつづっております。暇つぶしにどうぞ。

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2019.1.13(日)
 久しぶりにとんこつラーメンを食べたら、ちょっと胸焼け。脂肪分の多い料理が本当に身体に合わなくなってしまった。カツ丼なんか食べたら半日胃もたれしそう。

2019.1.14(月)
 録画しておいた映画 「メイズ・ランナー」 を観る。14年アメリカ、ウェス・ボール監督、ジェームズ・ダシュナー原作。記憶を失ったまま巨大な壁に囲まれた草原と森に放り込まれた少年たち。壁はときどき開くがその向こうは動く迷路となっていて、怪物が棲んでいるため外に脱出することができない。しかし一人の若者(ディラン・オブライエン)が仲間と共に脱出を試みることを決意する。「CUBE」「進撃の巨人」「エイリアン」「ハンガーゲーム」などを混ぜたような設定と展開だが、サスペンスと謎解き要素が上手く組み合わされており、おじさんが観ても退屈しない出来映え。
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2019.1.15(火)
 ゲラ原稿をチェックしていたら、捜査官が容疑者の図書館での利用記録を聞き込んで裏を取るというくだりについて、貸出記録の照会は裁判所の令状がないと取れません、という校正さんからの指摘が。ネットで調べてみると、令状が必要な建前だが、実際には捜査関係事項照会書を提示しただけで情報提供してもらっているケースが結構あるらしい。でもこの捜査官にはそういう抜け道みたいな手を使わせたくないので、別の方法で裏を取る形に書き直すことに。

2019.1.16(水)
 長い間左肩の調子が悪くて、胸のトレーニングはディップスばっかりやっていたのだが、ようやくダンベルベンチプレスをやっても痛みなしの状態に。根気よく痛みのない種目だけを続けてきて、よかったよかった。

2018.1.17(木)
 ゲラ原稿を読み直していたら、「総菜」の表記は「惣菜」に直してはどうかというチェックが入っていた。調べてみたところ、どちらでも意味は同じだが、「惣」は常用漢字に入っていないので新聞などでは「総菜」が使われている一方、世間では「惣菜」の方が長く親しまれており、スーパーなどではこちらの表記が多いとのこと。なら小説では「惣菜」の方がいいか。

2019.1.18(金)
 録画しておいた映画 「プレステージ 運命さえトリック」 を観る。06年アメリカ、クリストファー・ノーラン監督、クリストファー・プリースト原作。19世紀のイギリスを舞台にした、二人の天才マジシャン(ヒュー・ジャクマン、クリスチャン・ベイル)の確執と復讐劇。過去と現在を行ったり来たりする構成は観ていてイライラさせられ、瞬間移動のタネが実際にはあり得ないところも残念だが、最後に一応どんでん返しが用意されている。
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2019.1.19(土)
 飼い犬のテリー(雑種の中型犬)が12歳の老犬になり、とうとう階段の上り下りをしなくなった。上がりたそうにしているときは私が抱えて行くことになりそう。

2018.1.6(日)
 ヤングシナリオ大賞受賞作ドラマ 「ココア」 を観る。鈴木すみれ原作、脚本。自殺未遂、いじめ、両親の不倫などの問題を抱える三人の女子高生たちの人間模様。いずれも最後にはささやかな希望の光が見える展開になっている。受賞者の鈴木すみれ氏は女子中学生だとのこと。

2018.1.7(月)
 ゲラ原稿をチェックしていたら「人混み」を「人込み」に直さなくていいかという指摘があった。そういえば「人込み」という表現は使ったことがなかったなあと思い調べてみると、両者の意味は基本的に同じで、「人混み」の方がニュアンスが伝わりやすいということでこちらを使う人が多いらしい。

2018.1.8(火)
 録画しておいた映画 「奇跡」 を観る。11年、是枝裕和監督。両親の離婚によって福岡と鹿児島に離ればなれになった小学生の兄弟(前田航基、前田旺志郎)が、中間地点の熊本で新幹線が行き交う場にいれば奇跡を起こせるという話を知り、そこで会う約束をして実行に移す。映画の宣伝を見たときは、感動を押しつけるタイプの作品に感じて嫌だなあと敬遠していたのだが、観てびっくり。ドキュメント的な手法、脇役の人物に光を当てる丁寧な演出、登場人物に余計なことをしゃべらせないで無言の間で引きつける技術など、上手いこと上手いこと。観終わってから監督さんの名前を知って納得したが、これは万人にお勧めしたい作品。
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2018.1.9(水)
 某短編ミステリーを読んでいたら、崖からの転落死が自殺か事故なのかというくだりがあり、遺書の有無や靴を脱いでそろえていたかなどが決め手になっていたが、実際には崖と転落現場との距離(事故死だと崖のすぐ近くに落ちるが自殺だと岩肌に接触したくないという心理が働くのでもっと前に飛び出す)、身だしなみを整えているかどうか、叫び声の有無、身辺整理をしていたか、生前の態度(自殺を覚悟している場合は周囲に悟られないようかえって明るく振る舞うことが多い)などを総合して判断されるので、偽装はかなり難しい。

2018.1.10(木)
 ゲラ原稿をチェックしていたら「提示」を「呈示」に直した方がいいのではとの指摘。調べてみると「提示」は見せて相手に判らせること、「呈示」は単に見せること。この年になるまで知らなかった。

2018.1.11(金)
 乃南アサ著 「犬棒日記」 を読む。人気作家による、散歩中や列車内、病院の待合室などでの人間観察エッセイ。普通の人が見過ごしてしまうところに注目して人間関係を推理したり妄想を膨らませるのはクリエイターの特権なのだと共感。

2018.1.12(土)
 小説ではしばしば「上がりかまち」という表現が登場するが、世間ではそういう単語を使う人はおらず、視点の主がインテリ系の人物などでない限り「靴脱ぎ場から上がったところ」などの表現を使うようにしているのだが、言葉に詳しい校正者さんはいつも「上がりかまち」と訂正しようとしてくるのでそのたびにこちら側の考えを説明しなければならない。まあ、プロ同士の当然の主張ということなのだが。

2018.12.30(日)
 ボクシングのトリプル世界戦、私的にはWBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪選手がMVP。同級1位で無敗の強敵エフゲニー・チュプラコフ(ロシア)が仕掛ける接近戦に手こずりバッティングでの出血もあったが、離れ際のボディブローなどが効いて7回TKO勝ち。格闘技の試合にはしばしば人生の縮図が描かれると言われることがあるが、まさにそういう試合でありました。ちなみに伊藤選手はミニブタを飼っているとのこと。

2018.12.31(月)
 格闘技イベントRIZINで、堀口恭司選手はメジャー団体ベラトール王者のダリオン・コールドウェル選手の執拗にからみつく組み技に苦戦するも最後はギロチンチョークで一本勝ち。引退を表明した宮田和幸選手は山本アーセン選手を変則的なアームロックで撃退。女子の試合では、海外で活躍したベテランの浜崎朱加選手が若き女王、浅倉カンナ選手を腕十字で勝利。。那須川天心選手とメイウェザー選手のボクシングルールでのエキシビションマッチは、そうなるかあという結果。体重やルールが不平等なマッチングはいかがなものか。
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2018.1.1(火)
 深夜番組で紹介していたので試してみたところ、サバの水煮缶にバジルソースをかけると何とあっという間に地中海料理に。スライスオニオンを載せれば完璧。お試しあれ。

2018.1.2(水)
 録画しておいた映画 「64 ロクヨン」 を観る。16年、瀬々敬久監督、横山秀夫原作。一週間だけ存在した昭和64年に発生した女児誘拐殺人事件が解決しないまま時効が迫った頃になって突然、同じ手口の誘拐事件が発生……。前編後編合わせて四時間近くあるが、隠蔽された警察の失態、被害者遺族の執念の独自捜査、マスコミと県警広報室との衝突、警察庁ラインの警務部と地元の叩き上げ集団である刑事部との対立など、興味をそそる見どころが用意されていて長さを感じさせない。ラストは好みが分かれるところか。
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2018.1.3(木)
 激レアさんの総集編をやってるぞと気づいて内容を思い出しながら見ていたら六時間経ってた。この番組企画を考えた人えらい。個人的には鳥貴族バイオリニストの話ももう一度見たい。

2018.1.4(金)
 前日に奥さんと10キロぐらいのウォーキングをしたせいで夜はぐっすり眠れたものの、朝に起きたら足腰に鈍痛が残っていた。アスファルトじゃなくて土や草の上を歩いたらこういうダメージにはならない気がする。それとも歩き方が悪いのかな。

2018.1.5(土)
 録画しておいたドラマ 「冬芽の人」 を観る。大沢在昌原作。強盗殺人犯を取り逃がした上に事故死させてしまい、先輩刑事も死亡したことが原因で刑事を辞めて会社員となった女性(鈴木京香)が、あの事件に大きな裏があったのではないかと気づく……。真相につながる関係者が次々と殺される手法はミステリーとしては王道だが、新人賞を目指している人は安易に真似しないように。新人賞の応募作には既存のミステリーの殻を破る要素が求められてるため。

2018.12.23(日)
 閉店率が高い飲食店業界だが、最近は間借りという方法で黒字経営を続けているカレー店が結構な割合で存在するとのこと。バーや小型の居酒屋など、夜にだけ営業する店を昼間だけ借りてランチを提供するというシステムなのだが、開店資金がほとんどかからず、家賃も通常の三分の一程度で済み、貸す側も副収入が得られるというウィンウィンの関係のため、貸し手と借り手をつなぐマッチングサイトの利用も盛況で、急拡大している様子。もの書きにとってもお仕事小説の美味しい題材になる気がする。

2018.12.24(月)
 録画しておいた映画 「バンク・ジョブ」 を観る。08年イギリス、ロジャー・ドナルドソン監督。知り合いの女から銀行のセキュリティ情報を知らされた中古車販売店主(ジェイソン・ステイサム)らが地下金庫から金品を強奪することに成功。実は女の背後にはMI5がいて、反体制活動家が隠し持っている王室のスキャンダル写真を入手し廃棄するという目的があった。実行犯グループは裏社会からも狙われて仲間が一人また一人と消されてゆくが、リーダー格の男が反撃に出る……。この後どうなるのかと思わせる予想たっぷりで見応えあり。イギリス政府は否定しているが実話を映画化した作品だとされている。
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2018.12.25(火)
 七月隆文著 「マッチングPJ」 を読む。恋愛に奥手だった青年が仕事のノウハウを生かして恋愛の企画書を作ってプレゼンをし突破口を切り開くという短編小説だが、案外本当に使える手かもしれない。

2018.12.26(水)
 熊本県の黒川温泉は宿泊客が集まらず寂れる一方だったが、祖母から旅館を引き継いだ一人の青年が10年がかりで裏の岩山を削って洞窟温泉を作り、女性旅行客の会話を盗み聞きしてリサーチし松や紅葉などを抜いて敷地を雑木林にしたところ、自然豊かな宿として多くの女性客の人気に。やがて周辺の若い跡継ぎたちに乞われてノウハウを伝え、千円で発行する入湯手形でどの旅館の温泉も使ってよいことにするアイデアも生まれて大評判に。今では九州で一番人気の温泉地となっている。一連の出来事は小説や映画にできる素材。

2018.12.27(木)
 中国では有名歌手のコンサート会場に設置された顔認証システムによって指名手配犯を次々と逮捕しているとのこと。規格外製品をピックアップして自動的に取り除くお菓子工場をちょっと連想してしまった。

2018.12.28(金)
 ゴッドタンのマジ歌選手権、新しいタイプの笑いが編み出されてる。芸人さんたちは真面目にやってるから笑うなという体で実は笑わせているというちょっと込み入った手法なのだが、ゲストたちが口に含んだ牛乳を噴き出すところがさらに笑いを増幅させている。

2018.12.29(土)
 推理作家で弁護士の和久峻三さんが十月に死去されていたとのこと。かつて法学部の学生だった私は和久さんの法廷小説を読みまくって、犯罪ドラマと法律の知識とは車の両輪であるということを知り、興味が高じて刑法を専攻することとなった。影響を受けた法学部の学生さんたちは結構な割合で存在するはず。ご冥福を。


2018.12.16(日)
 録画しておいた映画 「ねえこの凹にハマる音をちょうだい」 を観る。18年、加藤啓監督。小太りで人見知りの激しいフミさん(伊藤修子)は、遺跡発掘の仕事をしながらアパートをシェアして借りて地味に暮らしていたが、同じアパートをシェアする女性の父親で自称ミュージシャンのゲンさん(伊藤ヨタロウ)が気になる存在に。しかしゲンさんから詞の提供を頼まれて断ったところ、創作に行き詰まっていたゲンさんは失踪。フミさんはゲンさんを探すために旅に出る。個性的な登場人物は面白いが、後半に入って突然ミュージカルが始まり、睡魔に襲われてしまった。後半はもっと面白くできるぞ。
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2018.12.17(月)
 ポリグラフ(ウソ発見器)検査は、警視庁の科捜研では年平均350件ほどしか実地されていないが、大阪府警の科捜研ではその3〜6倍ぐらい実施されているとのこと。その理由は、推定質問法(緊張最高点質問法)を導入して成果を出してきたという実績によるとのこと。刑事から「お前がやったんたろう」というストレートな質問をされたら誰でも緊張してクロの検査結果が出やすくなり、冤罪を生み出す温床となってしまう。聞き込みをするときも同じで「現場から立ち去ったのはこの人ですか」と一枚の写真だけを見せると目撃者は、もう容疑者は絞り込まれているのだなと考えて、記憶があいまいでも「この人だと思います」と言ってしまい、冤罪を生むことになる。正しいやり方は、5枚ぐらいの写真を見せて「現場から立ち去った人はこの中にいますか?」と尋ねること。これだと誤った証言を誘導する可能性がほぼなくなる。大阪府警ではポリ検でもこの手法が使われていて、「被害者が着ていた服は赤色でしたか?」「被害者が着ていた服は白色でしたか?」といった形の質問を繰り返すことにより、犯人でなければ知り得ない質問での反応を確かめている。ポリ検は運用によって冤罪を生んだり真相をあばいたりする諸刃の剣だということがよく判る事例だろう。ちなみにアメリカではポリ検が重視されているが日本では軽視される傾向がある。これは、かつてアメリカではポリ検でシロの結果が出た被疑者が実際に無実だったことが後で証明された事件が大きく報道された一方、日本ではポリ検でクロの結果が出た被疑者が後で無実だったと判ったた事件が大きく影響していると言われている。

2018.12.18(火)
 近所のスーパーにサバの水煮缶を買いに行くと、最近品切れになっていたりする。ずっと前からのユーザーである私は実に面白くない状態で、早くブームが去って欲しい。ちなみに私のお気に入りメニューは、サバの水煮缶1/3〜1/2をご飯に載せたお茶漬け。梅干しと、野沢菜昆布(細切り昆布が入ったとろみのある野沢菜)と、刻み海苔をたっぷりかけると、それぞれの組み合わせが絶妙で、日本人でよかったとしみじみ。

2018.12.19(水)
 藤崎翔著 「指名手配作家」 を読む。傷害致死事件を起こして逃亡した売れない作家の男が、たまたま知り合った女性の家に身を潜めながら、その女性の体験をモチーフにした作品を彼女の名前で発表したところ作品は評判に。やがてその女性と結婚、その後もヒット作を出してゆくが……主人公の数奇な半生がメリハリをつけて描かれている。作者は元お笑い芸人だとのこと。

2018.12.20(木)
 両角長彦著 「困った作家たち 編集者桜木由子の事件簿」 を読む。盗作疑惑が持ち上がるなど、やらかしてくれる作家たちを女性編集者の立場から描いた連作。実は私は、困った編集者たちを描く連作もののプロットを密かに温めているのだけれど、怒られそうなのでまだ誰にも相談できていない。

2018.12.21(金)
 下村敦史著 「刑事の資格」 を読む。ブラック企業を標的にした爆弾テロ事件で容疑者が逮捕起訴されるが、一人の刑事が冤罪ではないかと疑念を抱いて独自の捜査を進めたところ、その事件の裁判員候補者二人が別の殺人事件の被害者となっていることに気づく。謎の設定が魅力的で読ませる力があるが、終盤の主人公の行動には首をかしげる読者が多い気がする。被告人がそもそも爆弾を作る知識や技術を持っていたのかという争点に全く触れていないところもツッコまれるんじゃないか。

2018.12.22(土)
 録画しておいたドラマ 「手紙」 を観る。東野圭吾原作。兄が強盗殺人罪で服役した影響で人生を狂わされた弟(佐藤健)。どこに就職しても噂が広まり、恋人ができても相手の親に反対され、転々と仕事を変えるしかない中でもようやく家庭を築くが、妻や娘も辛い目に。やがて彼は家庭を守るため、大きな決意を固める。本作のような体験は希有だが、悪い友達とのつき合いを断ち切ることができず家庭を壊してしまった人、仕事上のつき合いを優先するあまり家庭を失ってしまった人は少なからずいるはず。本作は実はなかなかのメッセージを秘めていると思う。


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