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新刊のお知らせです。
「迷わず働け」(小学館文庫)税込み650円 主人公は、高校を中退して家出をした後、仕事を転々としているチンピラ系の若者です。
賭博で借金があり、ヤクザから追い込みをかけられてます。 夜逃げをつするつもりでいたところ、電車の中で中学時代の同窓生と再会します。 その同窓生が、どうも元気がない。憔悴している。エリートコースを進んでいたはずなのに。 聞いてみると、対人関係に悩んで大手企業を退職しており、再就職を目前にしてノイローゼ状態。 そこで主人公の彼は提案します。俺がお前になりすまして代わりに働いたろか、と。 学歴も教養もないけれど、仕事の種類だけはいろいろやってきて、要領のよさだけは自信があります。 結果、彼は同窓生を口説き落として、まんまと仕事にありつきますが、会社はいきなりの新採切り。 新規採用した社員をいじめたり無視したりして、とっとと退職に追い込む、というやつです。 内定を一方的に取り消すと、訴えられることが多いため、こういうことをやる企業があります。 さあ、彼はどういう手で陰湿な会社に立ち向かうのか? という話です。 何か月か前に「ガタカ」というアメリカ映画を観たときに、こんなメモを取りました。
・ 他人になりすます話。SFやスパイものでない、普通のサラリーマンの設定も? ・ 就職難の一方、会社に馴染めず早期退職する若者も。仕事が欲しい者と辞めたい者が出会う。 「ガタカ」は、生まれたときの遺伝子で将来が決められてしまうという近未来を舞台にした映画でした。 主人公の男性は、劣等タイプと判定されたため、単純作業などの仕事しか許されません。 しかし、子供の頃から宇宙飛行士になりたいという夢があり、猛勉強をして、身体も鍛えます。 そして、優等タイプの別人男性になりすまして宇宙飛行士を目指す、という話です。 でも、そういった特殊な設定でなくても、他人になりすます話はできるんじゃないか。 そう思ったことが出発点でした。でも、サラリーマンだと話がちょっと地味かな。 そういう感覚を持ちながら練ってゆく過程で、ちょっとファンタジーの要素も入れました。 主人公が崇拝する伝説的なミュージシャンの歌詞から、行動の指針を得る場面が何度か出てきます。 詳しくは読んでのお楽しみです。よろしくね。 |
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2011年01月10日
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