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ニンジャスクワット。多分、聞いたことのない名称だと思います。私の命名だから当たり前なんですがね。
ジャンピングスクワットの一種です。スクワットで立ち上がるときに、少しだけジャンプするんです。
着地したときの足幅は肩幅より広め。足の裏全体で着地します。かかとも地面にちゃんとつけます。
忍者は音もなく飛び下りて着地します。このエクササイズの肝は、忍者のように振動や音を出さないこと。
実は、これはものすごく強度の高いエクササイズなんです。
音を殺す、ということは、着地の衝撃を筋肉で受け止めている、ということなのです。
アメリカで、ある実験が行われました。階段を上がるグループと、下りるグループの実験です。 グループAは、四十階以上ある高層ビルの一階から最上階まで上り、エレベーターで下ります。
グループBは、同じビルを、まずエレベーターで最上階まで上がり、そこから一階まで下ります。
さて、どちらが大変か。グループAだと答えたあなた、ある意味正解。でも不正解。
グループAは、最上階まで上った直後、みんなへとへとでした。足がぱんぱんで、悲鳴のような声。
一方、グループBは、一階まで下りたとき、みんな笑顔でした。誰も辛そうではありません。
そりゃそうです。グループBは下りただけですから。グループAとは仕事の度合いが違います。
ところが、翌日になると、正反対の結果が待っているのです。
グループAのほとんどは脚が筋肉痛になりましたが、グループBはもっともっとひどい筋肉痛なのです。 やり終えたときはみんな笑顔だったのに。なぜか。実は、着地という行為に重大な秘密があるのです。
着地するときには、全体重を筋肉がクッションとして受け止めなければなりません。
これが、筋肉にものすごい刺激を与えているのです。ジャンプするより、着地の方が強度が高いのです。
トレーニングの世界では、これをネガティブトレーニングを呼びます。
例えば、ベンチプレス。挙上するときに力を入れて、下ろすときに力を抜く人が多いのですが、
これは間違い。下ろすときにこそ、ウエイトの重さを感じながら、ゆっくりと下げなければいけないのです。
バーベルカールも同じ。下げるときこそゆっくり。重力に抵抗することで、筋肉が強い刺激を受けるのです。
このことを知っているかどうかで、同じトレーニングメニューなのに、天と地ほどの差が出ます。
半年もすると、明かな発達の度合いの違いとなって、目に見えて判るのです。
ニンジャスクワットは、このネガティブトレーニングを重視したエクササイズです。
できるだけ物音を立てずに着地して、深くしゃがむ。そしてまたジャンプ。
ジャンプはちょっとだけで充分。大切なことは、ジャンプする高さではなくて、着地の衝撃を殺すことなのです。
三十回連続でできたらアスリートレベル。二十回で一般人以上レベルです。
騙されたと思ってお試しを。このネガティブ重視の考え方は、あらゆるトレーニングに応用すべき原理です。
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2011年11月30日
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