山本甲士 / もの書き生活

日常のどうでもいいことをつづっております。暇つぶしにどうぞ。

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入院の記 その2

 
 医師から電話で告げられた病名は、黄色ブドウ球菌による敗血症。二週間の入院が必要、とのことでした。
 
 敗血症。何か病名、怖い。血が敗れる病気。
 
 黄色ブドウ球菌というのは、その辺にあるばい菌なのだそうです。
 
 でも、傷口などから侵入すると、血液中で増殖して身体の痛みを引き起こすことがあります。
 
 口から入ると、食中毒を引き起こします。雪印食品の食中毒事件も確かこれでしたね。
 
 血液中に入った場合、特に腰の周辺に集まりやすく、腰痛になる、ということみたいです。
 
 でも怪我や腫れなどの記憶はありません。なので結局、私の場合は、感染原因が判らないままです。
 
 
 
 入院中は、四人の相部屋で二週間を過ごすこととなりました。ひたすら抗生物質の点滴です。
 
 腰が痛くて座って食事が取れない、ということで、パン食にしてもらいました。
 
 おかずは冷や奴とか、そぼろ肉入りカボチャとか、煮魚とか、だいたい和食なので、合いません。
 
 
 
 点滴以外に、痛み止めの坐薬も使いました。ただし、一日三回まで。
 
 血圧が下がり過ぎたり、胃が荒れたりするから、それ以上使わない方がいいってことだったかな。
 
 六時間経つと痛み止めが切れるようで、その後はテレビやラジオで気を紛らしますが、
 
 やがてそれどころではなくなり、横向きに丸くなって、ひたすら耐えることとなります。
 
 うめきながら、何度時計を見たことか。こういうときに限って、時間の進行は遅いものです。
 
 

 そんな中、二日経ち、三日経つと、抗生物質が効果を発揮したようで、腰の痛みが和らいできました。
 
 その代わり、今度は痛み止め薬が切れると、ものすごい頭痛が。何でーっ。
 
 おまけに、右脚のしびれも出るようになりました。一難去ってまた一難。
 
 結局、そんなこんなで、前半の一週間は痛み止めに頼る日々だったのでありました。 

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