山本甲士 / もの書き生活

日常のどうでもいいことをつづっております。暇つぶしにどうぞ。

雑魚釣り

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アブラボテと尺ブナ

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← 水路の隅。
   アブラボテのおうち。
 
 
 
 自宅から2キロほどの場所に、アブラボテが釣れるポイントがあります。
 
 池みたいな感じの水路の隅っこです。久しぶりにボテちゃんの姿を拝もうと、竿を出したのでした。
 
 仕掛けは1.8mの小物竿に、いつものチューブえさ。折りたたみ椅子に座ってのエンコ釣り。
 
 次々とかかる、というわけにはいきませんでしたが、ときどき寄せえさを入れながら釣りました。
 
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← アブラボテ。
   オスは縄張り意識
   が強い。
 
 
 
 写真(↑)は、釣れた10数尾の中でも、映りがよかった個体。
 
 ヤリタナゴやカネヒラがルビーやエメラルドのような色をまとっているのに較べると、
 
 アブラボテには瑪瑙(めのう)や翡翠(ひすい)の渋さがありますな。
 
 その他、カネヒラやヤリタナゴも数尾、ゲストとして顔を見せました。
 
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← これはカネヒラ。
   でいいんですよね、
   サマオレさん。
 
 
 
 しかーし、後半は寄せえさに気づいたフナがかかり始め、ついには31センチの尺物まで。
 
 タナゴ用の仕掛けだと、ハリス切れやハリ外れで逃げられることも多いのですが、そこは腕次第。
 
 押さば引く、引かば押す、の高度な技で釣り上げるのが雑魚釣り師の本分でありまする。
 
 ていうか、網を持ってたので何とか取り込めただけなんですけどね。
 
 ラインも、こういうときのことを考えて、1.5号にしてあるんで。
 
  タナゴ用の仕掛けで釣ったフナとしては記録更新。
 
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← タナゴ用仕掛けで
   釣った31cmマブナ。
 
 
 
 アブラボテはタナゴの中でも突出して縄張り意識が強い種類で、オスは他の魚を追い払う習性があります。
 
 以前、金魚、ヤリタナゴ、カネヒラなどと一緒に水槽で飼ってたことがあるのですが、確かにそうでした。
 
 自分より大きな魚でも、テリトリーに入ると追いかけ回すんです。
 
 狭い水槽の中なので、やってもやってもきりがない状態。
 
 そういう生き方、疲れるだろうに、と思っていると、ある日突然お亡くなりに。過労死だったようで。
 
 以後、アブラボテはいくらきれいなのが釣れても飼うのはやめてます。
 
 どうしても飼うなら、1尾だけにした方がよさそう。それとも、他に何かいい方法があるのかな。

小ブナ狙ったら尺ブナ

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 近所の小学校横の浅い水路をふと見ると、たくさんの小ブナの群れが。
 
 それを見て急に小物釣りがしたくなった私めは、竿を携えて再びやって来たのでありました。
 
 ところが、人影に気づいた群れは、ささーっと二手に分かれて遠くへ。
 
 そっと覗き込んだつもりだったのに。しかーし、左側に逃げたグループはトンネルの中。
 
 これなら攻略できそう。数釣りは無理だけど、何尾か釣ってからでないと帰れない。
 
 というわけで、2.7mの竿にチューブえさの仕掛けを、トンネル内に投入。
 
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 ところが、小ブナたちは予想以上に警戒していいるようで、ぜーんぜん食って来ません。
 
 かかるのはヌマムツやオイカワばかり。
 
 駄目か。きっと小学生が何度かここで釣って、もうスレてんだな。
 
 スレるというのは、釣り人によって荒らされて、魚の警戒心が高くなっている状態のことです。
 
 釣れないのはガキどものせいだ、などと自分を納得させて、帰ろうかと思ったときでございます。
 
 ウキがすーっと沈んで、あわせると、想定外の重い引き。一瞬、カメかと思いました。
 
 姿を見せたのはコイかと見紛うフナ。取り込む場所がなーい。しかも小物用の仕掛け。網もなし。やば。
 
 少しだけ迷って、何とかなると信じて、ラインをつかんでぶっこ抜き。幸運にも取り込み成功。
 
 32センチの尺ブナでありました。こんなところにこんなのがいる。ちょっと感動。
 
 その代わり、尺ブナが暴れたせいで、目当ての小ブナの数釣りはできずじまい。
 
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← 小ブナの代わりに来た   ヌマムツ。
 
 
 
 
 
 ちなみに尺ブナとは、30センチ以上のマブナのことです。特別にそういう呼称が授けられておりまする。
 
 ヘラブナと違って、30センチ以上になるのは珍しいからであります。
 
 とはいえ、私が住んでいる地域では、割とちょくちょく釣れてるんですけど。
 
 マブナというのは、ギンブナとキンブナのことです。図鑑に載っているのは、こっちの名称ですね。
 
 ついでに言うと、マブナはほぼ100%メスです。オスはめったにいません。
 
 卵が他の魚の精子に反応して、産んだメスと全く同じ遺伝子の小ブナたちが生まれるんです。
 
 つまりクローンですね。不思議な魚です。
 
 あー。もしかしてあの尺ブナ、あの小ブナたちの母親だったの? 母の日の直前なのにゴメンナサイ。

コイ狙ったらウナギ

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 近所の水路でヘラブナ狙い。少々風が強くてウキが動き、あたりが取りづらい。
 
 何とか35センチ以下を数尾上げたけど、風がやまないし、他の用事もあるし、もう帰ろかなー。
 
 と思ったそのとき、コイ狙いで出しておいた仕掛けに反応が。
 
 ウキが、すすすーっと、上下しながら斜めに沈んでいったのでありました。
 
 
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 あわせを入れてみると、これが妙な感触。粘着質な、くねくねした抵抗感が手に伝わってきます。
 
 上げてみると、何と50センチのウナギ。しかも肉付きのいいこと。
 
 そういえば、だんごえさをオキアミだんごに変えていたのでありました。
 
 その匂いに引かれてやって来たのてありませう。
 
 ウナギ = 高級魚。しかも天然物。食べたい。さばくのって面倒そうだけど。
 
 でも、他の用事があって、この後、出かけなければならない。
 
 というわけで、少しほっとしつつ、リリースしたのでありました。
 
 
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 ウナギは案外その辺の川や水路にいる、ということは知識としては知ってましたが、
 
 実際に釣ると感慨深いものがありますな。
 
 くねくねして、ねばねば物質を出されて閉口したけどね。
 
 細い竿を使うと、くねくねした引きも楽しめるような気がします。

ライギョ 不器用な奴

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← えらに指を突っ込んで
   持ちます。
 
 
 飼い犬のテリーを連れて近所の川沿いを歩いていると、何度もライギョが跳ねているのを目撃。

 よーし、待ってろよ。散歩を早々に切り上げて、ライギョ釣りに出向いたのでありました。

 私は普段、ライギョ釣りでもリールを使わず、ワーム(ソフトルアー)仕掛けの清流竿で釣ります。

 その方が、力と力の勝負ができて面白いからです。あくまで私の好みですけどね。

 でも、その川(流れはほとんど止まってます)はちょっと幅が広いので、バスロッドを使いました。

 いつもはコイ釣りやウナギ釣りで竿を出している人が多い場所ですが、この日は誰もおらず。

 貸し切り状態の中、ルアーをキャスト。おお、活性高いぞ。小一時間のうちにあたりが4回。

 うち二回、釣り上げることができました。一尾目は54センチ。二尾目は67センチ。

 二尾目はルアーを完全に飲み込まれてしまい、フック(ハリ)を外すのに少々手間取りました。

 ちなみに、ライギョは歯が鋭いので、フック外しにプライヤーが必需品となります。

 私の場合はさらに外しやすいよう、返しのないスレバリを使っています。
 
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← 別名スネークヘッド。
   確かにヘビっぽい。
 
 
 ライギョは八十年以上前に、食用として日本に移入された外来種です。大陸から朝鮮半島経由で。

 食べたら美味しいらしく、中国などでは地方によっては今でも高級食材だとか。

 漢字で雷魚。図鑑には普通、カムルチーという名称で載ってます。

 英語では、スネークヘッド。確かに、頭の部分はニシキヘビの頭みたいです。

 タイワンドジョウという近種がいますが、日本にいるのはほとんどがカムルチーです。

 ライギョはかつて、在来種を食い荒らすとして害魚扱いされましたが、今は全国的に数が減っています。

 水辺がコンクリート化されたり、幼魚がオオクチバスやブルーギルに食べられたりするせいです。
 
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← 今回使ったルアー。
   自作のおもり付フック
   であります。
 
 
 ライギョは警戒心が強く、人間の姿を見るとささーっと逃げます。でも水が濁っていれば案外釣れます。

 体型を見て判ると思いますが、進化から取り残された古代魚の仲間です。

 普通の魚みたいにすばやく方向転換できないんです。だから、獰猛な割に、えさを獲るのが下手です。 

 また、ライギョは肺呼吸をするので、ときどき水面に顔を出します。ばふっ、という音がします。

 そのせいで、しばしば居場所を釣り人に知られてしまいます。不器用な奴であります。

竿先をちょい加工

 
 昨日の日曜日は、昼間に二時間ほど雑魚釣りをするつもりでいたのですが、あいにくの空模様。

 代わりに、ぶらりと釣具店へ。そこで「二割引」に吸い寄せられて小物竿を衝動買い。

 今まで持っていなかった七尺(2.1m)の竿であります。

 六尺と八尺は持ってるけど、釣り場によっては「帯に短したすきに長し」だったりしていたので、

 二割引の札は「買いなさい」という天の声に思えたのでありました。帰宅して、竿先をちょい加工。
 
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 普通、清流竿などの先は、結び目のある丈夫な細いひもがついています。

 そこに、大小二つのチチワ結びを作った釣り糸を取り付けるわけです。

 チチワ結びでも簡単に着脱はできるのですが、私は小さいチチワ結びを作るのが苦手です。

 大小の輪のバランスが悪かったり、よれよれになっちゃったりして、気に入らなくてやり直してばっか。

 で、いつしか、竿先に小さなスイベル(ヨリモドシ)を取り付けておくようになりました。

 ヒモを折り返して瞬間接着剤で固定し、そこに裁縫糸を巻きつけ、さらに瞬間接着剤で補強。

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 一方の釣り糸の方には、クリンチノット(釣り糸の代表的な結び方です)でスナップをつけておきます。

 これで着脱は簡単。私の場合、小物釣りでは、えさ釣り仕掛けと毛バリ仕掛けをよく交換しますのでね。

 仕掛けの方も、ぺたんこにしたトイレットペーパーの芯に巻き付けたものを使って、コンパクトに。

 雑魚釣りに出るときは、さまざまなタイプの仕掛けを、小型ショルダーバッグに忍ばせています。
 
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 竿先の加工が終わると、ますます使ってみたくなったのですが、雨はやむ気配なし。

 仕方なく、ホットウイスキーを飲みながら、机に敷いてある淡水魚の写真を眺め、

 この新入り竿で魚を釣ったときの感触を想像して、次回の釣行に思いをはせるのでありました。
 

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