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近所の池っぽい流れのない水路で小物釣り。で、ついでにコイ狙いのだんごえさ仕掛けも投入。
小ブナを10数匹釣ったあたりで、コイ用の仕掛けにも動きが。おっ、ウキが動いてる。 よっ、とあわせたら、釣れました。でもそれほどの大きさじゃない。計ったら35㎝。 あんまり引きを楽しんでたら、他の魚が散るかもしれないので、速攻で釣り上げました。 大きさはコイとしてはもの足りないなー、と思いつつ「もっとでかくなってコイよ」などと、 おやじギャグを口にしながらリリースしたのでありました。 あれれ、ひげがないような気が。
さて、帰宅して写真を何気なく見ていたら……あれ、何か変だ。
コイにはひげがある。当たり前。なのにこのお方にはひげがない。 でも、あの大きさ、あの太さ、あの体型は、コイだったはず。 でも、ああいう顔つきの、ごつくて、くちびるが分厚いマブナも、ときどきいるような……。 やっぱり、ない!
もしかして……あなたは、マブナ様だったんですか?
うそ。マブナで35センチって、あるんすか。ヘラだったらもちろん珍しくないけど。 尺ブナ(30センチ前後のマブナ)と呼ばれるものなら、これまでに何回か釣ったけど。 ひげがよく見えてないだけで、やっぱりコイなんですか? いや、どう見ても、ない! どう見ても、ないっ!
そういえば、あたりもコイっぽくなかったなー。
コイなら、すーっとウキが沈んで、竿がしなるけど、ウキがぴょこぴょこしてたからなー。 もしかして、ひげをそったコイ? 就職活動とかで、そったの? マブナ様だったら、すごいのを釣ったってことになるんですけど。 あっさりぶっこ抜いちゃったし。コイ用の太竿だったし。
もっと繊細な竿で出会いたかった……。 |
雑魚釣り
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自転車に乗って10分ほどのところに、見た目はちょっと小汚い水路があります。 濁っているから汚く見えるんですが、実は水質はいいんです。タナゴが釣れますからね。 タナゴは基本的に、きれいな水にしかいません。 なぜかというと、タナゴは二枚貝に卵を産みつけて繁殖します。 二枚貝は、タニシなどと違って、きれいな水でないと生きられないんです。 なので、タナゴがいるところは水がきれい、ということになるわけです。 逆に、水が澄んでいても、農薬などが混入していて実は汚い、ということもありえます。 この日、私はヤリタナゴやカネヒラを狙って小物竿を出しました。 最初は、カワムツやヌマムツばっかりかかることが多いんです、ここは。 で、そいつらがスレてくると、今度はタナゴが釣れ始めるんです。 この日もそうなるだろうと思っていたら……。 いきなり強烈な引き。小物竿がひん曲がって、きりきりと音を立てました。 姿を見せたのは、いい体格のマブナ。上の写真です。 何しろタナゴ狙いの小物竿に小さなハリですからね。ラインは根がかりに備えて1.5号にしてましたけど、 無理して引き上げようとしたら、ハリが折れるか、口切れで外れるかして逃がしてしまいます。 慎重に寄せて、ラインをつかんで、そっと引き上げ、すぐに左手でキャッチ。ふう。 繊細なタックルを使うと、独特のスリルが味わえますな。計ってみたら、29センチ。おおっ。 ちなみに、ヘラブナはもっと大型のがいますが、マブナは最大級が30センチ程度です。 やたらと元気で、暴れて一度、手から滑り落ちて地べたではね回りました。
身体に泥がついてるのは、そのせいです。ごめんね。 謝る代わりに私は「君に、水路の王の称号を送ろう」と声をかけてリリースしたのでした。 するとマブナは、またもや暴れて水面を叩き、顔に水しぶきがかかりました。うわっ。 水路の王の称号、やっぱり取り消し。くそブナめっ、覚えてろっ。 |
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タナゴのことをよく知らない人は、フナの稚魚だと思い込んでいることもあるようです。
全く別の種類の魚です。日本には十五種類ほどのタナゴがいます。 中には、ミヤコタナゴのように、絶滅危惧種の天然記念物もいます。 いる、というより、いなくなりつつあるわけですが。 タナゴ釣りは、日本独自のゲームフィッシングです。 江戸時代に、カネと時間がある旦那衆の遊びとして流行ったのが始まりだそうです。 普通、釣りというと、大きさや数を競い合うものですが、タナゴ釣りはちょっと違っていて、 いかにきれいなタナゴを釣るか、ということが最大の関心事となります。 ペットショップなどにいくと、タナゴも結構な値段で売られてるみたいです。 水さえきれいにしておけば、常温で、空気ポンプなしでも飼える、割と丈夫な魚です。 さて、私が住んでいる地域では、ヤリタナゴ、アブラボテ、カネヒラ、バラタナゴなどが釣れます。 特によく釣れるのがヤリタナゴです。色合いは地方によって、また個体によって違いがあるそうです。 写真は、数日前に近所の小さな水路で釣ったヤリタナゴです。 オスはメスよりもおしゃれで色が鮮やかです。あんまり鮮やかなので、最初はカネヒラかと思いました。 でも、ヒレが赤いし、小さなひげがありましたのでね。体型もヤリタナゴのものですし。 これほど鮮やかな個体は、二十匹釣って一匹いるかどうか、というところです。 手もとにある淡水魚図鑑に載ってた写真より、きれいです。勝ったー。 団地の横を流れる小汚い水路にこんなのがいる、という意外性がすごいでしょ。 でも、産卵期になると、派手な色の
個体が増えてきます。
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チューブフィッシングは、コンパクトにまとまる振り出し式の竿、ハリやウキがついた釣り糸仕掛け、
そしてマルキューのチューブえさがあれば、さまざまな魚を釣ることができます。 でも、場所によってはなかなか釣れない、ということもあります。 水温、水質、濁り具合など、さまざまな要素がからんでくることなので、仕方ありません。 魚の気配はあるのに、警戒して寄って来ないとか、食い気があまりない、ということもあります。 でも、そんなときでも釣果を上げてくれる必殺兵器が、マルキューの寄せえさです。 レンガ色の粘土状になっていて、ぬかに酢を混ぜたような匂いがします。 これをちぎって、水の中に放り込むだけで、あら不思議、魚が寄って来きます。 魚の嗅覚は人間とは較べものにならないほどすごいそうです。 サメだって、血が一滴落ちただけで、1キロ先から嗅ぎつけてやって来る、といいますからね。 この寄せえさを少しずつちぎって投げ入れていれば、釣果アップは間違いないわけです。 流れがあるところでは固まりのまま、流れが止まっているところではほぐして使うのが基本です。 ← チューブえさで釣れたマブナ(ギンブナ)。
割とあたりははっきりしてます。
この個体は、ちょっと金色が入ってます。
← 同じ場所で釣れた同サイズのヘラブナ。
マブナより体高があります。
あたりは微妙。
なかなかきれいな銀白色でした。
私の場合、ヘラブナ釣りのときには必ずといっていいほど使います。
ヘラブナ釣りは、二本バリ(長さが違う二つのハリを使う仕掛けです)にマッシュポテトなどの 練りえさをつけるのが基本ですが、寄せえさとチューブえさの組み合わせでもよく釣れるんですよ。 ただし、チューブえさにも欠点はあります。 接着剤みたいな感じのゲル状なので、小さなハリにしかつけられないんです。 大きなハリに無理してつけると、すぐに落ちてしまいます。 だから、小さなハリにコイがかかると、折られたり、ひん曲げられたりして逃げられてしまいます。 もう少し固い、おおきなハリにもつけられる、ゼリー状のチューブえさ、作れないものでしょうかね。 |
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チューブフィッシングは、手が汚れず、軽量なので移動に大変便利です。
極端な話、釣り竿を片手に持って、チューブえさをポケットに入れるだけでも釣りができるんです。 竿は振り出し式の清流竿なので、移動するときは40センチほどのコンパクトな長さになります。 ライン(釣り糸)、ハリ、ウキなどの仕掛けは、何かに巻きつければ、ポケットに入ります。 ちなみに私は、トイレットペーパーの芯をぺしゃんこにして、仕掛けを巻きつけて収納しています。 しかも、よく釣れるんです、チューブえさ。 水に溶けやすいため、えさもちはあまりよくないのですが、またつければいいことですからね。 それに、水に溶けることで、寄せえさ効果も出て、魚が集まって来るんです。 実は、拙著「あたり 魚信」(文藝春秋)と「ばす」(双葉社)にも、チューブフィッシングが登場します。
製造元のマルキューさんに拙著をお送りしたところ、社長さんから直々に丁寧なご礼状をいただきました。 感激。以来、チューブフィッシングの伝道師になろうと心に決めております。 |


