山本甲士 / もの書き生活

日常のどうでもいいことをつづっております。暇つぶしにどうぞ。

雑魚釣り

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 最近、寒くなって参りました。そういうときは、じっと座って釣りをするよりも、動き回るべし。
 
 寒くなると私がよくやるのが、フィッシングウォーキングというやつであります。
 
 鈴木Q太郎は関係ありません。フィッシングウォーキングです。
 
 
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 ウォーキングをして景色や冷たい空気を楽しみつつ、あちこち回って雑魚釣りをするわけです。
 
 最低限の道具を入れた小さなショルダーバッグをたすきがけにして、小物竿を持って歩きます。
 
 軽装にスニーカー。私の場合は、二時間ぐらいかけることが多いかな。
 
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 で、ポイントでちょっと釣ったらまた移動。いいのが釣れたらデジカメ撮影。
 
 この日は、カマを持ったおばあさんに出会いました。片手にカマを持って、こっちに来るー。
 
 山姥(やまんば)かー、と思って、びびってたら、食べられる野草を摘んでいるとのこと。
 
 秋は食べられる野草が少ないのですが、それでも知識と経験があれば手に入るようであります。
 
 
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 この日、昼間は意外と気温が上がってきたせいか、毛バリでヌマムツが釣れました。
 
 普通、十月までなんですけどね、毛バリで釣れるのは。夏はバカバカ釣れるけど。
 
 チューブえさを使えば、年中釣れます。ただし、あまりに寒い日は全く食ってこないことも。
 
 
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 そういえば先日、釣ったヌマムツをクーラーボックスに入れているおじさんに会いました。
 
 聞いてみると、食べるために持ち帰るとのこと。
 
 オイカワに較べると小骨が多いんじゃないですか、と質問したら、
 
 揚げるか南蛮漬けにしたら問題ない、旨いよ、とのこと。
 
 へえ、そうなのか。雑魚の代表選手、ヌマムツさんのポテンシャルを再認識。
 
 食糧難になっても、雑魚釣り師は生きて行けそうな気がするー。 
 
 平野部の雑魚釣りターゲットで、一番簡単に連れる魚は?
 
 答えはブルーギル。悪名高い外来魚だけど、食べたらものすごく美味しい白身のお魚です。
 
 拙著「ひなた弁当」でも触れましたが、アメリカではフライでよく食べられています。
 
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← ギルがたむろしてる、
   上下二つの野池をつ    なぐ水路。
 
 
 
 雑食性で、食欲と好奇心の塊のようなお魚。バス釣りのルアーにもよくかかるし、
 
 コイやウナギ狙いの生きえさだけじゃなく、ヘラブナ釣りの練りえさにも。もちろん毛バリでもよく釣れます。
 
 ときには、えさをつけていないただのハリでも、ちょんちょんと動かすだけで食ってくる。
 
 しかも、釣り人の姿が見えているのに食ってくる。他の魚は、釣り人が見えていると絶対に食いません。
 
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← 小ギル。小物竿を使う    とこれでもいい引き。
 
 
 
 
 釣り人の心理というのは意外とデリケートで、簡単に釣れすぎるからブルーギルは人気がない。
 
 でも、他の釣りが全然駄目だったときに、気晴らしに釣ってストレス解消できたりします。
 
 ときに25cmぐらいの大型がかかるとすごい引き。コイ並の力強さです。
 
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← もうちょい大きい個体。
   ときどき、ものすごく
   毒々しい色合いのも
   います。
 
 
 この日は寒かったせいで、ギル用ポッパーでは釣れなかったけれど、チューブえさで次々と釣れました。
 
 ヘラブナがあまり釣れなかったので、帰る前にギルと遊んで帰ったのでありました。
 
 小型ばかりだったけど、小物竿を使うといい感触が手に伝わります。遊んでくれてありがとー。 
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 長い残暑がようやく終わったと思ったら、ライギョ釣りのシーズンが残り少なくなってました。
 
 焦るー。というわけで、自転車にまたがり、近所のライギョポイント巡りをしたのでありました。
 
 持ち物は、バスロッド一本にルアー数個、プライヤーとデジカメ。網はいらんもんね。
 
 ライギョは歯が鋭いので気をつけなければいけないけれど、えらをつかめば大丈夫。
 
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 意気揚々と出かけたものの、この日はポイントを回ってもなかなか出会えず。
 
 最後に出向いた流れのない水路でようやく、小型のライギョがルアーを追う姿を発見。
 
 水路の深さはせいぜい50cm、濁りまあまあ。水草ほとんどなし。
 
 最初は、ワームを泳がせたけれど、あまり反応がよくないようなので、シャロークランクに変更。
 
 お尻振り振りで浅く潜るタイプのルアーです。飛距離も割と出て、広範囲を探れます。
 
 最初のうちは早めに巻いてたけど、反応なし。
 
 次は、弱ってる魚に見せかけて、わざとよたよたと泳がせてみると、来ましたっ。
 
 サイズはたいしたことなかったけど、ハードルアーを丸飲みしそうな食い方。ひょー。
 
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 このシャロークランクは、数年前にある野池で拾ったもの。
 
 傷だらけで塗装もはげてたのを、ペイントマーカーなどで色をつけ、目玉もつけました。
 
 きれいにしてやると、古いルアーもちゃんと働いてくれるのでありまする。
 
 最近はライギョ釣り専用で、あちこち歯型がついてるけど、まだまだ現役。
 
 歯型の数だけ強くなれるよ〜♪ 

ノーリールリグ 後編

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 昨日に続いて、清流竿でバスを釣るための、ノーリールリグの紹介です。
 
 基本的な釣り方は、竿の弾力を利用して、まずは正面にワームを投げ込みます。
 
 そして、竿先を水面近くまで近づけて、ワームが着底するまで待ちます。
 
 着底すると、ラインがたるむので判ります。
 
 活性が高いときだと、このフォーリング中に食ってくることがままあります。
 
 あたりは、手には伝わってきません。清流竿は先が柔らかいのでね。
 
 その代わり、竿先が明確にしなります。ぎゅんぎゅん来るので、簡単に判るんです。
 
 その前に、ラインの動きであたりが取れることもよくあります。
 
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 仕掛けが着底したら、右か左にゆっくりと竿先を動かしていきます。
 
 おもりが底をひきずるぐらい、ゆっくりが基本です。活性が高いときは、もっと早くてもいいんですけどね。
 
 物音を聞きつけて、バスがやって来ます。ダウンシヨットリグと同じ理屈です。
 
 途中で一度ストップさせたりするのも、いい誘いになります。
 
 ストップ直後にあたりが出ること、結構多いんです。
 
 あたりが取れたら、竿をひょいと上げます。がつんとやる必要は全くありません。
 
 ひょいと垂直に竿を立てるのみ。斜めや横に竿を振ると、ばれやすいので注意。
 
 あたりがなければ、少し横に移動して、また仕掛けを投入。その繰り返しの中で釣っていきます。
 
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 バスロッドの場合、あたりがあると、意識の半分はリールを巻くことに持っていかれてしまいます。
 
 でも、清流竿だと、存分に魚の引きを楽しむことができます。
 
 リールという精密機械に頼らず、力と力の直接対決。手に伝わるこの感触、いいんです、これが。
 
 バスロッドを使ったいろんなテクニックも悪くないけれど、そっちに走ると、大切なものを見失いがち。
 
 やっぱり釣りは、手応えこそが命。清流竿の弾力は、それをかなえてくれるのであります。
 
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 ノーリールリグのデメリットは、バスロッドのように仕掛けを遠くに飛ばせないところです。
 
 でも、例えば5.4mの竿を使うと、ラインの長さと合わせて、10m以上飛ばせます。
 
 そしてそれを横にゆっくり移動させるわけですから、案外広範囲を探れるんです。
 
 そもそも、遠くに飛ばせるということはたいしたメリットじゃないんです。
 
 遠くに飛ばしても、食ってこなきゃ仕方ないんだから。ノーリールリグは食わせます。
 
 普通のルアーを見慣れて、そっぽを向くバスも、この仕掛けはつい食っちゃう。
 
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 その他、ノーリールリグは、8の字を描くようにワームを泳がせたり、完全に静止したりも簡単。
 
 バスロッドだと、こうはいきません。どうしても直線的な動きになってしまいますし、静止も困難。
 
 この、バスロッドでは演出できない自然な動きが、食わせるのです。
 
 また、根がかりしても、浅くかかるだけなので外しやすいというメリットもあります。
 
 竿をちょいちょいと動かせば、たいがい外れてくれます。だから、ラインも二号か三号で充分。
 
 ついでに言うと、ワームじゃなくても、コンニャクでもイリコでもシメジでも割と釣れました。
 
 お試しあれ。コンニャクとかのことじゃなくて、ノーリールリグの釣りをね。  

ノーリールリグ 前編

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← とある野池。
   濁りまあまあ。
  
 
 
 今年の残暑はしつこかった。最近になってようやく雑魚釣りに出かける気になってまいりました。
 
 寒いのは個人的に平気なんですが、暑いのはどうも。トレーニングで汗だくになるのはいいけど、遊びはねー。
 
 で、この日はそれほど暑くなかったので、車でとある野池に出かけたのでありました。
 
 目的は、拙著「バスのから騒ぎ」の中でも描いた、清流竿でバス釣りができることを実証すること。
 
 「あれはうそだ」「清流竿でバスは釣れない」という声がちょいちょいあるようですが、断じて作り話ではなーい。
 
 私が開発したノーリールリグを使えば、バスロッドを使ったときよりもむしろよく釣れるのでありまする。
 
 ここ五年ほどの試行錯誤の結果、少なくとも野池や水路では、バスロッドの二倍ぐらい釣れるのです。
 
 いやほんと。ただし、数だけならね。大物狙いなら、またちょっと事情が違ってくるかも。。
 
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← ノーリールリグの。
   ちっちゃいワームに
   メバル用フック。
   おもりは30cm先。
 
 
 
 さてノーリールリグとは何か。その名のとおり、リールを使わないで釣るためのリグです。
 
 バスの口は堅い。だから、がつんとあわせなければフッキングしない。バスロッドならそれができる。
 
 一方、清流竿でバスを釣るのは無理。清流竿は柔らかくて、くにゃっと曲がるから。がつんとできない。
 
 確かに。でも、がつんとやらなくてもフッキングさせる方法はあるのです。それができればノープロブレム。
 
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← じゃーん、41cm。
   良型も釣れるぞー。
 
 
 
 
 ポイントは二つ。一つ目は、細くて鋭いフックなら、がつんとやらなくてもフッキングできるということ。
 
 音感でいうと、かつん、という感じですか。バス用のフックではなく、メバル用のフックを使うんです。
 
 これだと、がつんとやらなくても、ちゃーんとフッキングできるのでありまする。
 
 もう一つのポイントは、バスが一口で食ってしまえるぐらいの小さな仕掛けであること。
 
 ぱくりと食わせてしまえば、がつんとやらなくても、勝手にフッキングされるからです。
 
 これらの条件を満たすのが、ノーリールリグ。小さなワームをちょんがけして、少し先におもりがあるだけ。
 
 この単純な仕掛けを沈めて、ゆっくり動かすと、あら不思議。次々とバスがかかってくれます。
 
 おもりが底を這うときの物音に興味を持って近づいて来たバスが、あまりためらわずに食いつくのです。
 
 なぜか。見慣れたルアーとは大きさも動きも違うから。つまり、これは罠だと思わないんですな。
 
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← こちらはコバッチ。
  全然釣れないよりは
  いいもんね。 
 
 
 
 以前、バスロッドを使っていたときは、半日がかりで五尾釣れたらまあまあ、という感じでした。
 
 スピナーベイトやラバージグを使っていてもね。ま、私の腕前の問題もあったのでしょうが。
 
 が、ノーリールリグの清流竿だと、十尾以上釣れて当たり前。仕掛けも簡単、コストもかからず。
 
 ちなみに、清流竿は、水の透明度や深さなどに合わせて、3.6m〜5.4mを使い分けます。
 
 どーですか、お客さん。興味湧いてきたでしょ。明日は後編、ノーリールリグの必殺テクニックをご紹介。 

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