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以前,石倉山から大萱山を歩いた時から,
黒坂石からの縦走を考えていたのだが・・・。
いかんせん,結構な距離を歩くことに加えて,
林道やら,車道歩きの方が長くて,
此れまで延ばしのばしになっていたのが,今回の
栃百の地蔵岳。
栃百の地蔵岳については,
粕尾峠から簡単に登れる地味山とはいえ,
足尾からは,それと分かるランドマーク的存在で,
栃百に選ばれているのも納得なのだが,
如何せん,この山を安蘇山塊の最高峰とするのは,どうも反対で
加蘇や前日光の山と考えているσ(- - )は,
どうでもいいという思いがあった。
それゆえ,随分前から計画したモノの,色々な理由に託けて,
此れまで実行に移さずに来たが,先年,林道作原沢入線が,
宝生山西の峠を越えて,黒坂石まで抜けた事に加えて
σ(^^)もチャリを購入したことで,
実行に移さない理由が無くなってしまった。
そういえば,以前,Yoshiさんから,
アカヤシオの頃も楽しめると教えていただいたことだし,
やるなら,日の長い今が一番良いだろう
そんなワケで,4月29日(月)は黒坂石へ
朝3時過ぎに起きることにして,
満を持して,平成最後の山歩きに
出かけることにしたのでした。
今回は,宝生山の西側の峠にチャリをデポする予定だからと,
R201を北上し,蓬山ログビレッジの前を通って,
林道作原沢入線に向かったら・・・。
まだ,蓬莱山トンネルの手前だというのに,
バリケードが道を塞いでいて,
「この先,土砂流出のため通り抜け出来ません。」の看板。
え〜ウソでしょう〜・・・。
この前21日にみー猫さんが,
西沢駐車場から周回していたから,
まったく気にも留めなかったのに,
まさか,こんな手前から通行止めとは。
一体,何時,土砂が流出するほどの雨が降ったんだ?
一応,黒坂石まで抜けられないことも想定して,
西沢か白ハゲから,熊鷹や十二山辺りを
ウロつくことも考えてはいたが,
いくら何でも手前過ぎる。
正直,面喰ってしまったが,
悩んだところで道が通れるワケでもないので,
仕方なく車をUターンさせて,
別案の野峰にでも行ってみるかと南下する。
ただ,野峰に向かおうとはしたモノの
手持ちの地形図は,地蔵岳周辺のモノしかなくて,
結局,未踏区間が残ることになるが,
今回は,たそがれオヤジさんの過去記事を真似て,
木浦沢線の登山口から地蔵岳を往復することにして,
時間があれば,氷室山神社にご挨拶して行こう
と気持ちを切り替えることにした。
そんなこんなで迷ったことで,作原側から秋山側に移動するのに
林道牛の沢出原線を通過してしまったのはご愛嬌だったが,
古越路トンネルを抜けてR200を北上し,
木浦沢線の登山口に着いたのは,7時20分過ぎだった。
で,随分と前振りが長くなったが,
準備を整えて7時40分前に出発。
擁壁の脇にある登山口から登山道に入って,平坦な道を氷室山方面へ。
すると,幸先よくアカヤシオ。
情報から,見頃は1200m辺りかと思っていたが,
落花していても,950mで見られるとは思わなかった。
登山道は,トラバースしながら氷室山へと向かうが,
先に地蔵岳に向かうことにして,右の尾根上を北へ進む。
尾根に上がると,周辺にはアカヤシオ。
若干,草臥れてはいるが,ほぼ満開で,帰りに撮ることにする。
1027m標高点を通り過ぎて,送電線鉄塔へ。(8時9分)
この鉄塔,この後出て来る黄色標柱に,
「297 298 南いわき幹線」とあったが,
どちらの番号かは,分からない。
鉄塔の処で,少しばかり休憩して,
巡視路の階段を利用して,鞍部へと降り立つ。
すると伐採地の作業道が右に続いていて,
作業道を追って行くと,東側の展望が開けた。
さすがに石裂山は分かるが,加蘇は,しばらく歩いていないから,
安蘇のお山のようには分からない。
途中,作業道が上下に二分したが,上の道を選んで
尾根を回り込むと,件の林道が現れた。
で,此処からは,途中,何箇所か分岐が出て来るが,
延々と林道を歩いて行くことになる。
一応,尾根上も進めなくはないが,所々,分断されるし,
登るのも降りるのも苦労する箇所があるから,
ここは先人の真似をして,大人しく往く。
ちなみに,今日の足下は,いつものようにスパ地下だが,
林道や作業道歩きが長いことを知っているから
敢えて大半のピンが抜け落ちている古いスパ地下にした。
林道を進んだ先に展望の開ける場所があって,
赤城山も雲を被ってしまったようだ。
足下には満開のアカヤシオ。
林道を進んで行くと,所々でアカヤシオが咲き誇っていて
日当たりが悪いからか,1000mでも花が残っている。
情報にあったヘアピンカーブ。 左下から歩いて来て,手前に向かって歩いて来たが,
油断していると真直ぐ引き込まれる。
ちなみに直進は,813m経由で黒坂石へと降りるルートだが,
以前は,この尾根を利用しての周回も考えていた。
少しばかり未舗装が続いて,
再び舗装された道に変わると,左手に開けた平坦地。
おそらくは,資材置き場として使われた場所だと思うが,
中々の好展望地となっていて,
北に前地蔵岳と地蔵岳。
西の袈裟丸連峰は,青空も見えるが雲が多め。
1098mの北側の鞍部で,林道は西へ下り始めるが,
そのまま追っては,地蔵岳から離れてしまうので,
植林の中に付けられた踏み跡へと進む。
すると直ぐに,立派な作業道となるが,
そのままでは,また西へ行ってしまうような気がして,
一旦,作業道を離れて,1100m峰を東に回り込むように付けられた
破線道と思しき踏み跡を進むことにした。
すると,トラバース中,頭上にアカヤシオが華やいでいるのが見えて,
帰りは,この1100m峰に寄ってみることにする。
結局,破線道は,先ほどの作業道に合流して,そのまま進んで行くと,
1120m峰と前地蔵岳の鞍部に辿り着いた。(10時2分)
此処でエネルギーを補給して,15分以上休んで出発。
この前地蔵への登り下りが,この日一番の難所。
尾根上には,何かと話題の「日光寺社」の標柱があって,
この標柱に導かれるように登って行く。
徐々に傾斜が増してきて,正面に岩が見え始めると,
標柱頼りに進むのが難しくなって,此処は左へ逃げる。
ただ,そこまで大きく逃げなくとも,
そう標柱から離れずに詰め上がることが出来た。
ちなみに,主稜線へ上がる直下で見かけた標柱は,
一際,大きくて立派だったが,写真を撮りそこねた。
前地蔵の尾根上には,アカヤシオが咲いていたが,
帰りに撮ることにして,先ずは山頂へ。
前地蔵岳山頂(10時43分)
前地蔵岳から,急な尾根を下って登り返して行くと
山頂付近で,猪が走り去って行くのが見えた。
そして間もなく,地蔵岳山頂に到着。(10時53分)
初めて踏む山頂ではあるが,いつも遠くから眺めているダケに,
然したる感慨は無い。
まずは,お地蔵様をお参りして,荷物を置いて
アカヤシオを撮影することにした。
で,此方が山頂のアカヤシオ。
標高も1270mを越えていることもあって,
この株は,7分咲きといったところ。
バックに横根山を入れてみて。
ただ,7分咲きのモノもあれば,既に萎れているのも有るし,
そうかと思えば,蕾だけでまったく咲いていないのもあって,
とにかくバラバラ。
この日も,下は夏日だというのに,山頂は8℃と肌寒いし,
花も霜や寒さでやられているように感じる。
山頂に11時10分頃まで居て,
前地蔵の花を撮ろうと戻ることにする。
前地蔵直下の急坂。
往路では,ほぼ真直ぐ下って来たが,
復路は,花を見るのに,右に回り込みながら登って行く。
で,前地蔵岳まで戻って,昼食を取りながらアカヤシオの撮影。
1240mを越えているから,6・7分咲きといったところだが,
中には,傷んでいるモノも見られる。
ただ,何にせよ祭りには程遠い状態で,
花が在るのはチラホラ。
帰りは,一度,南西の鞍部まで下ってから,
南東の尾根に向けて,岩場を注意深く下って行く。
1120m峰との鞍部まで戻って来て(12時15分)
今度は,往路で確認しておいた1100m峰へと向かう。
1100m峰に向かう途中,左の尾根上に
チョットしたアカヤシオの群落が見えて,
試しに荷物をデポして,カメラだけ持って寄り道したが,
大した写真が撮れなかったからパス。
1100m峰を登って行くと
ピークに近づくほど花付きが良くなって,
山頂周辺は,チョットしたお祭り会場になっていた。
此方は,西側斜面で,日当たりが良いからか,
多少傷みは見られるが,十分に楽しめるレベル。
この後も氷室山の帰りに,思わぬポイントに巡り合うことになるが,
この日,日当たりの良い斜面では1100〜1150m,
日当たりが悪い斜面で1000〜1050m付近が見頃だったようだ。
1100m峰のアカヤシオを堪能して,
作業道に復帰し,今朝来た道を戻る。
平坦地まで戻って来ると,雲が多いながらも
袈裟丸連峰の全貌が見えるようになって,
↓は,その平坦地からではなく,
ヘアピンカーブの北にある展望地からだが,
更に林道を南下して,伐採地に付けられた
作業道の処まで戻って来る。
北東方向に横根山。奥は勝雲山だろう。
今のところ,まったく草臥れていないから,
予定どおり氷室山に向かうことにしたが,
帰りはそのまま林道を追ってみることにした。
往路で休んだ297号だか298号鉄塔の下を通って,
1027m峰を西から巻いて行く
すると,1000mで,林道が登山道に近付いて,
以前,登山道を歩いた時に,林道と出会ったのは,
此処だったのかと気付く。
林道を歩くのも飽きたからと,登山道に移ることにする。(14時15分)
小ピークを乗り越えたりトラバースを繰り返して,
氷室山神社(奥社)には,14時45分頃到着。
氷室山神社に立ち寄るのは,2015年以来だから,
お久しぶりですとご挨拶をして,小休止。
1123mには,氷室山の山名板が見られるが,
根本山にしても,十二山にしても,この界隈の山は,
神社がある処が山頂だから,ピークには何の意味も無い。
往路は1123mを巻いて氷室神社まで来たが,
帰りは,1123mを乗っ越して帰る。
1030mまで戻って来ると,左に林道が見えて
此処が,件の林道の終点(起点)だったことを知る。
で,左の林道にアカヤシオが見えてしまったことで,
フラフラと左の林道に引きこまれていく。
すると,林道の彼方此方にアカヤシオの花が咲いていて,
標高にして1030〜1050m付近ではあるが,
日当たりの悪い,北斜面ということもあるのか,
痛んだ花もほとんど見られず,綺麗に咲き誇っていた。
林道の開けた処から,奥に地蔵岳。
やはりあの山は,何処から見てもすぐにそれと分かる。
そして再び1000mの処から登山道に復帰して,
往路でパスした尾根上のアカヤシオを眺めながら
登山口へ戻った。(15時57分)
それにしても,朝からどうなることかと思ったが,
どうにか,地蔵岳までは繋がったなぁ。
まぁ,1105.6m三角点の東の分岐から
前地蔵の鞍部までが,残ってしまったが,
いずれ,石倉山経由で繋げるしかないだろう。
そんなことを思いながら,
平成最後の歩きに幕を閉じたのでした。
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「山」書庫の記事一覧
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- 棒滝とナル滝を見物して,本沢左岸尾根から大木戸山へと周回したが,薬師岳から丸山の稜線は,アカヤシオの海のようだった♪(その1)





お疲れ様です
氷室山あたりにもアカヤシオがあるんですね
参考になりました
しかし、この状況なら先日の標高1300mの井戸湿原界隈はもっと咲いていてもいいと思いました
井戸湿原でどうして咲いていなかったのか不思議です
[ 熊鷹 ]
2019/5/5(日) 午後 11:09
熊鷹さん♪
氷室山も宝生山側からではなく,木浦沢線の登山口からだとアカヤシオが見られました。
特に,登山口周辺の尾根上と椀名条山の分岐より手前の1030mから北に続く林道沿いに多くのアカヤシオが見られました。
ところで,井戸湿原は1300mでも,余所より遅いんじゃないですかネ。
以前,奥日光で1450mが見頃という時に,満開だった記憶がありますから。
おそらく,標高以上に風や日当たりの影響で,気温が低いんだと思いますヨ。
ちなみに,先日の薬師岳〜大木戸山,実は日光側からではなく,鹿沼側から登ったので,渋滞は無しでしたヨ。
2019/5/6(月) 午後 9:43
ご無沙汰しています。アメーバの方にようやく移行しました。細かなことはよくわかりませんがアップは何とか。https://ameblo.jp/photojbl/theme-10108916252.htmlです。
[ きださん ]
2019/5/6(月) 午後 10:31
足尾方面から眺めていた、あの尖りが地蔵岳だったのですね。いつも目がいってしまい気になってました。粕尾峠からでは短すぎてしまうので、ここからですと、それなりに歩けますね。尾根つなぎ云々はしてないですが、地蔵岳までのルートは一つとして覚えておきます。見所はアカヤシオくらいでしょうか。
[ サクラマス ]
2019/5/7(火) 午前 8:18
きださん♪
此方こそご無沙汰しております。
おぉ!早速,ブログのお引越しをされましたか。
いや〜,お早いですネ。σ(^^)もサッサとは思っているんですケド,根が面倒くさがり屋で。。。
きださんは,アメーバですか。今のところ何処にしようか検討中ですワ。
2019/5/8(水) 午前 0:09
サクラマスさん♪
そうなんですヨ。あの尖がりが地蔵岳なんです。
安蘇山塊の最高峰なんていう人もいますしネ(σ(^^)は,根本山だと思ってますが)。それと,何処から見ても目立つ山容だから,栃百に選ばれているのも納得なんですが,普通に登ったのでは面白味がないから,工夫は必要ですネ。
ちなみに,長歩きなら,当初,予定していた黒坂石からが良いですヨ。それと,尾根繋ぎに拘らないなら,氷室山の手前から,椀名条山へと縦走すれば,充実した歩きが楽しめると思います。
ちなみに,アカヤシオも良いですが,この辺りは紅葉も綺麗ですヨ。
2019/5/8(水) 午前 0:33
宝生峠にチャリデポということは、黒坂石から1105.6mに出て地蔵岳。復路は今回歩かれた氷室山経由で室生峠に出る予定だったのでしょうか。
私の古い地図では林道作原沢入線が分断されていますが、気になって調べると、去年の11月だったかに全通したようですね。しかも舗装道ですか。山歩きの立場からすると、こんなところに立派な林道を通さなくともと思いますが、佐野の方々にとっては日光へのアクセスが便利になって都合良いんでしょうね。まして、途中で紅葉を楽しめたりもしますから。
それはともかく、私とは九日違いの地蔵岳。それぐらいのブランクもあればアカヤシオも見られますよね。私の九日前はまったくの殺風景でしたが。
ちなみに、このコース歩きで、山ガールはともかく、どなたかハイカーに会うことはありました? お手軽なコースとは逆方向からの歩きですから、よほどの物好きなハイカーでないと、そんな歩きはしないでしょうね。
結構、地味な歩きながらも、アカヤシオを楽しめただけでもラッキーだったのでは。
未踏区間の歩き、石倉山をかけるにしてもちょっと悩みますね。バリルートのお歩きを期待しております。
[ たそがれオヤジ ]
2019/5/8(水) 午前 9:53
たそがれオヤジさん♪
仰るとおり,ホントは黒坂石から山神参道で県境尾根に出て,一気に繋げるつもりでいたのですがネェ。黒坂石から入れば,あるいは宝生峠まで行けたかも知れないケド,田沼からでは全くダメでしたヨ。
その作原沢入線が未開通の頃は,氷室山の先の破線ルートか,813m経由の尾根で黒坂石へ戻るつもりでいたのですケドね。せっかく開通したから,チャリで車道歩きを省略しようとしたワケです。
ちなみに,熊鷹山は,最近,宝生峠からの往復が多いようですヨ。ただ,此処に登山口が出来たことで,他の山道が廃れないかと懸念しています。
地蔵岳のアカヤシオは,1200m前後が見頃だろうと出かけたのですが,案外進みが遅くて驚きました。ただ,山頂はダメでも,道すがら楽しむことは出来ましたケド。
道中は,誰にも会わなかったですヨ。まぁ,氷室山は会ってもおかしくはないケド,この日は件の通行止めで,木浦沢線以外のアプローチは遠かったでしょう。
石倉山は,以前,原向から歩きましたしネ。次は内の篭からかなぁ。何にしても,たそがれオヤジさんやハイトスさんの記事を参考にさせていただこうと思っています。
2019/5/8(水) 午後 10:47
瀑泉さん!こんにちは😃
綺麗なアカヤシオですね(^ ^)
作原ー沢入線 の通行止め とんだ災難でしたね
本当に面食らってしまいますよね💦
でもその後、すぐに軌道修正して別の案が浮かぶのはさすがだと思います(^.^)
でも満開のアカヤシオに出会えた事(^ ^)
今回の山行はあり? でしたねー(^.^)
[ ふくまつ ]
2019/5/12(日) 午後 7:14
ふくまつさん♪
ホント,作原沢入線の通行止めには,面喰ってしまいましたヨ。せめて,作原に向かう手前に案内が無いと。。。とはいえ,佐野から黒坂石に方向転換するにも,山一つどころか,それ以上に遠いから,どうにもならなかったでしょうケドね。
軌道修正して別案と言ってもねぇ〜・・別の場所の地形図を持っていなかったから,取りあえず往復しか思いつかなかったんですヨ。ホントは,未踏区間を一気に片付けたかったんだケド,少し残っちゃって(汗)。
う〜ん,今回の山行は果たして,ありだったかなぁ〜。一応,アカヤシオの穴場を見つけられたのは,収穫だったケド。ただ,何にせよ地蔵岳を再訪しないワケにはいかなくなったのは,事実ですネ。
2019/5/14(火) 午後 11:36