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昨年,みー猫さんが歩かれた,丹勢山界隈も
捨てがたいと思ってはいたのだが・・・。
おそらく,見頃は1250m前後だからと
行くことにしたのが,今回の
薬師岳〜大木戸山のアカヤシオ見物
禅頂行者道のアカヤシオついては,5年前に
大木戸山の無名尾根(以下「南南西尾根」と仮称)から,
夕日岳まで歩いているが,
稜線上でもシロヤシオが見られるほど遅かったため,
薬師岳〜夕日岳間は,見られたモノの
丸山や大木戸山では,かけらすら見られなかった。
で,取りあえず場所は決まったモノの,
どう歩こうかということになるが,
棒滝やナル滝も見ておきたいし,以前,ふみふみぃさんが登られた, 1365m峰南の鞍部付近に抜けて,
帰りはお気に入りの大木戸山南南西尾根から,
本沢林道へと下る,周回コースにしようと決めた。
そんなワケで,4日(土)は,久々の東大芦川へ。
ワラジ初めもどきとアカヤシオ見物を兼ねて,
令和最初の山歩きに,出かけることにしたのでした。
古峰ヶ原神社の一の鳥居の手前から,東大芦川沿いの林道に入って,
白井平の橋を渡る際,「通り抜け出来ない」との手書き文字が,
看板に見えた気がして,大型車両とあったかどうか,不安になる。
先週の二の舞は,ゴメンだからなぁ〜と先へ進むと,
どうにか大滝まではスンナリ入れて,
良かったと思いながら,本沢林道のバリケード前に車を停める。
出発の準備を整えていると,
大芦渓谷ヒュッテから車が一台来た後に,バイクがもう一台。
どちらも,日光方面に左折していったが,
果たして,この先は抜けられるのかどうか。
駐車場を7時25分に出発して,
左下にある大芦渓谷ヒュッテの前に,車が一台
停まっているのを見ながら,進んで行く。
すると,珍しいことに,親子連れのパティーと行き交う。
この林道で,人と会うのは初めてだと思うが,
小学生の息子に,大きな荷物を背負ったお父さんで,
おそらく,ヒュッテの前の車の持ち主だろうが,
この先の河原で,テン泊でもしたのだろう。
出発から30分で,右にナメ滝が見えると,
お気に入りの大木戸山南南西尾根の末端で,
帰りは此処に下って来るつもり。
で,早速,本沢の河原に降り立とうとしたら,
水に入らなければ,降り立てない状況で,
早速,ジャブジャブと渡って,河原でサワサンを履く。
水は,多少,冷たいが,我慢できない温度では無くて,
久々の沢歩きに,足下の感触を確かめながら,
右のヒノキガタア沢へと向かう。
で,ヒノキガタア沢を少し進んだ奥に,棒滝(8時42分)
水量は,前回と同じくらいで,いつ来てもこの滝は水量が多い。
ところで,話は変わるのだが,σ(^^)のデジイチ。
以前は,PENTAXのK30を使っていたが,
5年半使って,遂に黒死病が出て,
修理とメンテで,3・4万円かけるならと,
この際,下取りに出して,今流行りのミラーレスに
買い換えることにした。
で,買ったカメラというのが,
CANONのEOS KISS M(ダブルズームキット)
さすがにこのカメラ,ミラーレスで人気だけあって,
綺麗な画像が撮れることに加えて,操作性や携帯性も良いが,
K30のように,防滴・防塵というワケではないから,
水際や雨での撮影は,今まで以上に気を使う。
そんなワケで,滝までの沢中は,今まで以上に防水デジカメに頼って
(SONYのDSC-TX30で,此方もいい加減買い換えたいのだが・・・)
滝前では,水に注意しながら,ミラーレスで撮ろうと思う。
話が横道に逸れたが,棒滝見物の次は,ナル滝へと向かう。
左に崩壊地を見ながら進むと,間もなく小滝の連瀑帯で,
そこを抜けると,ゴルジュの先にナル滝が見えて,
ドボンすると,新しいミラーレスが壊れる可能性が高まるので,
注意深くへつって・・・。
ナル滝の前へ。(9時17分)
本沢の水量自体多かったから,前回以上だろうと期待したが,
思ったより滝芯は太くなくて,多少,前回を上回る程度。 まぁ,それでも良い滝には違いない話で
新しいKISS Mを取り出して,滝を撮る。 結局,ナル滝前で20分ほど過ごしてから,
せっかく此処まで来たのだし,尾根末端まで戻る時間も惜しいからと
登れそうな支尾根から左岸尾根に上がろうと,
下流側に移動することにした。
で,最初の小滝の滝頭まで戻ってみると,
ヤセた岩尾根の上に自然林が続いているのが見えて,
此処からなら行けそうだと取り付くことにした。
ただ,順層で登り易そうな岩も,触ると簡単に外れてしまう代物で,
すぐ近くの同じような岩質の滝で滑落した経験があるから
岩に頼ることなく,立木をホールドにして登って行く。
ほぼ,等間隔に生えている立木を利用して,
安全地帯に達した処で,振り返って。
登って行くと,自然林は,いつの間にか植林の尾根に変わって,
植林に着けられた杣道を九十九折りに進むと,
途中で道が上下に別れて・・・。
この下の道が,以前,雪田爺様や烏ヶ森の住人さんが,
ナル滝の上流に降り立った道なんだということに気付く。
ちなみに,今回の本沢左岸尾根,
当初は烏ヶ森さんの住人さんが登っていたと記憶していたが,
どうやら,歩かれたのは本沢の右岸側の尾根だったらしい。
(イセツ沢左岸尾根の支尾根だったらしい。)
地形図を見ると,此れ以上本沢沿いの道に従っては,
左岸尾根に乗るのが厳しくなりそうだからと,
上の道を進んで行くと・・・。
直ぐに道型は消えて,周辺は,アジサイとツツジのヤブ。
こりゃ〜厄介だワイと思いながらも,久々にヤブ漕ぎをしながら,
身体を持ち上げると,途中からヤブの中の獣道に行きついて
ようやく楽になったと進んで行くと,ヤブが一旦途切れた処から
丸山から大木戸山へと続く稜線が見えた。
そして,ヤブの中に続いている獣道を一登りすると
ようやく,左岸尾根の主稜線に辿り着いて
此処からは,ヤブも消えて歩き易くなった。
主稜線に乗った標高は950m。(10時18分)
散り始めているが,今日の第一アカヤシオに遭遇し,
まだ,この標高でも残っているのかと驚く。
ホンの一登りで,ようやく傾斜が緩んで歩き易くなった。
とはいえ,周辺は植林に松が混ざる植生で,展望は無い。
更に進むと,1055mの手前から
岩めいた尾根に変わって,周辺にアカヤシオもチラホラ。
ただ,そうは言っても,良くてこの程度だし大したことは無い。
ふみふみぃさんが,隣の芝は青いというが,
確かに一本北の尾根は,見晴しばかりかアカヤシオの群落も見られて。
あの尾根へのアプローチは,分かっているから
来年の検討材料にしておこうか。 そんなことを思いながら,1100m辺りを登っていると,
雨音が始めてして,遠くから雷鳴が聞こえて来た。
あらら・・・ラジオで雷に注意とは言っていたが,
ホントウに,この時間から降り始めるとは。
仕方なく,持ち歩いていたミラーレスを仕舞うが,
仕舞った途端に雨が止む始末で・・・。
この後も,ミラーレスを出すと雨が降るの繰り返しで,
天気が回復した午後2時過ぎまで,
延々と,天気にバカにされている感じだった。
1280mで,足下に笹が現れて,主稜線への詰めが始まる。
左手に,花付きの良い株を見つけて,其方から回り込むように登る。
やがて主稜線が間近に迫るが,そのまま小ピークを目指すより
肩に出た方が楽なので,北に向きを変えて,
1350mで禅頂行者道へ飛び出した。(11時56分)
12時前にはと思っていたが,
途中,何度もカメラの出し入れをしていて
やたらと時間ばかりかかった。
禅頂行者道に出ると,今のところ雨が降っているように見えるのは,
後ろの夕日岳と,この後向かう,丸山や大木戸山といった感じで,
奥日光方面は,今のところ明るい。
で,さっきからゴロゴロと雷鳴が響いているが,
三ノ宿山か,もしかしたら女峰山の方から。
さすがは人気のコースゆえ,薬師岳へと進んで行くと,
途中,五組のパーティーとすれ違って,
こんな天気の日だというのに,ご苦労様。
1350mでは少し早い印象だが,中には満開の株も見られて,
道を外しながらフラフラと行く。
掛合宿で手を合わせて,1381m峰へと向かうと・・・。
今までより,雨足が強くなってきて,
慌てて合羽とザックカバーをかける。
すると,雷鳴とともに雹というより霰が降って来て,
今までになく強い降りになった。
東の空がピカッと光ってから雷鳴が響くまでに,約5秒。
まだ,2km弱は離れているようだが,稜線上はヤバイし,
此れ以上近付くようなら,帰りは面倒でも
細尾峠に下るしかないか。
そんなことを思いながらも,西斜面のアカヤシオが見事だから,
フラフラと引き込まれてしまう。
おかげで,濡れた笹で,地下足袋やズボンはずぶ濡れになっているが,
もともと,濡れるのは前提だから仕方が無い。
ただ,先週の地蔵岳の山頂よりも,明らかに気温が低くて,
停まっていると下半身が冷えてしまう。
霰はザーッとは降って来たが,10分ほどで弱い降りになって
細尾峠への分岐がある薬師岳の肩に到着(12時42分)。
雷鳴は足尾の方に遠ざかった感じだし,この分なら心配あるまいと,
予定どおり大木戸山を目指すことにした。
奥に半月山。
細尾峠の道にも,良い感じでアカヤシオが見られて,
少しばかり下がって,写真を撮ってみた。
そして,誰も居ない薬師岳山頂に到着(12時50分)。
しかし,わずかな距離だというのに,登山道に出てから1時間弱とは,
随分と時間がかかったモノだ。
山頂は,1420mを越えているからか,
さすがに,5年前に比べると
株によっては3〜5分咲きと花数が少ない。
取りあえず荷物を下ろして,菓子パンを齧りながら
昼食休憩の真似ごと。
下半身がずぶ濡れということもあるが,
ゆっくりするには肌寒い気温で,おそらくは5℃前後。
此処まででも,予想以上に時間がかかったが,
この先は,更に足止めを食らうのは必至で,
果たして,15時までに,大木戸山に着けるかどうか。
取りあえず,10分と時間をかけずに食事を終えて,
細尾峠側の道から,人の声が響いてきたところで,
大木戸山に向けて出発することにした。
初めのうちは,花数もまばらだったが,下るほどに花付きが良くなって
1350mより下では,ほぼ満開。
花付きに加えて,他の場所のように傷みも無くて,
どの花も十分綺麗で,満足のいくモノばかり。
ただ,とにかく良い株を見つけては,脇に逸れて
写真ばかり撮っているから,遅々として進まない。
尾根を挟んで両側は,アカヤシオの海になっている。
1221mを過ぎると,ようやくアカヤシオの海から解放されて,
ヒノキガタアに向けて下降して行く。 そして,石祠があるヒノキガタアに到着(14時20分)。
ようやく雨も上がったが,此処からは登りダシ,
マダマダ,大木戸山までは遠い。
1159mから廃林道に降りるルートも歩いているが,
それより,大木戸山からの方が好みだから,
エネルギーを補給して,1159mの登りにかかる。
ヒノキガタアから眺める夕日岳は,素晴らしい。
(まだまだ,先は長いので,その2へ続きます。) |
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- 棒滝とナル滝を見物して,本沢左岸尾根から大木戸山へと周回したが,薬師岳から丸山の稜線は,アカヤシオの海のようだった♪(その2)



