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怒りの鉄拳をぶち込んでやりたい相手の一人や二人、誰にもいるっすよね?
 
僕の場合、現在の最右翼は親会社で作業長とかいう意味の分からない役職に収まって、毎日、会社の机で携帯ゲームに勤しみ、時間が来るとテキトーに残業などつけて、給料を水増し、そのくせ人が一分でも早く帰ろうものなら、鬼の首を獲ったように騒ぎ立てるナップ。自分がおいしい思いをしたり、楽をすることは当然、他人がおいしい思いや楽をしようものなら、全力でそれを阻止しようと権力発動ナップ。
 
奴に怒りの鉄拳をぶち込むことは、やぶさかではないが、如何せん彼は、男として安物。
 
おそらく、「強さ」というものに一日たりとも時間を費やして努力したことはないだろうし、鉄拳をぶち込んだら、何故どつかれた?という内省よりも、訴訟。そんな人間。
 
そんな人間に打ち込む鉄拳は、物理的ではなく心理的でないと意味がない。
 
ペガサス流星拳より鳳凰幻魔拳。
 
みたいなことを思っていたら、先輩がやってくれた。
 
この不景気に、転職先を見つけ、今月いっぱいで退社。
 
人数ギリギリの我社は大わらわ、しかも、うちの会社で一番仕事のできる人材の流出。
 
いや〜こらナップ慌てよるで、その大変さを皆に説いてまわり、協力を要請するが日頃、ぞんざいな扱いを受けている皆はそれを能面のような表情で聞く。
 
そんな情景が今から浮かびます。
 
ナップの長バカ話を聞くときは、いつもエルニーニョ現象のことなんかを考えながら、「はぁ」とか「ふぅ」とかテキトーに返事して流してますが、今回も遠くピレネー山脈のことなんかを考えながら、「えぇ」とか「へぇ」とか言いながらやり過ごそうと思っとります。
 
実に理に適った怒りの鉄拳。
 
まぁ先輩はナップごときを困らそうと思って、転職するわけではないんですがね。
 
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「ドラゴン 怒りの鉄拳」  1972年 香港  監督 ロー・ウェイ
 
このドラゴン、いつものドラゴンと違い、人がいっぱい死にます。
 
師匠が殺されて、仇討ちという図式はジャッキー・チェンの映画によくありますが、違うのはジャッキーは弱いところから修行して、強くなり仇討ち。ブルース・リーは初めから完成された強さを持っていて、彼を苦しめるのは、強敵よりはその状況や環境。
 
大きな権力を相手に拳一つで、戦いを挑むドラゴンに悲壮感を感じます。
 
自ら信じるものを信じ抜き、強大な力にも屈しない不屈の闘志。
 
損得勘定なく己の正義を貫く強さ。 かっこええ・・・。
 
僕なんかがナップあたりに、己の尊厳を傷つけられるような嘲りを受けたとしても、明日からの生活や、身の保身を考えて、今はこらえよう。とかやっすい損得勘定をしてしまうと思う。
 
年を取れば取るほど、逆らい難い権力の構造に絶望的な気分になったりする。
 
それはおそらくいつの時代も同じで、だからこそ、ブルース・リーは時代を越えるんでしょうね。
 
 
 
 
先日、元OPBFスーパーバンタム級チャンピオンの石井広三氏が、お亡くなりになったそうです。
 
まだ34歳という若さ。ブログを拝見していましたが、ジムの会長として、後進の育成に並々ならぬ熱意を持ち、また、家庭では良き父親という素晴らしい方でした。
 
3度の世界挑戦は実りませんでしたが、ボクシングファンの記憶に残る名ファイターでした。
 
世界初挑戦のガルサ戦はいまでも語り草です。
 
ご冥福をお祈りします。
 
 
 
 
 
 

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