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「打ちのめさるようなすごい本」 米原万里著。
すごく気になるタイトルです。タイトル買いです。
このタイトルは、この本自体のことではなく、ロシア語通訳にして、書評家の著者が読んだ書籍群のこと。
生前の著者の書評を集めた書評集。
圧倒的な読書量に驚かされる。そして、書籍愛に貫かれた書評。
へぇそんなオモロイの?じゃあ今度読んでみるかな。
マジで?自分、絶賛やん?そんなにいいの?じゃあこれもそのうち読んでみるかな。ってやってたら、Amazonのほしい物リストが、バカ増え。
途中、彼女の命を奪うことになった悪性腫瘍、いわゆるガンとの闘病記が差し挟まれているんですけど、実に毅然と冷静に、現状を鑑みて今の自分にあった道を取り乱すことなく模索するところなど、彼女の芯の強い骨太な知性を裏付けていて圧巻。
勉強量、仕事に対する真摯な態度、愛に溢れた書評、人生に立ち向かう姿勢、それらに通底する人間愛。
そのどれもこれもが圧倒的な力を持って迫ってくる。
自分の薄っぺらさを思い知らされて、愕然。
書評集でね、あくまで著者が読んだ本に対してのタイトルであるはずなのに、
読後、きっちりタイトル通り打ちのめされた自分がおりましたよ。
善哉。
そう思いました。
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