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夏が来ると思い出す。
夏真っ盛りのとても暑いある日、バイトして金を貯め、ようやくにして念願の革パンツを手に入れた男、
「うぉぉぉかっこええぇぇ、もう一生これ履くっ!これ以外のパンツは履かないぞぉぉぉ」
と意気込むも、わずか三日でインキンタムシなる奇病に罹り、次の日からあえなく短パン。
「あれ?革パンは?」
「だって、金玉が・・・・」と涙目で答えた、あの男は元気でやってるだろうか。
そういえば、革パンツを買うためのバイトを探す時、募集要項に歩合制と書かれた求人を指して、「おいつりをよ、ほごうせいって一体どういう仕組み?」とどこまでもひたむきで真剣に真顔で聞いてきたな。
あの男は元気でやっているだろうか?・・・大丈夫だろうか、本当に生きていけてるのだろうか、・・・まぁ僕みたいな者でもそれなりに元気に生きているのだから大丈夫だろう。っていうか、他人の心配してる場合じゃないけど。
長い間ずっとそれなりの重量を感じながら背負っているつもりでいたもの、いつしかそれが自分の一部のように感じるほど背負っているつもりでいたもの、それを突然強引に引き剥がされたものだから、今はそれがなくなった軽さよりは、癒着していた部分の強引に剥がされた傷が痛む。
でも、自由の足音が向こうからね、それに耳を澄ますと、痛みが少し緩和、心浮き立つ感じも。
おそらくは10月。
そのあたりには、リスタートできるかと。
いろいろ自由にできるようになる。
うひひひ、何したろか?・・って何の話?
「正法眼蔵随聞記講話」 鎌田茂雄著。
心弱ったときは、何となく仏教の本を読みたくなる。ことが多い気がする。何となく。
道元は好きな坊さんランキング上位。
やはり良い。よいよ道元。
これから来る自由を満喫して、
それなりに気が済んだら、身の回りを整理して、出家。
なんてこともできるよな。ビバ自由。
とか。思ったりも。
実際には、俗に染まったこの心身が、そう簡単に俗世を捨てられるものでもないでしょうけど。南無。
そう思いました。
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2015年07月28日
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