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ひと周り以上年の離れた青年が、
「つりをさん、ハプニングとトラブルの違いって何でしょう?」
とか、どうでもいいようなことを聞いてきた。
ちょっと面倒ではあったけど、先に生まれた者の務め、答えてやろうと考えてみると、自分の中でもニュアンス程度でしかその差異を捉えられていないことが判明、上手く説明出来そうにない。
しかし、青年は答えを心待ちにして場は沈黙。
なので、「まぁあれよ、ハプニングっていうのは、良くも悪くも作用する、外的な要因によって起こる想定外の出来事のことかな。ほんで、あれトラブルっていうのは、何でもないようなことが幸せだったと思うことだよ。」
と安定のいい加減さで逃げた。
当然、ここは「いや、それ虎舞竜やないかーい」とツッコミが入るところ。
と思いきや、青年、「いや、深いっす。・・なるほど、トラブルが起こると、今までの普通が如何にいいことだったかが分かるってことですね。いや、さすがっす。」とか。
空ぶったオヤジギャグの寒さ、意図せずオヤジギャグに堕していた自分のユーモアセンスの風化、何かが崩れる音がした。マジで。
そーかー、もうこの年代に虎舞竜は通用しないのかー。
年取ったな。この場合の最適解は何だったのか?
そればかりが、この日の僕のCPUを占有。
いや、その程度即答できるように、日ごろ勉強しとけって話だね。
青年よ、向学心を有難う。
ジェネレーションギャップから生まれるエネルギー。
「大人ドロップ」 2013年 日本 監督 飯塚健
僕はこの手の青春物が意外に好みらしい。
僕の青春とは全然違うからこそ、変に嘘っぽさを感じないのかもしれない。
普通の青春ってこんななのかな?とか思ったりして。
こういう早く大人になりたがる若者を見ると、少ない私の誠実から、「焦るな」と言ってやりたくなる。
焦らなくとも社会は、何者でもない君らに、近いうち勝手に何らかのレッテルを貼るし、居場所も用意する。
それが君らの気に入るか気に入らないかは分からないけど、その何者でもない時期にしかできないことがたくさんある。
酒やタバコなんか大人になれば、浴びるほどやれるし、
異性関係もね大人になれば打算ですよ、経済活動の一環ですよ、他にも大体の経験はお金を出せば買える。
間に夾雑物を挟まない友情、永遠じゃね?と思うような純愛。
経験の不足こそが生み出すそれらを味わうべき。
大人の味なんて、全てつまらない日常を誤魔化すための麻酔ですよ。
じゃあ大人になっていいことってないの?って?
ふふふ。
そら、なってのお楽しみ・・。
って、また誤魔化した・・。
こんなことくらい即答できる
ちゃんとした大人になりたい。
そう思いました。
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