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この間、会社の健康診断だったんですね。
少し用事が立て込んで連日寝不足気味の夜勤明けで、しかもよりにもよってこんな日に、健康診断に行く前に仕事のちょっとしたゴタゴタを片付けるお話を小一時間、早く帰りたすぎて布団に入っているところばかり想像するという限界状況。人間、本当に疲れると寝ることしか欲さないんだな。ゴルフしたいとかパチンコ行きたいとか、美味いもの食いたいとか、女の子と遊びたいとか、そういうよく聞く欲望は、元気な証だね。
で、フラフラで健康診断に行くと、出遅れたため、すでに長めの行列が・・。
何て日だ。
しかも、僕のすぐ後に並んだのが、普段は顔を合わせることのない、あまり好かないプチ偉いさん。
これが腰巾着と一緒に来た。このふたりのやりとりたるや、プチ偉がなにかおそらくは冗談なのだろう、実に下らない上に、他人を卑下するような聞いていて不愉快でしかないことを喜々として言う。それをこしぎんが大仰に笑う。
何が面白いのか分からない僕も、一応デヘヘなんて合わせておく。結構な労力。
もう頭も身体も靄がかっているような感覚の中、どのくらい待ったかな、多分時間的にはそれほどではなかったと思うが、自分には永遠に思える時間を過ごし、ようやく順番が廻ってきた。
レントゲンやら検尿やら採血やら視力聴力、その中で、身長体重を測ったときのこと。
「あれ?おかしいな・・。もう一度体重計乗ってくれます?」と係のオバちゃん。
ふん、何やら機器の不調かな。そう思いもう一度乗る。
「あれ?合ってるのか・・。吊り上げさん、前回より10キロ体重減ってますけど、何か大きな病気でも・・」
「いえ、離婚ダイエットに挑戦したら、見事結果にコミットしただけです。」
「あら〜・・・。それは・・」と係のオバちゃんに気を遣わせる。
次に心電図のところでも、腹囲を測った際、係の少し若めの女性が、
「ハイ、息を吐いて楽なところで、お腹の力抜いて〜」って指示に従っているのに、
「ハイ、ちゃんと力抜いて!」「いや、抜いてますって」
「・・・前回よりかなり・・・」と先程と同じくだりが繰り返されそうになったので、
「離婚したんやー!」って陣内バリに。
何とか全ての項目を終え、帰路に着くと、うちの外に出しているゴミ箱が倒れていたのを隣のオバちゃんが直してくれていた。
そこで、お礼を述べ、いつもすいませんと挨拶すると、自転車が失くなっているけどどうしたの?と聞かれる。
「実は・・」って、今日何回目だろう、またも離婚の説明。
しかし、独り身にご近所さんは強い味方、ましてや不規則労働者で、家を空けることの多い僕には、得難い味方。
内情までは言わないが、現状を説明しておく。
すると、僕の話に喚起されたのか、オバちゃんが自分の過去を語りだす。
年上の方の人生譚は面白いよ、確かにたくさんの教訓を含んでいて、面白いのだけど、今日は、もう今日は寝かせてください。朦朧とする意識のなか「あ〜」とか「う〜」とか妙な相槌を打ちつつ何とかオバちゃんの話を聞き終え、ようやく家の中に。
久々に疲れを実感。
クタクタの脳で考える。体力の消耗でかなり弱気になっていたからだろうか、
思ったことは、「俺、こんなんで生きていけるかな?」って、自分でもぎょっとするほど深刻なものww
よくよく考えれば、別に生きていかなきゃいけない理由もないので、特段深刻でもないのだけど、
って、またこれ、何の話???
「わたしは生きていける」 2013年 イギリス 監督 ケヴィン・マクドナルド
メンタルに少し問題を抱えた少女が主人公。
彼女は休みの間過ごすため、離れた親戚の家を訪れる。
そしたらば、折悪しくテロリストがクーデターを起こし、少し離れたところで核爆弾を落としたりする。
その頃には、その家の長男坊といちゃこらした関係になっていた少女。
突如勃発した戦争に、二人は引き離される。
「必ず、ここに帰ってくる」お互いそう約束して、離れ離れ。
からの再会までのお話。
独りじゃないんだね。
独りで生きるヒントがあるかと思いきや、
愛があれば生きていける的なことなんだね。
話も細部がちょっと詰めきれてないというか、それがいいんだったら何でもありじゃん。
みたいなことも感じたし、ラストも都合良すぎに思えたけど、
生きていける。
メンタル弱めだった彼女が、どんどん成長して、こう思えるまでになる過程は、自然に入ってきました。
僕もね、家庭を支えるなんてある意味他人に依存した考えでずっと過ごしていたので、
いざ支えるべきものがなくなる、言うなれば言い訳がなくなると、
何のために生きているのか。
などという中二にタイムスリップしたかのような考えがいつも頭にあるようになって、
早く、
わたしは生きていける。
と
胸張って言えるようになりたいな。
とか。
そう思いました。
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