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今日はクリスマスなんですね。

車のエンジンをかけると、ナビが起動し、今日はなになにの日です。みたいなことをいつもどおりの無機的な感じで言う。

それが、今日は「メリークリスマース!」ってこれまで聞いたことのないハイテンションでいきなり言うものだから、「うおっ!?」ってビクッとした。

そうか、クリスマスか。今サンタさんに何が欲しいかと聞かれたら、「不動心」と答える。

ナビに言われるまで、クリスマスという世間的には大きめのイベントを忘却しておったことが、何か一歩、憧れのその不動心に近づけたような気がして嬉しかった。が嬉しかったという時点で不動心ではないからやはりそれは、「俺は世間のくだらぬ流れ、行事に一喜一憂、右往左往して浮き足立つような唐変木ではない。一日は同じ一日、そこに楽しむ理由や特別な意味を付与せねば人生のこの得難い一日という時間を大事に出来ぬ衆生の物悲しさよ。」などいう不動心を体得した男前のそれではなく、単に忘れていただけというのが正しい。悲しい。

こういうことを考える時点で、もうその不動心との距離が物凄くあることを感じて、絶望してまたそれが不動心との距離を遠ざけて、何だよ不動心、絶対無理じゃないか、もうここまでくれば特殊能力だよ、先天的な素質がないと無理なんじゃないか、後天的な努力でどうにもならないんじゃないか。それ系の悪魔の実食べるとか、石仮面被るとかバグズ手術受けるとかしないと無理じゃないのかとか。

ふと思う。

特殊能力。

そんなものをもし仮に持っていたとして、それはしかし人生をいいものにするのだろうかな。

イメージ 1

「ストレイヤーズクロニクル」   2015年  日本 監督 瀬々敬久

何やら名目は忘れたけど何かのための人体実験の結果生まれた、特殊能力を備えた子どもたちが主人公。

最近は「ワンピース」を代表に、ジョジョ、テラフォーマーズ、何だか忘れちゃってたりするけど、兎に角たくさんの作品で特殊能力を持った登場人物が戦うものが花ざかり。

あまりにたくさんあるから、その手の物語にはちょっと食傷気味。

しかし、どの物語も特殊能力があるから、余裕で幸せぶっこいて生きているかと言えばそうではなく、何だったら普通に暮らしている人たちよりも苛烈過酷な日々を過ごしていたりする。

無ければ欲しい、手にすれば苦しい。

隣の芝生は青い、青い、青い。

何だかな。

そう思いました。














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