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先日会社の飲み会で見た光景。

会社というところは残酷で、学校やなんかだと、落ちこぼれてもそれは個人の責任の範疇で、誰に迷惑をかけることもなく過ごせる。

ところが、会社となると話は別で、仕事ができないと周りの人間にリアルに迷惑がかかる。そしてこれは学校も同じだろうけど、できないことで存在自体が侮られてぞんざいな扱いを受けたり、時には暴言を吐かれたりする。しかし、学校と違い、周りに迷惑をかけているので、仕事のできない当の本人は言い返す言葉もなく、すでに懸命にやってのできないだから、どう対処することもできず、だんだんに心苦しくなってくる。学生であるならば、ここで勉強は諦めて、スポーツに精を出すか、髪をリーゼントに、「暴走天使」などと刺繍を施した服に身を包んで、夜をハンドルが逆向いたバイクで駆け抜けるなどして、これまでバカにしてきた真面目っ子たちを見返すことができるチャンスはある。

しかし会社というところには、残念なことに仕事しかない。最低限の仕事ができないと、できない苦しみはずっと続く。

そういった人を励ますことは簡単だけど、結局のところ状況を打開するには本人が頑張るしかない。一時の慰めで多少心が軽くなっても、できるようにならなければ状況は変わらないのだ。

そうであるにも関わらず、そういった人間ほど努力をしない。自分を理解しない周りが悪いみたいな顔して、自分がどれだけこの職場に「いい感じの雰囲気」をもたらしていると思っているんだ、みたいな的外れな自負を持っていたりする。

呆れたことだ。

といった落ちこぼれ二人が、件の飲み会で話しているのをつりをは聞いた。慄然した。

「俺とお前は、ほんま不器用な生き方しかできん人間や。俺らがおらんようになって、始めて周りの阿呆どもはその存在の大きさに気づくんやっ!」

「そうなんかな・・」

んなわけない。とつりをは思った。

あなた方の不器用な部分は、仕事ができない普段通りの意味での不器用であって、生き方じゃない。

むしろ、その不器用さ加減で会社に残れて周りと同じ給料貰えているのだから、かなり器用な生き方じゃないか。

寄らば大樹の陰。吹けば飛ぶような会社の中でも面倒見よく、心優しい上司を探して見つけ出しお追従。随分器用じゃないか。機嫌取りするより仕事する方が遥かに楽だと思うが・・顔色なんて不可解なものを見るより、数字で残す方が分かりやすい。というより、お前らの方がこっちに気を遣えと普段、上に対して思っているつりをからすれば、全く理解できない考えだ。

酔えば酔うほど、普段抑えているものが出てしまうのか、見苦しいほど尊大になって威張り散らす。一体どの立ち位置から物を言っているのか理解に苦しむ言動に、苦笑しつつ思う。

自意識ばかりが肥大して、実が伴っていかないそのギャップに一番苦しんでいるのは本人たちかも知れない。と。


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「魂の言葉」  辰吉丈一郎著。

生き方が不器用。というのは、この人のような人のことを言うのじゃないか。

現役にこだわることなく、いくつかあった節目で引退していたら、芸能活動、ジムの会長、コメンテーター、いくらだってやれることはあって、お金だってもっとずっと稼げただろう。

しかし、自分の生き方にこだわった。

器用に立ち回ればたくさんのものが手に入ったのに。

しかし辰吉の欲しいものは、世間一般の思い描く当たり前の金銭的なものではなく、

チャンピオンベルト。

自分の人生に節目の線を引く、約束のチャンピオンベルト。

「お金」が最上の価値観の世間からすれば、

随分損な生き方をしているように見える。現に俗物の僕の目にもそう見えてしまう。

普通ならいろいろなことを諦めてしまう年になって、未だお金以外のものを真剣に追いかけられるなんて、若い時にした未来の約束を未だに純粋に果たそうとするなんて、

やはり、辰吉は素敵だな。

僕の知り合いの元ボクサーにも、お金に全然執着なく、どこまでも純粋に女の尻を追い掛け回している中年がいる。

何かとお金が必要になってくる中年に差し掛かってなお、未だお金以上の価値観を見出して、それを真剣に追いかけられるなんて、

やはり、狂拳は素敵・・・なのか?w

善哉。

そう思いました。






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