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人がそこにいた、ということはどうにも隠しようのないもので、そのいた場所に何らかの痕跡を残す。

去年うちを去った人間も例外ではなく、ここに確かに居たのだなという跡を残していった。

カレーをひっくり返した壁の紙魚、毛染めを零したフローリングの汚れ、好きにカスタムして良いと言ったら全部ピンクに染めた二階のトイレ、僕には使えない調理器具、使わない調味料。

希望のある旅立ち、お互い納得のキレイな別れ、もしくは愛情を維持したままの死別などであれば、これらは微笑ましい思い出となっていたのだろうな。

そう思うとつくづく下手くそな別れ方をしたものだ。と忸怩たる思い。

理由を自分に求めるなら、それは人を見る目がなかった。これが最大の理由に思える。

僕は人を見る目がない。

その理由も分かっている。

僕はこれまで、人を見ようとしていなかった。

相手がどんな人間であれ、これまで培ってきた知力体力コミュニケーション能力適応力対応力なんちゅーの?総合力?そういうやつで誰が相手でも大丈夫だよ、楽しくやれるよ?みたいなナメた考えでいたから。

去りし人の残した一番大きなものは、「人はちゃんと見るべき」という恐ろしく当たり前の教訓。

なので、ここ最近はしっかりと人を見るようにしている。

行動や言動から滲み出るその人の心を見るように心がけている。

が、可愛いおねーさんと話すときは、これがぶっ飛ぶ。

また、騙されるな。こりゃ。

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「海街diary」   2015年  日本  監督 是枝裕和

他に女作って出て行った父親。

母親も出て行って、残された三姉妹。

力合わせて生きていた。ところへ、お父さんやらかしたw腹違いの妹を残して死没。

その妹、父親最後の女性は実の母ではなくて、立場微妙。

そこへ三姉妹の一番上が、うちにくる?

行きます!

で、四姉妹での暮らしが始まる。

親はなくとも子は育つ。

皆ええ子や。

人が生きていた痕跡の最たるものが子どもなら、

良いもの残したね。お父さん。

お父さん自体は滅茶苦茶だけど、

残したものたちは、この世界を少し優しくした。

善哉。

そう思いました。




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