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まだまだ寒い先週のこと。
天下茶屋の駅からほど近いところにある昔同じボクシングジムだった先輩が営む居酒屋に、二人の禿頭といい加減散髪行けや的なボサボサ一人。
今のところ敢えての坊主、決して禿げているわけではないと主張するGパイセンが、
「この間、家で乃木坂のDVD観てたら、息子が帰ってきてドン引きされたわwしかもすんごい軽蔑した目で見よるから、マジギレしてもーたわww」と家庭内のちょっとしたいざこざトーク。
それに対し、随分若いうちから砂漠化が始まり、今や立派な禿頭のK拳が答えていう。
「それは息子が正しいっ!お父さんが乃木坂見てたら俺でも引くわ。ドン引きやっ。キモッ。」
「そうかなぁ。やっぱりそんなもんかなぁ。」と少し消沈のGパイセン。
「じゃあお前、そういうの興味ないの?好きな芸能人とかおらんの?」
「・・う〜ん、特にいないっすね、キレイなとか可愛いなとかは思うけど、別にファンにはならんすね。僕は専らエロ動画ですよ!」と男らしくK拳。
この流れは・・・と傍で聞いているTりをは危惧した。
頼むから掘り下げてくれるなよ。と思っていたが、Gパイセンが導火線に火を点ける。
「乃木坂がキモイんやったら、エロ動画のネェちゃんも若いやろ?一緒やろ?」
「ふふ、僕の見てるのは、若くないですよ。」何故か勝ち誇ってK拳。
「えっ・・若くないって、何歳くらい?」
「はちじゅうです。」
「えっ・・!なんてなんて?」
「八十歳ですよ。」
場の時間が止まる。スタンド使いか、こいつスタンド使いか、しかもザ・ワールドか。スタープラチナか。
「いや〜しかし、乃木坂か〜そらないわ〜キモイわ〜ロリってるわ〜。」
止まっている周りの時間をよそにK拳は、乃木坂好きをディスり続ける。
Tりをは思う。家に帰ったら、オヤジが熟女通り越して老婆のエロ動画見てたら、軽蔑どころか縁切られるんじゃないだろうか。
Gパイセンもそのシュチュエーションを想像していた。いやいやいや、お前のやつの方がドン引きやで。無茶苦茶やがな。もう人外やがな。
とても対抗出来ないと諦めたGパイセンは、潔く己の性癖の非を認め、
「そうやな、ロリコンかもしれんな。八十と比べたら・・」と小さい声で。
Tりをも会話に入ろうと、自分もWOWOWで放送されたPerfumeの特番をブルーレイに保存した。とのエピソードをねじ込もうとしたがこの流れでは、弱すぎる、話のインパクトが弱すぎる。ってかK拳の話が強烈過ぎる。手加減しろや。
と、ここまで登場人物をイニシャルにしたのは、やはり話の内容が内容だし、二人に許可を得てないからなんですけど、じゃあなんでお前までイニシャルなんだよって話だけど、何となく客観性を出すためっていうか、第三者的な立ち位置で俯瞰するに、この三人の会話ってどうなんだろう的なね。
・・・総合すると、三人ともキモイよね。群を抜いてK拳がキモイけどね。
でも、性癖なんて誰しも持っているものだろうし、それを日頃人間関係のバランスを取る中で、小出しにしたり、全く隠したり、K拳のようにストリーキングかな?くらいさらけ出していたりしているだけじゃないかな。
時計だったら、早く進みたいと思ってもいけないし、もう少しゆっくりしたいと思ってもいけない。常に正しい時間を指し示すためには、正しい速度で適宜進まないといけない。
が、人間はそうはいかない。いかないが、バランスを取っていかないと、周りと生きていけない。しかし性癖が・・。
小賢しくバランスを取ってそれなりに生きていくことと、振り切って、偏って生きていくこと、どちらがいいかなんてのは恐らく一回の人生じゃ分からない気もする。
振り切って偏って、周りから見ればそれは狂気。
しかしバランスを取って生きようと足掻く者には、それも指針。
毎度毎度何の話だよ。
「マッドマックス 怒りのデスロード」 2015年 オーストラリア 監督 ジョージ・ミラー
あまりこの手の作品は好まないのだけど、
すごく楽しめた。
と言っても実は観たのかなり前で、物語の記憶は曖昧だけど。
畳み掛ける展開、アクション、かなり癖があり狂気を感じさせる登場人物、刺々しい小道具、暴力的で重厚な乗り物、少ない物資を全力で奪い合う世界。悪と正義の混在。
そんなものがとても印象に。
善哉。
そう思いました。
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