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冷蔵庫のなかにあるもので、適当に何か作る。
これができる人は料理上手、なんて言います。
約7,8年ぶりの一人暮らしで(現在は両親が転がり込んできて、残念ながら一人暮らしは半年で終わり・・)、自炊を試みてみて本当にそう思った。
まず近所のスーパーマーケットに行き、買い物に悩む。何せ何か作ろうと食料品を物色したことがなかったから。そこで買い物といえば主婦。主婦の目線になりきって、あら今日はチンゲンサイが安いじゃない、このバナナ傷んでるわね、人の買い物かごを覗き込んで、あら、奥さんち今日はビーフシチュー?とか心の中でつぶやきながら買い物。
家路に着き、主婦目線で買ったチンゲンサイを前に調理法が分からず包丁片手に台所で、どこ切るんだよ・・と途方に暮れたことを思い出す。
目線だけ主婦でも、知識とスキルが追いついていないとダメらしい。
またいつもの悪癖で話を大きくしますが、これ人生と同じだな。と。
周りにいる人、持っている物、仕事、収入、時間、体調、過去、いわゆる今日の自分に備わる条件。
自分の冷蔵庫に入っているもので、楽しくやらないといけないわけです。(人生は楽しまなければダメだと思う人、あるいは楽しみたいと思っている人は)
それを、あれがあれば、これがあれば、そら、思い浮かべるもの全部あれば、楽しくやれるかもしれない。
でも、それはあくまで想像で、自分にそれらを活かすスキル、知識がなければ、やはりそれらを兼ね備えた人ほどは楽しめない。
目線だけは賢者のそれになりきったとて、中身が伴わなければ、宝の持ち腐れ。
今あるもので、思い浮かぶ最良を作る。
それが人生上手。
五体不満足でもあれだけエンジョイしている人もいるのだ。エンジョイが過ぎて、ちょっと大変っぽいけど。
五体満足で何の不平不満を言い募る?
と思うのだけど、なかなか思うように楽しめないね、材料はふんだんに持っているはずなんだけど。
どうも僕はへっぽこ料理人みたいだ。
「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」 2014年 アメリカ 監督 ジョン・ファヴロー
ある店の雇われシェフが、オーナーと料理の方針を巡り喧嘩。クビ。
再就職しようにも、悪名が巷間流布し、どこも雇ってくれない。といって自分の店を出すだけの資金もない。生活の危機、思いついたのはフードトラック。
別れた妻と暮らしている息子。オヤジのフードトラック開業を聞き、
夏休みの間手伝いたい。と
料理人としての父を尊敬する息子。
腕は確かなシェフ、各地を転々としながら、ドンドン話題を集める。
親子の絆もドンドン深まる。
心温まるロードムービー。
みたいなお話。
毎度かいつまみすぎているけど。ざっくり。
このシェフ、料理はもちろんのこと、幸せも自分に備わった条件で上手く作り上げてみせた。
今ある材料で、きっと幸せは作れる。
足りないものを嘆くより、今あるものを喜ばないと。
そんなことを思ったり。
善哉。
そう思いました。
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