|
組織に属すると、その内部にはいろんな人がいるわけです。
大抵は日々の業務に追われて、目先の小さな休みだ昇給だに一喜一憂し、同じ仕事仲間のことをあーだこーだ訳知り顔で評論したり、要はそこのなか以上の視野を持ち得ない人がほとんどだ。
そんな中で、稀にもっと大局的で広い視野を持った人がいたりすると、自分の小ささにものっそい恥ずかしさを伴って気づかされる。
自分は何者にも縛られていたくないはずなのに、小さな組織の中で、くだらぬことに意地を張り、どちらでも良いことに我を通し、それを自由だと勘違いしている。
そんなものに拘わることのほうが余程その組織に隷属している、依存しているというのにね。
人に従うのではなく、道理、合理、いわゆる理に従う。
もっと大きな流れ、それは運命と呼ばれたり、宇宙、時間、始まり、終わり。
そういうものの中に、自分はいるのだから、自ら小さい籠に入って、ピーピー鳴くことはない。
生きていく便宜上、毎日そこに入って行くことは仕方ない。むしろ毎日活計を得るために働けることは幸せだが、日ごろ働く籠の外には、もっと多様な価値観、広く大きな世界がある。
であるから、心まで籠に囚われることはないのだよ。
と思うが、
そう簡単ではない。
そんなに簡単なら、これだけ精神の病気が云々される世の中になってないすよね。
世の趨勢にも、生活にも、如何な権力にも屈すことのない、強固な信念。
それがある人は、どこにいても何をしてても、仮に何もしていなくても、
すでに偉人じゃね。とか。
「利休にたずねよ」 2013年 日本 監督 田中光敏
うちでは、エビちゃんといえば、蛯原友里のことではなく、海老蔵を指す。
リオンにボコられたあたりから、そう呼ぶようになった。ごく自然に。
というのはどうでもよくて、そのエビちゃんが主演です。
これ、昔に原作を読んで、良かった記憶があったので、観てみました。
演者がものすごく間を取った芝居をするものだから、
途中眠くなってしまったりもしたのだけど、
己の信じる価値観に殉ずる男の生き様、男前。
日頃の自分と照らし合わせて、赤面。
原作を読んだときとはまた違った感想を持ったっすね。
そんなことを。
そう思いました。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- その他映画




