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この日私は先週も担当した「普通形にドン詰まった2人組」。
ですが、肝心のドン詰まった学生が休んでしまったため、
いい加減普通形に慣れてしまった学生と彼のペースでいけるところまで行っちゃいました。
しょうがないよね。2人のときは出来ない君にあわせてペースダウンせざるをえないんで、
出来る君にはストレスだと思うのよ。いないときぐらいは彼のペースで進めてあげないと。
私の授業はまったく問題が無かったのですが、よそで問題発生。
ワンコのクラスでした。
もう敬語を勉強する段階に突入した彼ら。
敬意表現が大の苦手。
基本的にアニメや漫画の日本語をテキストの日本語よりも信じているため、
いつまでたっても敬語が出来ない。
この日担当した先生に「僕らはこういうのは使わないから練習したくない」
と言ったそうです。先生、対応に困っちゃって相談されました。
ワタクシの意見はね。ただ一言。
・・・バカヤロウ。
単純に敬語だけならまだわかるんですよ。
でも彼らは「敬意」というものを完全に履き違えているところが分かっていないんだな。
だって先生を呼び捨てにしたり、「おまえ」呼ばわりするんですよ。
・・・あり得ない。
ワンコ曰く「これは仲良くなった証」だったり「アイスブレイカー(会話の潤滑油)」として
わざと言っているんだ、とのことでしたが・・・これがその通りに作用すれば
まだいいとしても、相手に失礼な印象を与えた場合は、言った彼らの人格をうたがわれるほどの
ダメージがあるということを理解していないんだな。
文化的な違いも含めて、早いうちにこの辺をちょっと理解させないと今後このままズルズル行っちゃうぞ。
だいたい20代後半〜30代のいい大人が、漫画やアニメの日本語を多用していること自体、
恥ずかしいと思ってもらわないと。誰が誰に対して言っているのかをよく見ずに、
2次元の世界で使われている言葉を丸覚えして、3次元の世界で誰に対しても友達に話すかのような
口調で話すんでは、いずれ何か取り返しのつかない失敗を犯すはず。
彼らは今までそれでコミュニケートしてきた日本人が大喜びしてくれたのを知っているので
「僕にはこの日本語で十分」と思っているのですが、日本人が大喜びしたのって
彼らが頑張って日本語を勉強してきたこと、英語話者である彼らが日本人に対して日本語で
話しかけているということに対して敬意を表しているだけであって、
彼らの使った表現そのものを容認しているわけではない・・・というのがまだ理解できていない。
ワンコのクラスメートはまだいいんですよ。彼は観光でしか日本に行くつもりが無い。
観光程度なら確かに今の日本語でも十分かもしれない。そういう意味では
彼が現状に満足している以上、正しい日本語というのは彼には必要ないかもしれない。
しかしワンコは・・・彼は一応日本で働くことを目標にしていたはずで。
そういう人に現状に満足されては困るのです。
さぁメインの先生はコレに対してどう対応するんでしょうかね。
わたし?私は傍観します。
もちろん私の意見はメインの先生に伝えますがね。
だってこれまでだって私は口をすっぱくして注意してきたんですよ。
今となっては彼らは「私に対してさえ言わなければいいだろう」と思っているようで、
他所で使う気満々なんだ。
(わたしが怒った、ということは意味が通じているということ。
つまり、他で使えるということなんだ。)
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