ムボーは国境を越えて

三十路まっしぐらの今更 留学を決意したムボー者の備忘録。

修行日記 01/07

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この日はもう妊娠9ヶ月に突入するという奥様と
日本人のお母さんとイギリス人のお父さんを持つ15歳の少年の授業でした。

15歳の少年は機会が少ないとはいえ、妊婦さんに比べればずっと日本語に触れるチャンスが
ある分だけ学習理解度はずっと上です。若いから吸収も早いしね。
これまではずっとこの少年が妊婦さんの理解度に合わせてあげる形で
かなりゆっくり進んできました。

ところがここへきて 妊婦さん頑張った!出産前の最後のお勉強で気合が入ってきた?
少年が忘れているような語彙、助詞なんかを この日はスパンスパンと言い当てました。
年齢も学習歴も全く違うため、この2人は休憩時間中もどちらかと言うと無口なのですが、
この日は妊婦さん、自分が良くできるようになったのに気を良くしたのか
少年に「大丈夫よ、頑張ればあなたならできるようになるから」と諭しておりましたね。

で、この15歳の少年が 休憩時間を利用して私に聞いてきたのが 本日のタイトル。
なんでも学校のプロジェクトで何かをしなければならず、それを発表することになっている
んですが、彼は「ギターの弾き語り」を選んだそうです。
そして歌は彼の作詞作曲による日本語の歌詞がついたものを作るつもりなんですって。
それが冒頭の

「猫の刀は どこ いっちゃった?
 わかんない。
 もう戦うことが出来ない。」

全部出来たら聞かせてね、とお願いしたら
「え〜 恥ずかしいから ヤだ」と言われてしまいました。
でもこの歌詞、いったいどういうオチをつけるつもりなのか気になる。
(オチをつける義務は無いんだけど)

この日は良くできる4人組の担当でした。
んが、直前になり ウチ1人が仕事の都合で今後しばらく休むとの連絡が。
クラスの中で一番若いのに、実は一番クールで、しかも真顔でジョークを言う
彼のスタンスはクラスの中でも面白いものだったんだけどね。
彼が良くできることが、他の生徒さんにとっては僻みや妬みではなく
モチベーションの向上に繋がっていた・・・という珍しいケースです。
そういう人柄なんでしょうね。そんな彼がしばらくいなくなるというのは少し寂しいです。

ちょうど形容詞をしていることもあったから
「○○さん(休学している生徒)について教えてください」という内容の作文問題をさせたら
他のクラスメートから出てきたものというのが
・○○さんはスマートです。
・○○さんは親切です。
・○○さんはハンサムです。
などなど かなりプラスな作文をたくさん作ってくれました。
決して「テキトー」に書いたわけではない、といういとも伝わってくる
まじめな良い作文ばかりでした。
本人に見せてあげたかった。

そしてこの日は「日本人の癖して日本語が話せない」という日本人を
別の先生が担当していてくださいました。
ところがワタクシ、彼に出していた宿題(旅行記)をもらってきたにも関わらず
添削するのをわすれておりました。
休憩時間を利用してその間にチェックを・・・と思ったのですが、
彼が書いてきた作文はA4の紙がミッチリ文字で埋まるほどの作品だったのです。
とてもじゃないけど10分そこらで添削できるような長さではありませんでした。

しかも文法的にはぐっちゃぐちゃ。
いくら不自由しているとはいえ、やはり日本人ですから、
ある程度の日本語はわかります。ただ、システマティックに習ったわけじゃないから
簡単な文型・語彙が抜けていたり、中級の文型を知っていたりと
知識にムラがある人なんですな。
それを修正したいんだけど・・・あまりの長文・不可解な文章の連続に
ワタクシ添削をギブアップ。今日担当の先生に本人に解説してもらいながら
添削してもらうように頼みました。

そして2人で決定。「今後彼にエッセイを書かせる宿題を出すのは止めよう」。

この日はアルバイトは無し。
夕方の授業の準備を整えて、一度センターにある学校へ出向き、
それからユーストン駅からBRでハートフォードシャへ向かいます。

年明けから3回教えに行った先生曰く
「いままで随分子供っぽかった子が急に大人っぽくなったのよ」とのこと。
たのしみたのしみ♪

久しぶりに訪れた田舎町は 何一つ変わることなく静かにそこにありました。
いいですねぇ。こういうゆったりとした時間の流れ。
テムズ川の南岸もいいし、ヒースロー空港もいいんだけど、
わたしにとってはここも「自分を取り戻す場所」なんだな、と思いました。
ここにくると自分が何のために今イギリスに居るのかを再認識できます。

この日のターゲットは「好きです・嫌いです」「上手な・下手な」「どうして?/〜ですから(理由)」。
この辺も生徒の入りがいいところです。
わたしが導入用に用意して行ったネタは「マーマイト」。
これはこちらに居る日本人のほとんどが「嫌い」というもので、
イギリス人にとってすら「好き嫌いがはっきり分かれるシロモノ」ということになっています。
好きな人はトーストに塗って食べたりしますね。
戦時中から栄養食品として重宝されてきた食べ物なんだそうですよ。

そして案の定、この少ないクラスの中でもマーマイトについての意見は完全に二分。
そうなるとますますこの日の授業は進めやすくなるのだよ。ふふふふふ。

というわけで、久しぶりの出張授業は滞りなく終わりました。
肝心の成長著しい子供ですが、確かに大人っぽくなっていました!
なんだろう?いままではどちらかというと「道化役」だった子なんだけどね、
なんだか今年はクール。・・・彼女でもできたか?ふふふ。

昼間はジャパレスでアルバイト。

夕方何気なく携帯電話を見てみると着信2回、テキスト受信2通。
はて・・・?とテキストを見てみると、
昨日一緒にお芝居を見に行った先生からでした。

「明日のセカンダリースクールのレッスンで教えなければならない
ボキャブラリーのリストがあったのに昨日渡し忘れた!」

そりゃ大変だ。わたしも忘れていた。
あわてて連絡をして必要事項を口頭で教えていただきました。
それから慌てて明日の授業の準備に取り掛かりましたよ。

この日は ほんとに 大忙し。

まず朝10時半からハイバリーでプライベートレッスンを1時間。
コレがね。この日は時間通りに終わらなくて。
何しろこの家族、イースターホリディに日本へ行くことを計画中とかで
子供達はもちろん、大人も大盛り上がり。
まだチケットも確保していないため、お父さんだけは「ロンドンにある
英系旅行会社は総じて法外な値段を提示してくる。日系旅行会社を紹介してくれないか。
日本での宿の予約方法は・・・僕らはここに行きたくて・・・この辺に純和風の旅館なんてある?」
などのかなり現実的な(純和風旅館の件は除く)質問を畳み掛けてきたのですが、
それ以外は
「ハローキティはどこで買える?」
「英語版キーボードの付いたパソコンを免税で買える?」
などの質問を畳み掛けてまいりました。
おかげで20分オーバー。でも追加料金なし。(涙)
ま、これはね、親切でしてあげられる範囲です。
わたしが教えた日本語をキッチリ復習してくれれば、日本で役立つさ。
(ま、復習なんてしてないから まず無理だ)

その後は1時にロンドン北部の街でテレビの引渡しが。
先日14インチのテレビを買ったばかりだったのですが、
偶然学校関係者が「いらないテレビがあるから引き取ってくれる人募集中。21インチ」
という話をくれたので、そっちにも飛びついたのです。
ほら、買った14インチは売ってしまえばいいのでね。
友達から借りたキャリーを引きずって21インチのテレビを持って帰ってきましたが
いやぁ、重い。14インチとは訳が違うわね。
でもさすがに画面が大きい分 見やすいです。 うほほほほ♪

その後は2時までにカムデンにあるこの家の仲介業者(不動産屋)へ
書類の提出に行くはずだったのですが、あまりのハードスケジュール&
土曜日でバスの本数が若干減っていることもあって、約束の時間に間に合わず。
この日は土曜日なので店の営業そのものが2時までだったんですね。
結局行ったものの目的を果たすことなく再び帰宅しました。

そして5時に今度は南部のサザークで学校の先生と待ち合わせ。
サザークがテムズ川沿いの「シェイクスピア グローブ座」に変更になったのですが、
どっちにしても15分の遅刻。
幸いこの日は天気が良かったのであまり辛い思いをさせずに済んだようですが
申し訳なかったです。
待っている間にテムズ川の南から見たロンドンを眺めていたそうです。
在英長い先生にとってはロンドンは住み慣れた街でありながらも やっぱり「外国」
という意識を持っていたい町なんだそうです。
その感覚を取り戻すために、忙しい合間を縫って時々ここへ来て町を眺めるんだそうです。
なんかわかるな、その感覚。

で、2人でトルコ料理のご飯をたらふく食って(これが安くて美味かった!)、
向かった先がウォータールーにあるThe Old Vic。
ここでシェイクスピアの「12夜」を上演しているのです。
£10の席でしたが十分良く見えました。
このお芝居、コメディなんです。シェイクスピアの作品ですからさまざまな人が
さまざまな脚本・演出で上演しています。もちろん映画もあります。
いろんなプロダクションがある中で、今回の「12夜」は女性が主役でありながらも
役者は全て男性・・・という ワタクシにありがちなキワモノ作品でございました。
でもね、そんなヘンな作品にはなっていませんでしたよ。
もともとシェイクスピアの時代には役者は全員男だった、という歴史もあるから
この作品だってオリジナルは男だけで上演されていたはずなのです。

最近日本語漬けの生活をしていて 英語の脳みそがジャジャモレしているから
シェイクスピア作品であるという利点を考慮してもリスニングは50%程度の理解でした。
がっかり。
でもね、シェイクスピア作品は「韻」を楽しむだけでも十分なんですよ。
それにわたしはこの作品のストーリーも知っているし。
役者が言った台詞を全部理解しなくても、十分楽しめました。

帰宅したのは夜の11時。
ああ 盛りだくさんの1日でした。

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