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今日も晴れてるが、相変わらず気温も低い。
小生は子供の頃から犬君大好きだった。
犬君は自然の中をあちこち走り回る動物で、以前は犬君を育ててる多くの人間は犬君を自宅を守らせるために庭で過ごされててたが、最近の住民はほとんど犬君を室内で過ごさせてて、小生アパートでも犬君と室内ですごしてる入居者もいる。
小生は小学生の頃に友達だった犬君と楽しんでた。
学校から帰るといつも近所の友達三人で近くの原っぱで玉蹴りしたり、走り回ったり、相撲したり、木登りしたり、山に探検に行ったりして日が暮れるまで遊んでいたが、ある日、原っぱに行くと、一匹の痩せた黒い犬君がいたので、クロと声をかけて手招きすると尻尾を振りながら近寄ってきた。
おやつに持っていたビスケットをやると、お腹が空いていたのか喜んで食べた。 それから、三人が原っぱに行くと、いつもどこからともなく姿を現したり、昼寝したりしていて三人を待っていた。 その黒犬君をクロと呼んで、三人の仲間になり、三人と一匹で遊ぶようになった。 おやつのお菓子や芋とか家から持ってきた食べ残しの魚などを与えたり、物を遠くに投げて拾ってこさせたり、走り回ったり、相撲とって投げ飛ばしたり・・・ 小生が大きな木に登っているとクロ君は木の下で上を見上げて吠えていた。 山に探検に行く時はクロ君が先頭を歩いて、蛇を追い出したり、時々三人を振り返ったり、おしっこをしながら進んでいった。 三人もクロ君がいると何となく心強い気がして、随分遠くまで遠征するようになって迷うことなく帰ってこれた。 途中の川ではクロ君は上手に犬掻きで泳いだ。 夕方、家に帰る時に三人がそれぞれ別れる場所に来ると、クロ君もさよならしてどこかにいなくなっていた。 暫くして、クロ君の姿を見かけなくなった。 どうしたのだろうと心配していたが、野良犬狩に連れていかれたという噂を聞いた。 三人はクロ君は三人の共通の友達と思っていたから誰も自分の家で飼おうという考えはなかったのだ。 その後、小生が小学校から中学から高校へと長じる時期に、両親はかの地の自宅で病院を経営してて、取り込んできた野良猫を自宅で過ごさせてた。
小生は大学受験願書に添える胸部レントゲン写真で肺結核が判明して、その1年前から父は今のご母堂様の領地にある、とある無医村の診療所に単身で勤務していたので、小生は卒業式にも出ることなく、そのまま父の元へ転送されてその自宅での療養生活を送ることになった。 その自宅から500mほど離れた家に住んでた、小学校の校長先生の虚弱体質の小学生の子供が父の診療所で診察を受けていて、時々、小生の家にも遊びにきていた。 その子は小鳥の餌ほどの量を一日に何回も食べるということだったので、小生は彼を「小鳥」と命名した。 その小鳥がある日の夕方、自転車屋でもらったとの子犬君を自慢気に抱えて来た。 小鳥がその子犬君を地面に下ろすとまだヨタヨタしている。
犬好きの父が口から食べかけのひき肉を食べさせたら、子犬君は美味しそうに食べて、父の足元にまとわりついて遊び始めた。 その日は小鳥がその子犬君を連れて帰った。 その子犬君の名前は分からなかったが、当時、ラジオで「コロ物語」というのをやっていて、その「コロ」という犬に興味があったので、我が家ではその子犬君をその「コロ」と重ね合わせた。 翌朝、窓から見晴らしの良い道路を眺めていたら、遠くの道路から雑巾みたいな物がヨタヨタとこちらに向かって動いて来るのが見えて、近づくにつれ必死にこちらに向かっている雑巾みたいなものはコロ君だった。 我が家の庭に出て、どこに行くのだろうと見ていたら、小生の家にやってきて小生を見つけると飛ぶように走ってきて小さな尻尾をちぎれんばかりに振って悦びを表現した。
疲れただろうと牛乳を皿に入れて飲ませたらペロペロと飲んだ。 暫く、遊んでいたら小鳥が探しに来てコロ君を連れて帰った。 ところが、後で外を見たら、コロ君が軒下で昼寝していた。 その日はコロ君は、小生が遊び相手したり、小生の安静の時間は一匹でじゃれまわって遊んだり昼寝して過ごして、夕方、小鳥が迎えにくるまで小生の家の庭でうろちょろしていた。 その後もコロ君は毎日、朝早くから小生の家にやって来て、我々が起きるまで部屋の廊下の外で静かに寝て待ってて、人が起きた気配がするガサゴソと動いて、暫くして小さく「キャン」と「わん」の中間みたいな鳴き声で来ていることを知らせる。 戸を開けると庭先でコロ君が尻尾を振ってこちらを向いている。 コロ君は暫く遊んでから、飼主の小鳥の家に戻って行くが、またやって来て小生の家の周りで遊んでた。 そういう日々の中で、コロ君も産毛から濃い褐色の色になって尻尾もくるりと上に巻いて犬らしくなって、飼主の小鳥も学校から帰ると、小生の家の周りでコロ君と一緒に遊んで、夕方に連れて帰る日々だった。 コロ君は投げ飛ばされるのが大好きなようで、何度投げ飛ばされてもまた向かってくるが、虚弱な小鳥にはそういうコロ君の相手は無理だった。 どうもコロ君の中では、小生がご主人様で小鳥の家が食堂で小鳥のことは小生の家来でコロ君の世話役と思っているようだった。 コロ君は素直で賢い犬で小生が教えるいろいろな芸もすぐに覚えて、動きも俊敏で一緒にいて楽しくて、近くの山登りにも一緒に行ったりした。 褒められるのが嬉しいようで、いろいろな訓練や躾を上手にできて褒めると得意気で、とても勇敢な犬だった。 滅多に無駄吠えしないコロ君に、一度コロにビールを飲ませたら、酔っ払って、庭をくるくる走り回りながら吠えまわっていた。 コロ君は半年後には放し飼いもできないということで、小鳥の家に紐で繋がれて来なくなったが、暫くした雨の日に外で「く〜ん、く〜ん」という犬の泣き声がするので戸を開けてみたら、雨にびっしょり濡れたコロ君が興奮して小生に飛びついてきた。 コロ君は首輪を繋いであった紐を食いちぎって小生に会いに来たようだった。
その後は鎖で繋がれるようになって来なくなったが、1年近く経った頃、小生が庭で自転車の手入れをしていたら、家の前の道を小鳥が自転車に乗って、その横に鎖で引かれたコロ君がぴったりと並んで背筋を伸ばして真直ぐ正面を見ながら凛々しく忠犬らしく自転車の前に出ることなくその速度に合わせて進んでいた。 体もころころした感じも消えて大きくなって精悍な犬になっていた。 小生は悪戯心が沸いたので、軽く口笛を吹いたら、とたんに、コロ君が小生の方を見て、小鳥を放り出して一目散に小生目がけて突進してきた。 まるで狼のような動きで小生の前にあった自転車を飛び越えて小生に飛びついてきた。 これが敵意を持つ相手だったら、かみ殺されていたかも知れないような勢いだった。 尻尾を垂らして小生に抱きつくようにして、狼みたいな精悍な姿に似合わない嬉しそうな甘えた鳴き声で小生の顔を舐めようとした。 そして、またもしっかり小便をかけられた。 もうコロ君と会えなくなったので、コロ君が生まれた自転車屋に行って、コロ君の弟の子犬をもらいに行ったが、子犬は今はいので次に生まれたらもらいたいと予約してきた。
その後暫くして、小鳥のお父さんの転勤で名犬コロ君も一緒に行ってしまってすぐに自転車屋から子犬が産まれたという連絡があったのでもらいに行った。 名犬コロ君とは違う感じがしたが、自転車屋は産毛が生え変わればあの様になるとの事で、その中で一番賢そうな子犬をもらって、兄貴のような名犬であることを期待して、またしてもコロと名付けた。 チビの間は家の中で育てた。 夜は父の布団の中で父の腕を枕にして寝て、夜中におしっこにも父が連れて行っていた。 朝は、低血圧で朝に弱い小生を起すのにご母堂様がそのチビ犬を寝ている小生の顔の上に置かれて、小生はチビコロに起されていた。 昼間は家の中で昼寝していたり、走り回ったりしていたが、油断ならないのは走り回っていて布団の上に座って突然真剣な表情になった時である。その跡には運古とかおしっこが必ず残っているのである。 庭に出して遊ばせた後は家に戻ろうとするが、段になっているのでそこを必死によじ登ろうとするが、最初はなかなか登れずに何度も転げ落ちていた。 1ヶ月ほど家の中で育てた後、犬は外で飼うものなので庭の犬小屋に入れたが、夜になると寂しがって鳴いて可哀相だったが、三つ日目にようやく諦めて鳴かなくなった。 暫くして産毛が生え変わってきたが、どうも兄貴の名犬コロ君とは違う。 遂に兄貴とは似ても似つかぬ白い犬になってしまった。 多分、種違いだったのだろうと諦めるしかなかった。 同じ猪猟犬なのだろうが、外見も兄貴は狼みたいだったのに、この弟は白狐みたいで、性格もおっとりした犬だ。 その後、病も癒えた小生は東京の大学に行き、就職してサラリーマンになって各地へ転勤生活となったので、コロと会うのは休みに帰省した時だけになった。 もっぱらコロは父の散歩の相手をしていたようで、小生が帰省するとその散歩道を案内してくれて、家の傍の川の川原で鎖を外してやると、石伝いに向こう岸に渡って山の中に向かって1時間ほどのコースを生き生きとした足取りで先導した。 小生が結婚して無知太郎もコロと対面したが、犬嫌いのカミさんはコロに無視されたが、無知太郎には親近感を感じたようで、無知太郎の振る舞いにも逆らうことはなかった。 10年過ぎてきた頃にコロも次第に元気がなくなってきた。 餌も不味いのか飽きたのか食も細くなって食べ残すことが多くなった。 食べ残した物をいつもは自分で土に穴を掘って埋めていたが、そのうちに食べ残したままにするようになって、夜になると野良犬が来てその餌を食べていくようだった。 自分の縄張りに野良犬に侵入されても黙認するほど弱ってきたのだろうかと思った。 ある晩、コロの悲鳴のような鳴き声がしたので、朝見てみたら野良犬に噛まれたのか、足から血が出ていた。 暫くして、小生に親から電話があって、コロが遊びに来ていた近所の子供に噛み付いたのでコロを処分したということだった。 父が筋弛緩剤で安楽死させたらしいが、子犬の頃から寝床に入れて育てて10年以上散歩の相手をしていたコロを自分の手で死なせることは辛かっただろうが、人の命を守る医師としてはコロの行為を許せなかったのだろう。 或は、コロの衰えを見兼ねてのかとだったのかも知れない。 享年13歳だった。 最近の子犬は店で売られてて、部屋の中で過ごさせて、外に出る時は車や自転車に乗せたり、紐で繋いで散歩などだが、小生がこれまで楽しんでた犬君はもっぱら、外を走り回って大いに楽しんでた。 今も小生は散歩してて、出会う犬君達と挨拶してる・・・
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動物たちとの日々
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小生はアルコールは滅多に飲まない。
別に禁酒ではないので、宴会や酒好きの友人との付き合いでもビール1杯と焼酎1杯で良い気分で、大酒飲んで記憶失うことなど滅多にない。
二次会でも酒よりもカラオケ。
たまには睡眠薬の代わりにワインを飲んで寝ることもある。
世の中には酒好みの人が多いようだが、人間以外はどうなのだろう。
牛肉の牛はビールを飲まされてるそうだが。
以前小生と遊んでた犬にビールを飲ませた。
酔っぱらったのか周囲を通る人に吼えまくってしばらくして眠った。
その後はビール飲ませようとしても飲まなかった。
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自慢ではないが小生は偏見の人である。
偏見とは本人にのみの正論である。
さて、犬に対する小生の偏見を披露しておこう。
小生は犬が大好きで、これまで数匹の犬と仲良くしてきて、盲導犬や救助犬は尊敬している。
小生にとって犬はペットでも家族でもなく、友達であり家来である。
仲間としての情はあるが、家族としての愛はない。
犬は共に競走して速さを競い、探検を共にし、敵と共に戦う友達であり、命令に従い、狩に従い、家を守り、主人を危険な敵から守る家来であり、決して主人を見捨てて逃げることはない。
だが、犬は犬であり、寿命も人間とは別であり、また人間の価値観を押し付けることはできない。
友達である以上、共に楽しみ、家来である以上、躾、訓練、ねぎらいや褒章、報酬は当然であるが、どう生きるかその犬生は犬の勝手であり介入する気はなくその本性を失うことなく生きてもらいたい。
栄華を誇る人間に取り入って生きてる犬族には狼や猪や狸などの動物からは多くの非難があるだろう。
犬がいればこの世に怖いものはなく、楽しく遊べる。
しかし残念だが、仲間に対し家来に対してもう小生は責任を執れないので犬を独占することは諦めている。
小生の偏見に対して犬の抗議の無言の唸りが通り過ぎていくだろう。
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小生は犬が大好きである。 |





