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◆ 湖面に映るが如く ◆

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16歳と6ケ月・・・散歩大好き・・・仲間が欲しい

イメージ 1我が輩の名は、アンビーという。
柴犬の雑種オスである。
血統書などない。
ないと言うより、どうもノラ犬の
血を引いているようで血統書など縁遠い。
運がなければ、一緒に生まれた4匹の仲間と
同じく、保険所で処分されていたかもしれない。
生まれて間もなく、人間の男の子に
引き取られた。
主人は、その男の子のはずであったが、今は、
その親が、主人だ。




我が輩の名は、結構、思案して付けられたようだ。
 ・ラッシーでは、名が有名過ぎる。
 ・ドムドムでは、漫画チック
 ・ボスでは、風格が違う
 ・ポチや茶では、何かありきたりだ。
 ・夢が有って世界に一つしかない名前と言う事で
 「少年よ大志を抱け」即ち「Boys, Be ambitious」より
  ambi=アンビーと決まった。
そして、長年、皆に可愛がられて来た。
最初の頃は、名前の由来を良く聞かれたようだが、すぐ納得。愛着を持って、連呼してもらえるなった。
今は16歳と約半年の老犬だ。散歩道では、元気だねと声がかかる。
保健所からも毎年アンビーちゃん宛の、注射と登録の案内をもらっている。
目は白内障で、ほとんど見えず、溝に落ちたり、ポールにぶち当たったりこのところ、多くなった。
歯槽膿漏で、時々、顔がはれたりして食が嫌になることも多くなっている。勿論、耳は遠い。
しゃがむのも、後ろ足や腰が痛くて苦痛だ。でも、散歩は楽しいから、頑張っている。
夜は、去年より、玄関に布団を敷いてもらっている。ここは、自分の最高の場所だ。
だから、誰も寄せ付けない。ただ、主人にだけは、歯を剥いても、謝るようにしている。
いっぱい言いたいけど、今日は、バイバイネ。
 
 

隣の席

イメージ 1忘年会シーズンになった。
今年も、ある忘年会に参加する事にした。
田舎の私にとって、新宿での忘年会は、
一日掛かりである。
気の合った仲間となので、遠くても、
時間を掛けてでも、参加したいと思っている。
その日も、一日掛かりであった。
午前10時に家を出て、特急に乗った。
勿論、指定席。
一人だから、隣に、どんな人が来るか、
気になる。
妙齢のご婦人なら、その日が、幸運だ。
礼儀知らずの若者なら、我慢するしか
ない。個性派強いサラリーマンでもつまらない。
今までは、何故か、おばあさんと隣り合わせになった。
お互い意識しながら、上野までの、無言の2時間。ホームに下りて、ホットしたものだ。

今回は、隣に、誰が

さてさて、今回はどうか
ひと駅、ふた駅、乗客は、あるが、隣には誰も来ない。空席のままだ。

イメージ 2次の駅辺りだったと思う。大きな体の年配のおじいさんが来た。
「よろしいですか」と礼儀正しい。
「はいどうぞ」と足を引いたが、足元が狭い。
その上、前の席がリクライニング椅子を後に倒していて、余計邪魔になった。
なかなか窓際の席へ動けない。
何度か足を引き直して、やっとおじいさんは、席についた。
今日の隣の席は、このおじいさんだ。
挨拶をした以外、未だ何も話していない。
あんなに、入りずらい思いを掛けるのであれば、私が、ちょっとだけ、立って、やればよかった。
このおじいさんは、嫌な思いをしたのではないかと反省しながら話のタイミングを図った。
ところが、おじさんは、ひとり言を始めた。
仲人のスピーチ練習なのだろうか、仕事のスピーチだろうか。良く分らないが、熱心だった。
それが、終わったら、本を出して、何回も小さな声で、数行ずつ、読んでは暗記し、
読んでは、暗記しを繰り返した。
声が、大きくなかったので、良く分らなかったが、英語以外の語学のようだった。
それが、終着駅まで続いた。だから、とうとう、話をする機会を失ってしまった。

滅多にめぐり合えない素晴らしい出合い

イメージ 3駅到着、数分前に、意を決して、話掛けた。
「語学の勉強ですか?」突然、話かけられ、おじいさんは、びっくりした。
「はい、ドイツ語を・・・」
「えっ、おじいさん、いくつ」
「72歳です」
「お若い、とっても、その歳には、見えません」
「英語は、不自由しないんですが、今度、ドイツに行くもんで、」
「いや、凄い」英語ベラベラの国際人だ。
「ドイツには、ホームステイしたことが、あるんですよ」
「ヨーロッパには、よく行かれるんですか」
「2年に1回くらいですかね」
「いや〜本当に凄いですね」
 健康に気をつけて、何か運動もやられたが、いいですよというつもりで
「何か、スポーツはやられてますか」と尋ねてしまった。もはや 余計な御世話だ。
[柔道を、やっていました。つい最近は、弱くなって、そろそろやめようかと思っています」
「いやぁ だからお若いんですね」
・・・隣の席、今回は、妙齢なご婦人ならぬ、滅多にめぐり合えない人物との出合いだった。
このおじいさんも、本日、忘年会だった。時間まで、上野の美術館で、芸術を堪能するのも
目的の一つだったようだ。高尚にして、優雅である。
どこかの会社の役員だったのであろうか。
温厚な人柄であった。私が声を掛ける相手ではなかった。
が、馬鹿にせず、素直に答えてくれた。滅多にめぐり合えない素晴らしい出会いだった。
会話したのは、ほんの数分間だったが・・・。

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