あと一歩上を目指す設計事務所所長の毎日

優しく穏やかな語り口で暴言を吐く。あっちのブログはその路線にします。

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今回、江戸川区が定めている条例が、違法だという理由を正確に書きます。

江戸川区の条例は建築基準法に反している。
これは私がいつも主張している事ですが、




分かり易い判例解説のページがありましたので、まずご紹介。
都市計画法や建築基準法、県条例を無視して、市独自で「パチンコ屋の建築を規制」した事が違法条例と認められた例です。

ちなみに、江戸川区では、パチンコ屋どころか、共同住宅や診療所併用マンションにまで、独自の違法な条例を制定することで、建物を建て辛くして、また、危険な設計計画を強いています。





(判例は読むのが面倒でしょうから、読み飛ばして頂いても結構です)



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建築工事続行禁止請求事件
神戸地方裁判所 平成6年(行ウ)第34号
平成9年4月28日 第2民事部 判決

建築工事続行禁止請求控訴事件
大阪高等裁判所 平成9年(行コ)第23号
平成10年6月2日 第11民事部 判決

http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~suga/hanrei/127-1.html



(地裁判決抜粋)
また、建築基準法において、一定の事項に関しては、地方公共団体の条例において同法と異なる規制を行うことができる旨規定している(40条、41条等)のに対して、用途地域内における建築物の制限については、地方公共団体の条例において同法と異なる規制をなし得るとした規定は存在しない。さらに、地方自治法2条3項18号は、土地利用規制は、「法律の定めるところにより」地方公共団体の事務に属するとし、都市計画法は、用途地域等の地域地区内における建築物等に関する制限は、同法で特に定めるもののほか、別に「法律で」定めるとしている(10条)。したがって、建築基準法は、用途地域内における建築物の制限について、地方公共団体の条例で独自の規制をなすことを予定していないと解するのが相当である。

(高裁判決抜粋)
このうち、(a)、(c)の主張が理由がないことは既に説示したとおりであり、本件条例は、風営法にも、建築基準法にも違反しており、その効力を有しないものというべきである。


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判例終わり。










建築基準法では、私達市民が建物を建てる時の制限だけでなく、

特定行政庁(確認を下ろす権限を持った市町村)が、公権力を暴走させ、市民を害する事が無い様に、条例を制定出来る範囲も定めています。








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建築基準法第40条

地方公共団体は、その地方の気候若しくは風土の特殊性又は特殊建築物(※1)の用途若しくは規模により、この章の規定又はこれに基づく命令の規定のみによっては

建築物の安全、防火又は衛生の目的を十分に達し難いと認める場合においては、

条例で、

建築物の敷地、構造又は建築設備に関して安全上、防火上又は衛生上必要な制限を附加する事が出来る。


(※1特殊建築物 大雑把にいうと・・・主にマンションや商業施設など、不特定多数が利用する住宅以外の建築物のことです)
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つまり、市町村が決めて良い条例の範囲は厳密に定められています。

無制限に、市町村が「自分達の決めたい様に」適当な条例を作ってはならないと、建築基準法は定めているのです。だから、パチンコ屋ですら、建築を止めれば、それは市の不法行為と、裁判所も判断するのです。




江戸川区は「法律を知らないで条例を制定した」

のではありません。



自らの行為が違法だと知っていながら、違法条例を制定しています。





例えば、合法な条例と比べれば一目瞭然です。
「東京都建築安全条例」は、第1条で、まず、その条例の正当性を宣言しています。

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東京都建築安全条例

第一条 建築基準法第40条による建築物の敷地、構造及び建築設備並びに工作物に関する制限の附加、(中略)については、この条例の定めるところによる。

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江戸川区の職員達は、条例を起案し、訳も分かっていない区議会議員達を説得して違法な条例を制定してしまいました。自分達の仕事を作り出す為、市民に対して尊大な態度(今度写真をアップします)を取りたいが為に、異常なレベルの厳しい規制を次々と定めています。



前回から指摘している様に、もうそろそろ、江戸川区役所職員達の暴走を止めないと、この区は衰退し、10年後、20年後には隣接区との競争力を失ってしまう事になります。また、危険な駐車場は既に多々作られ始めています。市民の生命も危険に晒されて行きます。




「よりよい街造りをして住み易い江戸川区に」

と、親切な顔で説明している職員達。彼らの多くは江戸川区に住んでいません。それどころか、先日、話をした担当係長は、今春、区外に転居したと、言っておりました。


区役所職員達が「住み易いまちにしますよー。だから私達のいう事に従え!」と言っているにも関わらず、自分達は江戸川区に移住して来る訳では無く、むしろ、転出してしまっているのです。



住み易い町を作っているならば、職員がどんどん江戸川区に移住して来る筈では???

実際には、江戸川区は区条例のせいで、住み辛く家賃が高い住居ばかりになってきて、人が集まりにくくなっているのです。





江戸川区条例により、診療所や保育所の建て替えが出来ないケースも出て来ます。


私が騒いでいるのは、誰よりも先に気付いてしまったから。

数年・・・5年すれば、少しずつ皆さんにも、この重大性は見えて来る筈です。

一番に気付いた私としては、今後も問題提議をして行きます。
危機意識を共有して頂ける方には、是非、一緒に動き始めて頂きたい。このままでは、数十年後までに江戸川区は職員達に滅ぼされてしまいます。

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