あと一歩上を目指す設計事務所所長の毎日

優しく穏やかな語り口で暴言を吐く。あっちのブログはその路線にします。

建築

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以前、建築雑誌の編集部の方とお話をしていて、

「設計事務所って何故経営が成り立っているのでしょうね?」

という話題になったことがある。





今回の想定
一戸建ての設計でちょっと有名な建築家
所員は5人
設計料は1棟あたり300万円
年間設計数5棟



こんな事務所があったら、皆さん、どう思います?
「結構設計費って高いんだなー」と思いませんか?


設計事務所の年商1500万円。
事務所家賃とかの会社経費を引けば、手元に残るのは多くても1000万円が良いところでしょう。

1000万円で所長を含む5人の給料を賄う
そんな事務所です。



極貧ですよね。(月じゃなくて「年1000万円/5人」です)
建築雑誌の特集を見ると、彼らは現場に毎日通って、細かい指示を出している様に見えます。
(毎日何を食べてるんだろう、心配・・・)



しかし何故か所長の表情には余裕があり、ビルを何棟か持っている・・・そんな設計事務所もあります。
そう。バックマージンですよね。
設計事務所でも、それを取るところはたくさんありますし、それで経営を賄っている所もあります。




・・・実際には「極貧」を地で行く設計事務所の方が大多数です。
結構、建築士はみんな真面目にやっているんですよ。悪いのがすごく目立つだけ。






設計事務所経営てビジネスモデルとして完全に破綻してるじゃない!


私もこれに気付いたのは10年ちょっと前のことで、偉そうなことは言えないのですが、
そこから必死に業態転換を計りました。選んだのは「マンション専門」という看板でした。





私の選択は稀なタイプで
一般的には真面目な建築士が、生き延びる道として選ぶのは以下の3タイプが多いです。


1.不動産業も併設し、不動産業の方で利益を上げ、設計業務は道楽として考える。
2.建設業も登録し、建設業者として利益を上げ、設計業務はそのスパイスとして活用する。
3.測量業務も行い、そちらで利益を上げる。



3つとも、既にそれは「設計屋」ではなくなってしまっています。


私が思うに・・・
設計監理業務を行なって、なんとか生活できるだけの報酬をいただくには、収益物件の設計をするしかない。これが、これまでの経験で唯一の回答です。


設計費が高いと思うかもしれない。
でも、作業量と費用、各建築士スタッフが受け取る毎月の給料を考えてみてください。
到底、その設計費では出来るはずのない作業だったりします。

それはどこかで埋め合わせをされているのです。
逆に言えば、
「バックマージンは一切取りませんから、これだけの報酬をいただきたい」と言ってくる建築士も多いです。
この建築士の言葉は信じてあげて欲しいです。(例外もいますので人柄チェックはくれぐれも丁寧に。)

魑魅魍魎ってのは

積水ハウスがとんでもないヘマをおかしたらしい。

いるんだって、この業界、魑魅魍魎がたくさん。
何、気を抜いているんだか。こんなんじゃ積水系の不動産屋さんには怖くて土地の売買とか絶対頼めませんよ。




私もこれまで色々とありましたが、
跡を継いですぐに経験したのは、偽一級建築士の経営する工務店・・・ここに見事に私も引っ掛かり



かけました。




急成長中の地場工務店で地下付き住宅の計画があって、
その工務店は地下を作った経験がなかったから、自社営業マンN氏の紹介で「地下に強い」工務店を下請けとして連れて来ていました。

N氏は住友不動産に勤めていたと会社で自称しており、おそらく、転職の際の履歴書にもそう書いていたのでしょう。
地下に強い工務店は、住友不動産でも頻繁に使っていた会社、とのフレコミでした。


何かの理由があり、そのお話は建築の成約にはなりませんでした。
私も下請けとして入っていたので、設計の仕事にもならず。


ただ名刺交換はしていたので、その後、私が初めてネットで受注したお客様の設計の際、
その工務店の社長O氏に声を掛けてみました。
地下を作らないといけなかったのですが、地下を作れる工務店を知らなかったのです。


その当時、私にはほとんど人脈もなく
(父が付き合っていた会社はほとんど潰れていました。バブル崩壊直後の出来事です。)
この業界で頼れるのは構造設計屋の叔父くらい。非常に助かりましたが施工面では
頼れる人はほとんどおりませんでした。


O氏は工務店社長ですが、名刺を見ると
一級建築士を取得しており、設計事務所は建築士事務所協会に所属していました。

お客様にO氏を紹介すると話はトントン拍子に進み、工事契約。


しかしその後・・・O氏に軽い違和感を感じた私は不安になり、
O氏の会社を調べてみました。


まず会社の所在地。
都心の一等地のビルの1階・・・訪ねて見ると、郵便局でした。

ここで1つの単語が頭に浮かびます。

詐欺師?

茨城県に支店があるとも名刺に書いてあります。そこに行って見ると
空き倉庫。

間違いありません、詐欺師です。

こうなると一級建築士というのが事実とは思えない。
建築士事務所協会の支部に在籍確認。

「そんな事務所は登録していません。」



非常に驚きましたが、建築業界には当時は
偽建築士はたくさんいました。

日本建築家協会に加盟していて賞を獲得した人間

が無資格なのに一級建築士を名乗っていて国に処分されたりする業界です。



偽物は普通に身の回りに存在する。

なんで騙されたの?積水さん。


ちなみに私は頼った人間が詐欺師であることに気付いたので、
建築主様に謝罪し、契約は私の責任で解約させ、手付金を回収しました。
もう20年前の話。確かまだ私が20代の頃の話。


少しでも怪しいなと思ったら調べないと。
なぜ、近所の人が一目で「偽物だ」という売主を本物と信じたのか。
自社物件(うちの母名義ーオール借金、土地建物代フルローン物件!!!←これが自慢?)

チャレンジ物件ですが、今日確認おりました!!!

こちらになります。(紹介サイト)





前々から思っていた。

「大阪支店出したいなー。そこに宿泊できれば、ホテル代浮くから不可能じゃないかも。」

と。


大阪の人も同じこと考えるんじゃない?!
「東京支店出したいな。最低限のコストで作れないかな。」


ということで、

「支店にもなるホームオフィス」です。

そこの自営業のあなた!!!
東京支店を構えませんか?今なら「品川区」の住所が手に入ります。


どう?!
「うちの東京支店。あ、言ってませんでしたっけ。品川にあるんですけどね。」

お客様にドヤ顔するチャンス!!!



近隣の住宅相場+1万円くらいのお家賃に設定するつもりです。
ご連絡おまちしております(笑)

ぜひ!!!

ビジネスと安全

バスガイドさんが何度も乗客に「シートベルトの着用をお願い」していたんですってね。

そのニュースを見て、ジェットスターを思い出した。
LCCだけど安全にうるさい。他のLCCより、というだけではなく、JALなんかよりもずっとうるさい、乗客に対しても厳しい。安全に対しては。

だけど、その姿勢が、親会社であるカンタス航空の安全思想を継承しているものだと知って非常に安心感を持てた。

お客様の安全のためには、お客様に煩わしいと思われる事でも進言する。理解して貰えるまで訴え続ける。
こういう企業が伸びる世の中になると良いなと思います。

でも、今回の事故でバス会社は名を上げましたよね。これがネット社会の利点、可能性だと思う。

お客様の万能感

私に設計を依頼してくれるお客様がた。

頼んでくれた方は満足してくれて、何年経っても楽しそうにお電話を下さるのですが、
さて、これを、これからのお客様に伝えるのが難しい。何しろ、言葉にすれば私は

「何でもかんでもお客様にやらせている」

様にしか表現できない。

何かの決断をしなければならない時も、
「お客様自身が判断しなければならない」

住宅メーカーの様に、「勝手にやっておく」
なんて事はまずない。


大事な事は必ず、ご自身で決定して貰う。



そりゃ、私に頼んだら面倒臭い事たくさんやらなきゃいけない様に見える。


だけど、建築主様が自分で判断できないのは、
業者(設計事務所も含む)が、適切に情報開示をしていないから。


専門家でない建築主様が理解できるだけの情報を提供して、法律用語を説明して、
「どれを選びますか?」
と提示すれば、自分で建てる家のことを、自分で決める事ができる。


「この家、私が設計したの」

なんてお客さんの言葉は、私にとって一番の勲章だったりします。


つまり、建築士は「建築主の代理者」なのです。

建築主様が「自分だったらこうするかな」ってのを全部、その手先になってやるのが
本来の建築士の仕事。


そのためには、莫大な量の検討をして、その中から選択肢を提示する。

選択肢すら存在しない設計(建築条件付土地の設計みたいなのね、自由設計って嘘だから、あれ)と比べたら、設計の作業は10倍では済まない。20倍、30倍にもなる。

その設計者の手間に支えられたサービスが、
「お客様の万能感」
を生み出します。



ここだよ!これ。私の業務の売りはこれだったんですよ!


そう気付いてですね・・・今、すべてのお客様に対して、問い合わせ中の契約前のお客様方に対しても「万能感」を感じて頂ける様に意識的に業務を行なっています。


「何か、自分がマンション設計のエキスパートになった様な錯覚」

を覚えて貰えれば、私に設計依頼をした後の楽しさも想像できるというものです。
その「錯覚」は建築を終えた時には「実績」に変わります。


設計依頼してくださって、一緒に定例会議で協議を重ねたお客様は
その辺の建築士よりも、実際、建築(法律・施工面で)に詳しくなってしまいますので、
そうなるともう・・・せっかくのその知識・技術力を眠らせてはおけなくなります。

こういう好循環をどんどん広げていかないと。
最近、2棟・3棟続けて建てるつもりですから!というお客様増えて来ましたし、期待に応えなくては。

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