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先日、車を運転しながらラジオを聞いていたら、「こういう番組はいいなあ」というものをやっていました。
NHKがこんなまともな番組を作れるなんて知らなかったー、というお話。
中国の話です。私はこの番組を聞くまで、正直、中国も中国人も嫌いでしたが、考えを170度位改めさせ
られました。
方正地区日本人公墓という所の話なのですが、かいつまんでまとめると、
終戦時、軍に見捨てられて徒歩で帰国を目指している民間人達の中には、帰り着く事が出来ず、中国人の家に
貰われた子供達もいました。これは、残留孤児問題とかで、よくニュースなんかでも目にします。
でも、そんな限界の環境下、本国まで辿り着けず、異国の地で亡くなった方々もたくさんいたのです。この
ラジオ番組で伝えていたのは、そうした人達の墓を、方西に住む中国人の方々が中国政府に働きかけ、中国
政府は公の墓としてそれを建立した、との事、そして、何故か、日本のマスコミはその事をほとんど取り
上げていない、という事でした。
中国残留孤児を引き取った中国人は、労働力が欲しかっただけだ、という説もあり、ついつい、その説に乗り
がちです。しかし、戦後、中国人も中国政府も余裕がある筈もなく、その中で、生死の境にあった日本人に
食を与えてくれたのは事実(働かされたかもしれませんが、その場で死ぬよりは良いと思われます)。
そして、行き倒れてしまった人々の墓を作ってくれたのも事実の様です。
何かと日本は、中国人から「謝罪しろ、謝罪しろ!」と言われていますが、このラジオ番組を聞いて私が
思ったのは、日本人は中国人に謝罪するのではなく、まずは感謝しなければいけないなあ、と言う事。
それを思った時に、中国語の「謝謝」という言葉を思い出して、もしかして、中国が言っている「謝」の字と
日本の「謝」の字の使い方が違うのか?!と思った。(あまり学が無いので、責められても困ります。
気分的な問題として、聞いてほしい(笑))
日中間の悪感情を取り除くにしても、被害の実態が分からない(日本政府は全く認めようとせず、一部の中国
人は被害を誇張して、事実がどの辺りにあるのか分からなくしている)中では謝罪も出来ません。でも、
日本人が中国人に世話になり、良くして貰ったのは、明らかな証拠もある事実の様です。まずは、感謝の気持を
伝えても良いのではないかと思います。
まず、日本人が、事実に基づき、感謝の意を伝えれば、中国人も戦後補償としての、日本からの援助があった
事も認められる気持ちになるかもしれない。その後、信頼関係の中で、戦中、戦後、実際には何があったのかを
お互いに冷静に検討し、謝罪するなり、補償するなりすれば良いと思います。
少なくとも、事実を伝える義務をマスコミが放棄してさえいなければ、日本人は、判断の材料を得る事ができる
のですが、新聞ではその事実は手に入らず、ネット上の玉石混在の情報の中から事実を探す毎日。そんな中で、
ラジオとはいえ、NHKがやるべき仕事をやっているのを初めて見て、少し驚きもしました。
まあ、NHKの事だから、プロジェクトXみたいに、どっかから「協賛金」を貰って、偽情報を流している
可能性も無くはない訳で、そのせいで「180度気持ちが変わった」と言えないんですけどね。
ちなみに、ネットで検索すると、マスコミの中でも東京新聞は比較的、この話を取り上げている様でした。
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