夕焼け小焼け

音楽の力を借りて、音楽の力をもっと生かして、小さな幸せ届けたい…

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どこの施設でも同じだと思いますが、お年寄りは歌がとてもお好きです。唱歌、童謡、演歌、懐メロ、民謡、、それぞれにお好きなジャンルがあるので、こちらは偏ったプログラムにならないように、毎回綿密に計画を立てるわけですが・・・

お年寄りから「こんな歌が歌いたい」とリクエストがあると、そしてそれがこちらの思ってもいなかったような曲だったりすると、なんだかとってもワクワクと嬉しい気分になります。

この《秋の夜半》も、今年86歳になるお婆ちゃまからリクエストを頂きました。このお婆ちゃまからは、他にも何度か「あのね、先生、歌いたい歌があるんだけど・・」って声をかけてくださって、それがいつもこちらの意表をつくリクエスト!!タイトルを思い出せないものは、虚覚で歌える箇所だけ口づさんでくださるので、それを頼りに該当曲を探し当てるわけですが、それもなかなか楽しい作業です。

さて《秋の夜半》ですが、これは私たち50歳代の人間は小学校か中学校で習っているんです。原曲はウェーバーの《魔弾の射手序曲》になりますが、確か音楽の教科書の「鑑賞」のページの隅っこのほうに、《秋の夜半》のメロディー譜が小さく載っていたのを、じつはすっかり忘れていたのですが、、そう言えば!!と、このたび突然に思い出しました。。

今頃の季節にぴったりの曲ですね。
秋の夜半 (明治43年)

秋の夜半は み空澄みて
月の光 清く白く
雁の群れの 近く来るよ
一つ二つ 五つ七つ

家を離れ 国を出でて
一人遠く 学ぶわが身
親を思う 思い滋(しげ)し
雁の声に 月の影に

作詞:佐々木信綱(PD)/原曲:ウェーバー(PD)

さて、調べてみると、なんとこの曲(魔弾の射手序曲)は他にもいくつか別バージョンが存在しました。以下にその一部を紹介します。原曲の冒頭、あの哀愁に満ちたホルンの音色が、日本人の心を揺さぶったのでしょうね・・・。

別れの鳥 (明治21年)

ひとつの野辺に 育ちし雲雀
へだてぬかげも 今宵ぞなごり
残りも行くも 春日(はるび)のめぐみ
遊べや四方に 歌えや空に

作詞:大和田健樹

*****

卒業のわかれ (明治38年)

同じ窓に 今日は語り
遠き空に 明日は離る
思ひ出よ 花に月に
歌ひあひし 春と秋を

作詞者不詳

*****

霞のあなた (明治39年)

海原こえて なきゆく雁も
秋風ふかば 再び来(き)なん
わするな君も 萩さく頃は
帰りて共に 月見ん契り

作詞:大和田健樹

*****

信仰 (明治40年)

おのがままに 野路をよぎり
高嶺こえて 渡る風の
行方遠き 寄(く)しき心
とめでやまじ 朝な夕な

賛美歌:わがたましいを愛するイエスよ(作者不詳)

で、音源もあえて原曲を・・・・

Weber-Der Freisch Overture-Kleiber (1970)

参考楽譜はこちら。pdf.ファイルで開きますので、ご自由に閲覧/お持ち帰りください。
《秋の夜半》参考楽譜

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「秋の夜半」が大好きで、ウオークしながらよく唄っています!
ウエーバーの作曲とは知っていましたが、オーケストラの演奏は初めて聴きました!
ありがとうございました!
昔のポチです!!

2012/6/30(土) 午後 10:41 [ ゆく ]


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