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海に因んだ歌が続きますが・・・・今回は《羽衣》という歌。 みなさんは『羽衣伝説』をご存知ですか?中学の国語の教科書だったか、高校の古文だったか、その辺のところは定かではないのですが、砂浜に舞い降りた天女の話がありました。 昔、神女あり。天より降り来て、羽衣を松の枝に曝しき。
漁人、拾ひ得て見るに、其の軽く軟きこと言ふべからず。 この『羽衣伝説』は、日本各地に存在するそうです。いえ、日本だけではなくアジア一帯にこの伝説はあるのだそうです。私が知っているお話は・・・ 天から舞い降りた美しい天女が、身に纏っていた羽衣を松の枝にかけ水浴びをしていると、そこへ一人の漁師がやってきて、天女の美しさに見とれ、松の枝にかけてあった羽衣を持ち帰ってしまう。でも、その羽衣がないと天女は天に帰ることができず、漁師に返して欲しいと懇願するのだけど、、というストーリー。 で、面白いのはこの続き。地方によって結末が違うようで、羽衣を返してもらって天に帰ったところもあれば、漁師と結婚して子供が生まれ幸せに暮らしたところやら、意地の悪い漁師に羽衣を返してもらえず、しかたなく老夫婦の養女になったところもあり、予期せず面白い話の展開になることがあります。 例えば・・・・ ある高齢者サロンでは、天女の羽衣を持って行ったのは玉手箱で老人になった浦島太郎だった、、と仰るかたがいらして、大笑いになったことがありました。 またあるときは、老夫婦と暮らしていた天女は、七夕の夜に月からお迎えが来て天へ帰って行った、、と仰るかたがいらして、これまた大笑いでした。 でも、その後いろいろ調べていたら、本当に地方によっては「羽衣伝説」と「浦島伝説」と「かぐや姫伝説」そして「七夕伝説」が入り混じっているところがあるのだそうです。面白いですね! さて、私はいつもそんなお話をしながら、海の歌のあとで《浦島太郎》や《羽衣》を歌います。 白い浜辺の松原に
波が寄せたりかえしたり あまの羽衣ひらひらと 天女のまいの美しさ いつかかすみにつつまれて 空にほんのり富士の山 (林 柳波作詞・橋本国彦作曲 文部省唱歌/著作権消滅) この歌の舞台になっているのは、有名な「三保の松原」です。舞いおりた天女が羽衣をかけたという樹齢650年(?)の「羽衣の松」なる老樹があり、近くの「御穂神社」には羽衣の切れ端が保存されているそうですよ。凄いですねー。で、この「三保の松原」は修学旅行で通った思い出があります。バスガイドさんに「右手に見えるのが、羽衣の松です」って言われて、みんなで大騒ぎして写真とりました。今のように、携帯で簡単に写メできる時代ではありませんでしたから、揺れるバスの中から撮った写真は、見事にぶれてましたけど。 参考楽譜 (オリジナルキー:G)この作品の著作権は消滅しています■印刷してご利用されるかたは、下のURLからどうぞ。PDFファイルでダウンロードできます■http://pianeko.music.coocan.jp/gakufu/hagoromo.pdf/ |

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