夕焼け小焼け

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季節の歌

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以前、介護予防のための高齢者サロンで、虫のイラスト入り歌詞カードをお配りしたところ、みなさんにたいへん喜ばれました。そして後日「絵手紙」に書いてくださったかたもいらっしゃいました。

こんな感じ、、いかがでしょうか?

《虫の声》

あれマツムシが鳴いている
チンチロチンチロチンチロリン
イメージ 1

あれスズムシも鳴き出した
リンリンリンリンリーンリン
イメージ 2

秋の夜長を鳴き通す
ああ面白い虫の声

キリキリキリキリ きりぎりす(注:現在は「こおろぎ」になっています)
イメージ 3

ガチャガチャガチャガチャ くつわ虫
イメージ 4

あとからウマオイ 追いついて
チョンチョンチョンスイッチョン
イメージ 5

秋の夜長を鳴き通す
ああ面白い虫の声

※この作品の著作権は消滅しています

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前回書いた《海》と《ウミ》は、どちらも穏やかな海の情景を描いた詩でした。関東に生まれ関東で育った私は、海と言えば太平洋。太平洋しか見たことがありませんでした。

いつだったか旅先で日本海(しかも日暮れ時の日本海)を見て、その荒々しさに驚きました。海でもずいぶんと様子が違うのですね。そんな日本海の荒波を描いたのが《砂山》です。

作詞者の北原白秋も「・・・それはさすがに北国の浜だと思はれました。全く小田原あたりと違つてゐます。」と語ったそうです。そのときに見た印象そのままに、1番は浜の風景、2番は背後の砂山の風景、そして3番は浜から砂山の茱萸原をかきわけて帰る子供の様子が、それぞれ描かれています。場所は、新潟市にある寄居浜という海岸だそうです。

海は荒海(あらうみ)、向ふは佐渡(さど)よ、
すずめ啼け啼け、もう日はくれた。
みんな呼べ呼べ、お星さま出たぞ。

暮れりゃ砂山、汐鳴(しおなり)ばかり、
すずめちりぢり、又風荒れる。
みんなちりぢり、もう誰も見えぬ。

かへろかへろよ。茱萸原(ぐみはら)わけて、
すずめさよなら、さよならあした、
海よさよなら、さよならあした。

詩:北原白秋(大正11年)著作権消滅

その年(大正11年)の9月に発表されたのが、中山晋平作曲の《砂山》。そして翌年、同じ詩に山田耕作も作曲しています。高齢者の施設では、この両作曲家の作品を歌い比べることにしているのですが、どうやら民謡調で書かれた中山晋平作品のほうが、歌い易いようです。

そうそう、ひとつ注意しなければいけないのは、3番の歌詞。

「茱萸原」という言葉を中山晋平作品では「ぐみはら」と歌い、山田耕筰作品では「ぐみわら」と歌います。これは、日本語の語感を重んずる山田耕作らしいこだわりなのでしょうか。

参考楽譜 中山晋平作品(オリジナルキー:Em)
■印刷してご利用されるかたは、下のURLからどうぞ。PDFファイルでダウンロードできます■ この作品の著作権は消滅しています。http://homepage3.nifty.com/pianoneko/gakufu/sunayama.pdf/

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山田耕作作品のほうは著作権が保護されていますので、私のブログには楽譜をアップすることはできないのですが、歌い出しをちょっとだけ・・・メロディの違いを比べてみてくださいね。

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どちらがお好きですか?


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《海》と《ウミ》このタイトルだけで、思い浮かんだ歌詞は?

先週の特養は、高校生が2名「職場体験」で介護のお手伝いに来ていました。ふたりとも、とっても可愛らしくて、ショートステイのお婆ちゃまたちともすぐに仲良くなった様子。音楽療法の時間にも、いっしょに楽しく参加してくれました。

さて、今月2回目の歌の時間。

関東地方は梅雨も明け、本格的な真夏の太陽がサンサンと差し込む施設3階のコミュニティールーム。まずは《夏の思い出》を歌い、みなさんに「子供の頃、夏はどこで遊びましたか?」「どんな遊びをしましたか?」などと、夏の思い出話をお聞きします。

「海で泳いだよ」というお婆ちゃんに「へぇ、、OOさん泳げるのぉ?」と悪戯っぽく返すと、ちょっと胸を張って自慢気に「泳げるよ〜、どこまでも泳いだよ〜」と満面の笑顔。別のお爺ちゃんも「泳ぎは得意だったよ」「どこの海で泳いだの?」すると、窓の外を指差して「ほれ、あそこ」・・・

近くに海も山も川もあるという恵まれた土地柄。3階のコミュニティールームの窓からは、遠くに太平洋が見えるんです。子供の頃遊んだ海が見えるって、素敵だと思いませんか?

では、海の歌を2曲唄いましょう〜♪

1曲目は《海》
松原遠く 消ゆるところ
白帆(しらほ)の 影は浮かぶ
干網(ほしあみ)浜に 高くして
鴎(かもめ)は低く 波に飛ぶ
見よ昼の海 見よ昼の海

島山闇(やみ)に 著(しる)きあたり
漁火(いさりび) 光(ひかり)淡(あわ)し
寄る波岸に 緩(ゆる)くして
浦風(うらかぜ)軽(かろ)く 沙(いさご)吹く
見よ夜の海、見よ夜の海

尋常小学校唱歌(大正2年)作詞/作曲者不明
高校生のふたりは、キョトン顔。自分たちが全然知らない《海》の歌を元気に唄うお年寄りのみなさん。彼女たちにはどのように映ったのでしょうね。

で、毎年ここで「私が子供のころは悪ガキはこんな替え歌で唄ってたんですよ」って
松原とーちゃん 消ゆるかーちゃん
とーちゃんとかーちゃんが けんかして
とーちゃん得意の背負い投げ
かーちゃん得意な泣き落とし
見よ このけんか 見よ このけんか
とご披露して冷笑を頂いております・・・えへへ""

そして、もう一曲の《ウミ》
ウミは、ひろいな・・・・
これは、高校生も知っていて、いっしょに大きな声で歌ってくれました。

いかがですか?この記事のタイトル《海》と《ウミ》から、あなたは、2曲とも歌詞が思い浮かびましたか?


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ふたつの《風鈴》

関東甲信地方が梅雨明けしました。本州では一番乗り!!平年より6日早く、昨年より5日早かったそうです。いよいよ本格的な夏ですね。

日本の夏の風物詩のひとつに「風鈴」があります。風に揺れる風鈴の音を聞いて涼しさを感じた時代・・・私が子供だった昭和30年代には、まだ風鈴売りや金魚売りの声が聞かれたのですが、あれはいったいいつごろからなくなったのでしょうか。。

《風鈴》という歌があります。〜ふうりん、ちりちり鳴りました・・・〜という、歌い出しで始まる可愛い歌。赤ちゃんがお昼寝をしている情景と風鈴の音が、とってもやさしく描かれています。

作者は川路柳虹さん。この詩に《ゆりかごの唄》や《夕焼け小焼け》の作曲者である草川信氏と《赤とんぼ》や《からたちの花》《この道》などの名曲を数多く残している山田耕作氏が、それぞれ曲を付けました。これは私の勝手な印象ですが、草川氏の作品からは若いお母さんが我が子の寝顔を見つめている情景が、山田氏の作品からはお婆ちゃんが孫のお守りをしている情景が浮かびます。

毎年、梅雨明け直後の音楽療法でそのふたつを歌うのですが、お年寄りに人気があるのはどちらの作品だと思いますか?この作品は、草川信氏の著作権は消滅しているのですが、他は詩も含めて著作権が保護されており、ここで全文とメロディーの違いをご紹介できないのが残念です。

今の時代、軒先に風鈴を下げて涼を感じることも、ご近所迷惑になるからと遠慮するご家庭が増えましたね。風鈴の音が生活騒音になってしまう・・・私たちは、なんて悲しい時代に生きているのでしょうか。

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《たなばたさま》〜笹の葉、さーらさら・・・というあの歌!
7月に歌う曲では、定番中の定番でしょう(^_^)

私が伺っている特養でも、介護予防のための高齢者サロンでも、歌う前に必ずうかがいます。

「たなばたさまに何をお願いしますか?」

もちろん、先日伺った特養でもお聞きしましたよ。
お話の出来る方、全員に!・・・職員さんにも、、ね(^_^)

車椅子のおばあちゃんたちは・・・
** もう一度、自分の足で歩けますように ** 
** 美味しくごはんが食べられますように **
** 娘たちの健康を見守ってください **

中にはこんなメッセージも・・・
** はやく迎えに来てください ** 

いつも冗談を仰るお爺さんは・・・
** 俺が言ったらたいへんだから、言わない ** って??どういうこと???

でも、一番多かったのは・・** 願いは何もありません ** というお答え。

「無欲の境地」ということもありますし、中にはね、考える力がなくなってしまっているかたも、、
いらっしゃるんですね。さびしいことだけど、、これが現実。

** 今日までどうもありがとう ** というような感謝の言葉を言われるかたも、毎年何人か・・。

で、今年の素敵大賞は・・・
** 織姫、彦星、たなばたさま。みんなの願い、空に届いて星にな〜れ! **

こんな言葉がすっと出るお婆ちゃま、、私、感動しちゃいました。素敵でしょう!!?

毎年、こんなふうにみなさんの願い事を一通りうかがってから、
みんなで願いをこめて《たなばたさま》を歌います。

******

《たなばたさま》昭和16年「うたのほん(下)」に掲載されました。

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