国家の品格について

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今朝のフジテレビの番組で安楽死と尊厳死が取り上げられていました。現実に週末医療の現場にいると、これらを可能にする法整備の必要性を差し迫って感じるという意見と、生きる権利を取り上げることになるという考えさらにはこれが乱用される恐れが大きいため反対と云う両方の人たちを出演させていました。

その中で印象的だったのは、出演者の一人がフリップを見せながら、日本はアメリカ、ヨーロッパにくらべ、これに関する議論や法整備が遅れているという意見を述べたのに対し、コメンテータの竹村健一氏が遅れているという認識はどうかと思う。

神から授けられた命を人間の判断で処理すると考えるところに矛盾がある。こういう問題は人間の命だけ特別視し、人知でコントロールできるとする一神教的な考えで処理するには限界がある。遅れているというよりむしろ現状をあるがままに受け入れるという日本の昔の考えに帰るべきではないか。動物も植物も命あるものはすべて死を免れないとする仏教、神道、をはじめとする多神教的な考えに基づいて、どうするかを考えたとき解決策が見つかるのではないかと。

21世紀は矛盾もあるがままに受け入れるという多神教的な考えで対処しないと乗り切れない。明治以来、日本は西洋文明つまり一神教の論理を受け入れそれに慣れてしまってきたが、そろそろ多神教的発想を海外に伝える番ではないかと。

わたしもこれに全面的に賛成です。白か黒かの二元対立論では解けない問題が世界には沢山あります。灰色も認めることが今ほど必要な時はありません。そのために私にもできることはないでしょうか。

閉じる コメント(8)

本当に生きている上で二元的な考えで解決できることなんてたくさんありますね。そこでどれだけ自分の思いを語り、相手の思いを受け止めることができるか…。人としての品格が問われる時代なのかもしれません。

2007/4/24(火) 午後 2:26 [ sen*ai_*eik*t*u ]

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矛盾はあるという前提で一括りで、受け止めなければならないことがたくさんあるように思います。人類の知恵はそんなに大きくありません。代理出産で訴訟を起こしていることなどもその一つと思います。わずかな事例をもってこれまで何千年もやってきたことをいきなり覆そうなどということも、その一つで、矛盾をかかえながらもやっていくことの一つではないかと思います。

2007/4/24(火) 午後 3:25 [ 然 無窮 ]

本当に生きている上で二元的な考えで解決できることなんてたくさんありますね。は「解決できないことなんて」でした。今日は一日、いろんなことで気持ちが揺さぶられて、ちょっと変でした>< //代理出産も、戸籍という形ではなく、親子として生き、生活している事実を大事に考えてほしいですね。//そう思うと、自分の遺伝子にこだわるよりも、親の無い子と、子の無い親との間に、新しい絆があってもいいようにも思いますね。

2007/4/25(水) 午前 2:04 [ sen*ai_*eik*t*u ]

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一神教が”人間の命だけ特別視”するというのはわかりますけど、’人知でコントロールできるとする一神教的な考え”という文脈はどうもわたしの理解と馴染みません。西欧でこの議論が活発なのは、一神教の背景というより、産業革命以来の科学信仰に対して、終末医療の発達の反面失われつつある死も含めた生き方を選択する個人の権利を模索している結果なのじゃないかと思うのです。例えばホスピスの活動などは臨終を大切にするという宗教的な帰依に近いものだと思います。西欧での活発な議論は科学と宗教の乖離を埋める行程ともいえると思います。日本の場合は医療や技術は先進国であるけど、死を受け入れる宗教的な基盤もそれに拮抗できるだけしっかりしている、無窮さんのおっしゃるように矛盾を受け入れるアジア的諦観(?)がある、重要な変化はゆっくりおこなう、などの国民性の結果だからじゃないかと思うのですけど、、、。どうでしょうか?

2007/5/4(金) 午後 3:28 ユータン

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定義を明確にして正否を明確にしなければ気がすまないという処理の仕方を一神教的で出口がない、と竹村さんは表現されたと私は受け取りました。 一方、動植物の生や死を人とは一段と低いものとして扱ってきた動植物の移植医療や生殖医療実験が、いまや人の生命にまで影響を及ぼしてきていることを危惧しています。生きとし生けるもの全てに畏敬の念を払う多神教の生き方が必要になってきたのではないかと私も思います。

2007/5/6(日) 午後 10:17 [ 然 無窮 ]

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生殖医療などについても、宗教的背景から米国では議論は活発ですよね。こういう点で白VS黒の対立と思われるかもしれませんが、わたしには、白VSグレー、または黒VSグレーの対立のように受け取れます。たとえば堕胎をまるっきり認めない保守的なキリスト教系にたいして、堕胎はけっこうなんだと手放しで思っている人はいないと思います。何事につけ議論が盛んなのは、極端な意見にたいする危機意識をきちんと言論にしてだしていい社会だからだと思います。反体に全体がグレーで議論の余地がすくなく、正否の意識が育ちにくい面が日本にはあるのではないでしょうか。とくに医療などの場合、技術だけが人間の存在理由からかけ離れてしまう可能性もあるのだから、ある程度、個人がどうやったら自分の死に方が翻弄されないですむか法律で保護されているのはいいことだと思います

2007/5/10(木) 午後 5:13 ユータン

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始めに記事を読ませていただいたとき、竹村さんの、多神教的発想を海外に、というような考えはなんだか、驕っている(すいません!)のようなきがしたのです。多神教的よさというのわたしも共感しますが、日本にとっては多神教的であるがゆえの弱点を克服することこそが大切なのじゃないかと思います。西欧で議論が活発な理由のそのひとつは一神教的な弱点を克服する方法にほかならないようにおもい、わたしはその努力には敬服しています。 長くなってしまい、稚拙な文章&内容ですがどうぞご容赦くさだい。

2007/5/10(木) 午後 5:17 ユータン

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ご意見有難うございます。多神教的であるがゆえの弱点を克服すること、全体がグレーで議論の余地がすくないこと、わたしもまた考えて見たいと思います。

2007/5/10(木) 午後 9:56 [ 然 無窮 ]


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