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全国民の老後の安心を保障するという崇高な職務を忘れ、上も上なら下も下。放漫投資、無責任な掛金徴収、年金不正免除、不明年金記録問題、はては裏金、保険料着服、架空受給者を仕立てての不正受給などおよそありとあらゆる問題がでてきています。そして年金記録問題で受給者が何度かけても電話が繋がらないと、大騒ぎになっていても、勤務時間終了の10分前にはほとんどの人が自分の席を離れ帰り支度をしているという、なんとも情けない勤務態度。
崇高な職務を全うするため、夢中になって働く。時の過ぎるのも忘れる。あるとき振り返るとやりがいのある仕事に携わったと思う。それと反対に暇で、時間をどうつぶすか、一日が長くてしょうがない。つい裏金や、不正に手が伸び、他人の情報の覗き見もしてみたくなる。どちらが幸せな人生でしょう。
定年退職を向かえる社会保険庁の職員の生きがいとは何だったのだろうか。仕事をしたその賃金で自分や家族を養う。ただそれだけ。自分の仕事によって多くの人の老後の憂いが消える。そのことによって社会に寄与する。自分はこれだけの事をしたのだ、人を支えたのだという、誇りや矜持はないのではないでしょうか。社会保険庁の職員である、あったというだけで世間様にばつの悪い思いをしているが多いのではないでしょうか。もしそうだとしたら大変気の毒なことです。
生きがいというのは、人が人として生きるうえに欠かせないものであると思います。特に母親になれない立場の男にとっては仕事の上の生きがいは人生に欠かせないものです。学校を出て最もアクティブな時期を約40年勤めて、気がついたら自分の胸にこみ上げる熱い思い出がないとしたら、こんなさみしいことはありません。
人の能力は努力でいくらでも伸びます。そこは牛馬や機械と違うところです。わたしは能力に応じて働き、必要に応じて取ると言う考え方は間違っていると思います。組織はそこにいる人の能力を育てる組織で無ければなりません。
最近新聞で見たところによると、親が子供の職業に望む第一は公務員だそうです。はたしてそんなことでいいのでしょうか。わたしは社会保険庁だけが特別とは思いません。以前に書いた法務局の公図がでたらめであることも年金問題と似ています。薬害エイズ、水俣病、サリドマイド、など役所の不作為、瀋陽の公使館での職員のていたらく、など、一部は使命に燃えておられる方もあるとは信じたいけれど、日ごろ目にするものは、人生を賭けるにはあまりにも、緊張を欠く姿です。
人は弱いものでその環境で何年か仕事をすれば、世界はそんなものと思い込んで、異常と感じなくなってしまいます。ほんとに公務員は子供にとって望ましい職業でしょうか。適当に給料がもらえて、首にならないことだけを評価してなら、最も大切なことが抜けているように思います。
明治維新は官僚機構を徳川から引き継がないで創設し、明治維新を断行しました。今必要なのは明治維新のような公務員改革と小さな政府ではありませんか。
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まったくそうですね。人生の大半を過ごす仕事の時間にやりがいを求めないというのは、個人にとっても社会にとっても不幸なことです。どうしてそんな風潮になってしまったのでしょうね。
2007/8/10(金) 午前 2:38
microbridgecorpさんありがとうございます。私は人が働くということを、牛馬の労働と同じ時間の長さでしか評価しないマルクス的労働観が今日の事態を招いたを思います。先生は聖職にあらず労働者であると言う主張が代表しています。先生だけではありません、職人も公務員も、営業マンや工場労働者もみんな聖職者なんです。牛や馬の代わりではありません。中共やラオスで知識労働者を農村に追いやって牛馬の変わりに働かせた歴史があります。偏った労働観です。この労働観を昔の日本に戻し、発展させなければなりません。それには先ず教育です。
2007/8/10(金) 午後 8:46 [ 然 無窮 ]
マルクス的な労働者保護主義は、労働基準法に色濃く入っています。法律で労働者ばかりを保護するあまり、労使で一緒になって、お客様に対して汗を流すのをひかえさせる法律のような気がします。見込み残業や年俸制など、少しずつは是正されてますが、中小企業にあわせた見直しをして欲しいですね。
2007/8/14(火) 午後 10:00
労使で一緒になって、お客様に対して汗を流すということとあわせて、仕事を通じての生きがい、能力の向上、といった面を強調したいものです。人は努力によって一日一日向上するのですから。
2007/8/15(水) 午後 7:14 [ 然 無窮 ]
老後を安心して暮らしていくための年金なのに、将来年金制度が破綻してもらえないんじゃないか、暮らしていくのに十分な金額が支給されないんじゃないか、と不安に思ってしまいます。
でも周りを見ると、いいかげんなのは社保庁だけじゃないですよね。
ミートホープの食肉偽装とか、石屋製菓の賞味期限改ざんとか(あ、どっちも北海道!)、不二家、雪印・・・
数え上げればキリがないです。
消費者や国民の信頼を裏切って、それが当たり前になって、後ろめたい気持ちがマヒしているように感じます。
信じたいけど、何を信じていいのかがわからないのは悲しいことですね。
2007/8/17(金) 午前 9:44 [ jun*o*171* ]
Junkoさん。きちんと官を管理できる、政党に政権を渡すことですね。選挙を通じて政権を選ぶことで官を使いこなすことしかないと思います。
2007/8/17(金) 午後 11:38 [ 然 無窮 ]