国家の品格について

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日本にも各地に棚田があるが、中国ミャオ族、ハニ族が住む高地にも美しい棚田がある。棚田は農耕民族が何代にもわたって、本来なら利用しようのない急傾斜の大地に、人間の全エネルギーをつぎ込んで生み出したものである。ミャオ族、ハニ族は畑作牧畜民の侵入で長江流域から追われ、やむをえず高地に住むことになった。幸いなことに山から水が湧き出していたので森を残し水源から順次下方へ水田を作り始めた。

棚田を維持する上で重要なのは水の配分である。旱魃のときどう水を配分するか。日本でも水争いがおきたとき互いの利益を守りながら殺し合いをせずに解決してきた。ミャオ族、ハニ族が住む地域にはそのほかにイ族、ブーラン族など言語も風習も違う民族が住んでいるが、水争いによって村を挙げて移動したという話は聞かないという。

農耕社会では自分のところで使った水を、他人へも回さなければならない。自分のところだけで水を使いつくしてはならない。自分以外の他者のことも考えながら生きる。そしてそれは人間だけにあてはまるのっではなく、生きとし生けるもの全てに対してあてはまる。むしろ人間はその中の一部である。そういう優しく穏やかな「利他の心」、「慈悲の心」を稲作漁労民は持っている。そこにこそアニミズムの心を伝え、「美と慈悲の文明を」創造できたのである。

本来利用不能の急傾斜地に人間のエネルギーを投入して美しく価値ある棚田を作り、豊な大地に変えることに喜びを見出す。畑作牧畜民ならそんな苦労はせずに、ヒツジとヤギを放牧するであろう。ヒツジとヤギは草を食いつぶして禿山に変え、大地をより不毛の砂漠に変えてしまう。

日本での先祖供養は森の民が死んでからもなお、この美しい地球に生まれ変わりたいという願いが為せるものである。砂漠に暮らした人たちが、死後はこの地球を去り、至福に満ちた天上の世界で暮らすことを夢見たのは、彼らが生を受けたこの世が、人間の生存には最適のもではなかったからである。




なおこの著者に関するホームページは沢山あって、もし興味があれば例えば下記を覗かれたら参考になると思います。

http://www.shiojigyo.com/en/backnumber/0308/main.cfm

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