国家の品格について

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事故と責任

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シンドラー社のエレベータ事故は原因不明のままサービス会社のブレーキの整備不良だけを起訴しようとしているとの報道がありました。どうしても納得ができないのはエレベータというものはブレーキが外れたら暴走するものなのでしょうか。ニューヨークでもシンドラー社のエレベータが暴走し最上階の天井に激突して乗客が死亡した事故があったと報じられています。

エレベータというのは停止しているときには、巻き揚げモータにはエレベータの籠を引き揚げる全力が掛かっていて、それをブレーキで止めているという説明がありましたが、ほんとにそんな制御方式をとっているのでしょうか。まるでブレーキとアクセルを一緒に踏んでいるようなもので、少しでもブレーキを踏む力が弱まると飛び出してしまう車のようなもです。ブレーキとアクセルを踏み間違えて車が飛び出したり、駐車場から飛び出したりする事故がありますが、アクセルが常時踏まれているとするならばこれ以上に危険な状態です。

わたしはエレベータに乗ったとき出発後加速、停止階に近づくと徐々に減速し最後は停止位置にぴたりと止まるので、電車のようにモータでそういう制御をしているのかとばかり思っていました。勿論最終的にはブレーキも使い、乗り降りするときにはブレーキで固定はしているでしょうが、ブレーキが故障しても位置がずれるぐらいと思っていました。もちろん電車と違ってエレベータは垂直方向に動くので錘と籠の重さの差に働く重力に打ち勝つ力は必要でしょうがまさか最上階まですっとんでいくなどと言うことは信じることができません。

もしそうならエレベータにはドアが開く動作と連動して籠を建物に固定する「かんぬき」でもつけてインターロックをかけない限り安心して乗り降りできません。

どなたかエレベ−タこの辺の仕組みをご存知方がおられれば教えていただけませんでしょうか。

女優の竹下景子さんが製品安全広報大使を辞任し経済産業省がこれを受理したというニュースを今日の夕刊で見ました。

理由は21人の犠牲者を出したパロマのCMを事故発覚の直前まで19年間やっていたからということです。会社がいまだに責任を認めない中で、CMに出演していたというだけで責任を感じ辞退されたというのは誠に尊敬に値することだと思います。竹下さんは名古屋の出身と聞いており、パロマは地元出身の竹下さんを長年使っていたのだと思います。

以前に小金治さんが、ポッカレモンがレモン果汁ではなく、合成薬品であったと分かったとき、涙ながらに会社に抗議し、消費者に詫び、怒りの小金治といわれたことを思い出します。

パロマも竹下さんを見習ったらどんなものでしょうか。

製品に安全な死を

ガス湯沸かし器など6種類の機器の点検時期をメーカが通知するよう義務付けることを、今朝の日経新聞が経産省が検討していると報じました。ガス湯沸かし器やFFガスヒータで、死亡事故が相次いだことを受けてのことと思います。売りっぱなしでメーカが製品の所有者を把握していなかったことから、リコールが行き届かないことなど、所有者の住所などを把握することも目的の一つとして挙げています。

十年たったら点検を呼びかけるのだそうですが、点検して問題が見つかったときに必要となる、補修用品の確保を義務付るのでしょうか。もしそうでなければ意味がありません。パロマの事故を例に取れば、製品が使えなくなってサービス会社に連絡したのに、そのサービス会社が補修用品を入手できず、やむを得ず安全装置の機能を止めてしまったのが本当の原因です。もともと半田付けの作業不良で多発した故障ですから、補修用品を用意をしてリコールしていれば、起きなかった死亡事故です。点検を呼びかけるだけで解決する問題とは思えません。

この案はメーカの製造責任の使用者への転化ではないでしょうか。製品は使えば劣化します。そのことは当然のことですが、劣化して使えなくなるときに、安全に死んでいく製品であるべきです。そういう設計にするべきですし、そうできる技術は既に世の中にあります。三洋電機の10年前の扇風機が発火したという報道がありました。モータに温度ヒューズを組み込んであれば防げた火災でしょう。10年前に製造された電気毛布には既に100%組み込んでありました。100円以下の部品です。三洋電機に製品が劣化したときに安全に死んでいくように設計するという思想が無かっただけのことです。

製品の安全というのは市場に出してから廃棄に至るまで、製造者が責任を持つべきものです。廃棄の過程で公害を出すものもいけません。経産省の考えは甘すぎます。10年後の点検通知はせいぜい買い替え促進の営業活動に使われるだけに終わること間違いありません。

補修用品の供給期間は旧通産省の指導で最低6年と決められ、これを理由にサビースを低下させてはならないということになっていましたがが、大部分のメーカは10年も経つと通産省を逆手にとって、当然のように部品は無い、修理できないと言い、はっきりと免罪符に使っています。たった一つの部品が無いために他の全てがまだ十分に使えるのに捨てさせ、新品の購入を迫っています。

いま政府がやらなければならないことは、製造責任は市場に出してから廃棄に至るまで全てにわたって製造者にあると云うことを再認識させることにあると思います。地球環境保護の立場からも、機能が陳腐化して使えなくなるまで使うというモッタイナイいの精神にのっとって物を役立つ機能がある限り使うことに全力をつくすべきであると思います。そのためには製品の安全な死は不可欠です。

柏崎刈羽原発の地震被害を心配して来日を取りやめたサッカーチームがあると聞きます。おそらくチェルノブイリ事故のような大被害が発生したものと、受け止めたのではないでしょうか。

正しい報道とは何を指すのでしょうか。チェルノブイリのときのように隠せというのではありません。全部真実をありのまま報道することも勿論必要です。起こったことを正確に伝えるということのなかには、ことの軽重を判断しそれにふさわしい重みを付けて報道することも含まれるのではないでしょうか。

原子炉の被害で最も恐れるのは、炉心溶融といた核反応が制御出来ない状態になって、放射線物質が大量に飛び散ることです。チェルノブイリはこれが起きたと思われます。この場合は広い範囲の避難も必要になり、全報道機関の協力も必要となります。今回電力会社や国の対策が後手にまわったといっていますが、そんなに後手とは思いません。報道機関が事の軽重を判断せずにからさわぎしたただけではありませんか。

一刻を争う事態であれば電力会社も国も即刻動いたことと思います。変圧器の火災の鎮火に2時間もかかって、その煙を見た住民が不安を覚えたということも、2時間も掛かったこと事態は良いことではありませんが、それはそれとして、報道機関としてして住民の不安をやわらげるために、本質的な放射能汚染とは関係のない火災であると伝えることが出来なかったのでしょうか。

被害を受け、直ちに全施設の状況をしらべ、その影響を評価し、必要な処置を決め、報告すべきところに報告する、そのことはかなりの大仕事だったと思います。通常の火災で放置していても消えると考えたなら、もっと緊急度の高い作業に人を割くのは、寧ろ当然のこととおもいます。

マスコミは発表が無かったといいますが、発表のないことは報道しないようなマスコミでしょうか。煙が上がっているのを見れば何が燃えているのか、それと放射能汚染とは関係があるのかないのか、なぜ聞かないのでしょうか。そして聞いた結果を報道すれば住民の不安はひとまず解消するのに、何故やらないのでしょうか。



新潟県知事がIAEAに事故評価を依頼するよう、政府に申し入れました。そして政府は共同で調査すると受け入れたようですが、なぜこんなことをするのでしょうか。自分の政府が信頼できなくてどうするのでしょう。ましてこれほどの地震国で沢山の原子力発電所を運転してきた国が他にあるとは思えません。政策の違いで政府を批判したり自分の意見を述べるのは自由ですが、政府が信頼できないから外国を頼むというのはどういうものでしょうか。むしろマスコミにあおられた住民を納得させるために外国のお墨付きが欲しいとしたら、情けないことです。

原子力発電所の耐震対策に必要な情報を国際的に共有するというのは、一見してよいことのように見えます。しかしこれこそ得がたいノウハウです。こんなことは実験しようとしてもできないことです。これから明らかになると思いますが、原子炉を停止させたプロセスがどのように動いたか、第一波で確実に停止させられたか、あるいはそうでなかったか、これらの設備がどれだけの衝撃にどれだけの時間持ちこたえどう作動したか、こういったことは今後設計基準をどうするかの際の貴重な資料になるはずです。

私たちが払った税金や電気代を負担して手にしたデータです。いわば日本人全体の貴重な固有財産です。これを只公開することになりはしませんか。きちんとまとめて必要なものだけを公開し国際的に共有すればよいのです。貴重なデータは今後の設計に役立て安全な原子力発電の構築に役立てるとともに、輸出を通じ私たちのエネルギーコストの低減に役立てて欲しいものです。

柏崎刈羽原発が地震にみまわれ、無事に緊急停止しました。原子力関係者としてはほっと胸をなぜ下ろしたことと思っていました。設計想定値数倍の加速度が加わったにもかかわらず、アメリカスリーマイル島、ソ連のチェルノブイリのように制御不能になって大きな被害が出すことなく停止することができたことは、先ずもって設計、運転、管理の良好さを示すものと、評価すべきものと思います。


ところが、マスメディアの報道姿勢は全く違います。停止できたことをプラス評価せず、小さなものまで取り上げて、全くだめで信用できないという報道に思えます。あまり騒ぐため風評被害まで出始めました。数十キロも離れた瀬波温泉がキャンセルで悲鳴を上げたり、海産物の放射能汚染を心配する状況になっています。

もちろん、放射線を含む水が流れ出たり、空気が大気に放出されることは良いことではありません。60件の問題があったと云うことですが制御不能に陥る、あるいは陥る恐れがある場合をレベル100とすれば、いずれもレベル1或いは2程度の問題ではないでしょうか。原子炉の緊急停止は飛行機でいえばトラブルが発生したとき先ず着陸することに相当します。緊急事態に当たって、死傷者無く着陸できれば万々歳。このとき少々機体が破損するぐらいのことは誰も仕方が無いと思っています。先日車輪が出なくなって胴体着陸した時もそうでした。


先ず、無事に緊急停止が設計どおりできてよかった。次に想定値を上回ったからには今後どのような想定値にすべきか、その想定値に耐える設計にするにはどうすればよいのか。こういう冷静な議論にできないものでしょうか。毎日交通事故で死者が出ています、一人でも死者が出る間は、自動車を認めないといっているような議論と同じように極端な反応と聞こえてなりません。

ある時期、日本人の核アレルギーを党利党略に利用する政党がありました。どんな小さな問題でもチェルノブイリのような原子炉シンドロームが起こるといわんばかりのいいかたで絶対反対を唱え、冷静に議論できない時代がありました。いまもこんな事態が起こるとそれみたことかという人達がいることはとても不幸なことと思います。とくにマスメディアにはそんな人が多いように思います。

自分は電気を利用しながら、不安をあおるだけあおって、混乱を助長し、電力会社や国の対応を批判するのみで自らは何にもしない。ただ騒ぐだけでなく自ら起こった事態を正当に評価し住民の不安を鎮める責任があると思います。日本のマスメディアは科学技術の問題を特に冷酷に扱うような気がします。宇宙事業団のロケットが失敗したときも評価が厳しすぎると思いました。何事にもやってみなければ分からないことがあります。アメリカもソ連も軍事ロケットを軍事機密の中で失敗しながら開発してきました、日本は全てぶっつけ本番です。メディアの人達ももっと科学技術について勉強してほしいものです。

政治でも経済でもやってみなければ分からないことは沢山あります。口では失敗を許さないと進歩はないと言いながら、科学技術の失敗には冷酷です。こういったことも、子供たちの理科離れの一因かとも思います。

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