夢の囁くままに

ひとり寝の帳の中で、ひそかに夢魔が魅せてくれるような、そんな官能詩を書いてみたいと思いました。

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犯され知った 悦びは 汚れた腰に 纏いつく
 
憎いケモノに 刻まれた 恥辱の果ての 悦楽に
 
はしたなき身は 囚われて
 
記憶の襞を 捲っては
 
ひとつ、ふたつと 淫蕩の
 
血の湧き立ちに 身を捩る
 
哀しいけれど このからだ 鎮めるすべも 持てぬまま
 
けして願わぬ 淫ら夢 うつつにみては 救いなき
 
女の性に すすり泣く
 
 
 
犯され知った 悦びは いまも、からだに 絡みつく
 
いとしい腕の 温もりや やさしき愛の 営みは
 
貫く肉の 激しさや
 
この身を穢し 迸る 熱い猛りに 褪せ果てる
 
派手な化粧と 夜の闇に
 
いっそ隠れて このからだ
 
飢えた目をした 男らの 贄に堕として みようかと
 
誘いの笑みを 姿見に 写して、ひとり 涙ぐむ
 
 
 
犯され知った 悦びを 赤子のように 孕みゆく
 
ケモノの肉が 植えつけし
 
淫らの種の 苗床に 堕ちたからだは 蝕まれ
 
やがて、こころも 狂いだす
 
からだの奥に 刻まれた 疼きに、いまは 急かされて
 
疲れて眠る 傍らの 愛しき人に 詫びながら
 
思い描きし ケダモノの 肉の代わりの この指で
 
われとわが身を 弄ぶ
 
 
 
犯され知った、悦びは 嘘を重ねて 育ちゆく
 
「憎いケモノに やるより」と 別の男に 抱かれては
 
満たせぬものに また、別の 男を誘い 終わりなき
 
罪の世界を 踏み惑う
 
あの日、ケモノを 押しのけた 腕でおとこ 縋りつき
 
「忘れさせて」と 叫んでも 忘れぬ肉の 悦びの
 
なまじ、欠片に 遊ばれて この身は飢えて ゆくばかり
 
 
 
犯され知った 悦びは 犯した肉を 懐かしむ
 
誰に、この身を 開いても あの悦びは なお遠く
 
犯した肉に 犯されに 明日、ゆこうと 思いたち
 
乱れる様を あれこれと 想い、ケモノが 好きそうな
 
清楚な服を 選んでも はやるこころは 鎮まらず
 
赤く孕んだ 月の下 なだめるための 指遊び
 
からだは燃えて ゆくばかり
 
 
 
犯され知った 悦びは わたしを壊し 狂わせる
 
ケモノの前で 衣脱ぎ 三つ指ついて 希う
 
「どうぞ、穢して ください」と
 
「二度と戻れぬ 屈辱と 狂うくらいの 悦びで
 
堕とし、壊して ください」と
 
そう言いながら 脚開き 自ら秘所を 弄ぶ
 
淫らな牝を 嘲笑う 憎いケモノの 目に蕩け
 
わたしは、自我を投げ捨てる
 
 
 
すべてを捨てて 快楽の 深みに堕ちて 溶けてゆく





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