夢の囁くままに

ひとり寝の帳の中で、ひそかに夢魔が魅せてくれるような、そんな官能詩を書いてみたいと思いました。

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ひいな遊び




幼き日々の 思い出の ひいな遊びの 楽しさは
 
遠い未来を 夢にみる むすめ心を ときめかし
 
お内裏様に お雛様
 
いつか、わたしも 睦まじく 肩を並べて 寄り添って
 
春を迎える 日がくると 思い描いて おりました
 
 
 
幼き日々の 面影を 失うときは 早すぎて
 
遠い昔を 懐かしむ おとめ心を 踏みにじり
 
夢より遠く 雛は去り
 
やがて、女に なる夜は 愛しき日々と 初恋を
 
捨て去るときと ただ、ひとり 恨んで泣いて おりました
 
 
 
夜に華やぐ 遊郭で 借りたお金に 縛られて
 
しげく、通いし 大尽の 羽振りの良さを かあさんが
 
見染めるままに 水揚げを 告げられ、泣いて 諦めて
 
化粧を直し 髪を結い
 
お雛様ほど 着飾って わたしは春を 売りました
 
 
 
お床入りには 祝言と 三々九度の 盃を
 
親子以上に 年上の 人と並んで 飲み干せば
 
あとは震える このからだ
 
初もの食いの 好き者に 帯を解かれて 遊ばれて
 
白い布団に 染みついた 汚れた赤に 泣きました
 
 
 
やがて、ひかれて 家を持ち 妾と呼ばれ 過ごします
 
春を迎えた 床の間は 買ってもらった ひな飾り
 
けれど、描ける夢 夢もなく
 
夜ごと、わたしは その人の ひいな遊びの お雛様
 
乱れるほどに 喜ばれ 日々を過ごして おりまする










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