夢の囁くままに

ひとり寝の帳の中で、ひそかに夢魔が魅せてくれるような、そんな官能詩を書いてみたいと思いました。

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恋文



 
道を隔てた 公園は さくら、三分の 花曇り
 
はしゃぎまわった 子どもらの 声も途絶えて 昼下がり
 
そぞろ歩きの 人影も 途絶えてみれば さびしげに
 
春は、静かに 流れます
 
 
 
そとの景色は 水彩の 一幅に似て やわらかな
 
季節の色を 重ねます
 
わたしは、肌の 粒立ちに ひとりの午後を もてあまし
 
恋しい人に 口紅で つのる想いを 書きました
 
 
 
愛しています いまも、まだ 
 
あなたの抱いた この肌は 春を迎えて 新しき
 
恋も知らずに 哀れです
 
あなたの愛でた 花びらは
 
いまも、ひそかに 咲き続け 散らす人など おりません
 
 
 
返るあてなき 恋文は 散る花を待ち 花びらを
 
重ねて、閉じて 燃しましょう
 
届けば、恋し その人の こころに傷を 増やすだけ
 
あなたに逢えぬ 哀しさに ひとつ、痛みを 増やすだけ
 
 
 
そう思っては、春の空 上る煙を おくりましょう






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