夢の囁くままに

ひとり寝の帳の中で、ひそかに夢魔が魅せてくれるような、そんな官能詩を書いてみたいと思いました。

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因果(ゆび遊び)




わたしは、なぜに 憧れる
 
不幸に、花を 手折られる 女にとって 耐えがたい
 
恥辱に、なぜに 魅入られる
 
そう思っては なお、遠き 昔の傷を 振り返る
 
歪んだ夢は 十六の こころに深く 染みついた
 
記憶の、いわば 裏返し
 
いっそ、汚れて いるからだ 汚れる夢を 描くだけ
 
 
 
歪んでいても 夢は夢
 
愛しき人の 抱きしめる 腕の、やさしい 仕草より
 
拙く触れる くちびるに 重ねきれない 愛よりも
 
わたしを求め 奪い去る
 
飽くことのない 欲望と 果てることなき 欲情に
 
歪んだ夢を 濡らすだけ
 
堕ちる、勇気も 持てぬまま 歪んだ夢を 描くだけ
 
 
 
「きみ、みる夢に この僕も いても、いいね」と 囁いた

優しき人を もう、幾度 裏切る夢を みたことか
 
寝息を立てる その人の 隣で、ひとり ゆび遊び
 
下衆な男を 目に浮かべ
 
男の肉を やわ肌に 思い浮かべて その末に
 
憎い男を 懐かしみ
 
ひそかに果てる ゆび遊び







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