夢の囁くままに

ひとり寝の帳の中で、ひそかに夢魔が魅せてくれるような、そんな官能詩を書いてみたいと思いました。

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復讐





あなたは、自信家ですよね
 
これまで、挫折ってしたことがないのですよね
 
きっと、あなたにとって、わたしも戦利品
 
ありがとうございます
 
女としての価値を認めてくださったのですよね
 
 
 
あなたは、わたしの支配者ですね
 
口癖は、「何の不満があるんだ」
 
わたし、その言葉を聞くと、なにも言えなくなります
 
よい妻でいることが、当然なのだって
 
自分に言い聞かせるのです
 
 
 
一流大学を出て、有名企業に勤めて
 
30代で、課長補佐ですね
 
わたしを料理教室に行かせるのだって
 
手料理を食べたいのだったら、すごく嬉しかったのに
 
会社の方をもてなすためなのですよね
 
 
 
夜は、必ず聞きますよね
 
「いいか・・・気もちいいか」
 
そう言いながら興奮して、射精したあと
 
「よかっただろう」って
 
果てたふりをしながら、頷く、わたしに気づいていませんよね
 
 
 
わたし、奴隷でしょうか
 
ベッドが汚れるのが嫌いな、あなたのために
 
すぐに、ティッシュを挟んで
 
仰向けに寝たままの、あなたを拭うのがお仕事
 
余韻なんて、ふたりのためにはないのですよね
 
 
 
本当は、駄目な人ですよね、あなたは
 
ほんとうに、逝った女が
 
こんなに、かいがいしく動けると思うのですよね
 
わたし、あの人のときは、苦しくて、動けなくて
 
脚を閉じることさえできないのです
 
 
 
あの人は、あなたみたいに聞きません
 
ただ、奪うだけです
 
からだを奪い、こころを奪い
 
その代りに、望むだけ快楽をくれるのです
 
あなたに抱かれなくても、ほんとうは、わたし、満たされているのです
 
 
 
あの人は、なにも持っていません
 
肩書きも、学歴も、たぶん、家族も
 
そんなものには、興味がないのでしょう
 
その代り、わたしのからだと、こころは、あの人のものです
 
あなたの戦利品は、とうに奪われているのです
 
 
 
明日、あなたが帰宅しても
 
もう、わたしは、いないと思います
 
あなたは、呆然とするでしょうね
 
戦利品の中から、たったひとつ、盗まれただけなのに
 
きっと、プライドは、ズタズタになるでしょうね
 
 
 
そのために、わたし
 
このベッドで、あの人に抱かれます
 
あなたで汚れたことがない、このベッドを、ふたりで汚します
 
 
そうだ、わたし、ひとつだけ残念なことがあるのです
 
わかってくださいますか
 
 
 
それを見つけた
 
あなたの顔を、みることができないことなのです
 
でも、そんなことも、もう、考える必要、ありませんよね
 
あなたから、奪ってくれた人と
 
わたし、幸せになりますね








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