コンピュータ・書評・お仕事の記録

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いよいよ明日、『Javaで学ぶコンピュータ数学』(以降『Java数』と省略)の発売日予定日です。>Amazonの本書ページ
地域によっては書籍の到着に差があるそうなので、私の住む山口県では数日遅れるのでしょう。
昔の書店(私が小学生の頃。30年前!)は注文してから到着まで2週間くらい待ったでしょうか。
楽しみにしていた書籍も、到着の頃には忘れていたりして。
今では下手をすると翌日にはAmazonの箱が届いています。
大変な変化があったものです。

これからしばらく、『Java数』上梓までの道のりを振り返ってみたいと思います。
プロのプログラマであるわけでも、数学者でもない私が、図々しくも執筆をするなんて、思い上がりもいいところです。
自分でもそう感じることがあります。
ではなぜ。

結論から先に明かします。
「チャレンジしたかった」からです。
何のためにとか、何故とかではなく、単純に、本を書くのが楽しそうな仕事だと思っていたからです。
いつかは自分で本を書いてみたかった。

小さい頃から本が好きでした。
本の虫の母親の影響であることは間違いありません。
物心ついた頃の思い出は、山口県光市の市立図書館に、母と一緒に歩いて通ったことでした。
今では珍しくありませんが、恐らく当時としては先進的ではなかったか、カーペットの敷き詰められた綺麗な図書館でした。
児童書のコーナーは一段高くなっており、ごろりと寝転んで本を読むことができるスペースがありました。
広い前にはにはテント地の屋根があり、30名分以上の読書スペースと、引退した路面電車が設置されていました。
夢の空間。
そしてそこで、様々な絵物語に没入したものでした。

私はここで守られ、立派な本の虫に育てられました。

時は流れ、高専生時代。

受験という二文字から全く隔離された、ここも私にとって夢の空間でした。
プログラミング、電子回路、物理、材料力学。
私の興味は非常に偏っていて、部活動をしている以外の時間はこれらの勉強、いや、これらの科目で遊んでいました。
図書館に入り浸って、通常は入室を許されない書庫にまで入り込み、関係の専門書や専門雑誌を引っ張りだして読みふけりました。
世の受験生達は広く文系から理系まで全ての科目に打ち込んで大学受験に取り組んでいるとき、私はただひたすら自分の興味関心に没入、まさにそうすることを許されていました。
化学、地理や歴史、ドイツ語等の科目は「いやだ」と思ったらとことん放ったらかし。
なんと恵まれていたことか。

今は少し後悔していますけど。
苦手科目もちょっとはやっておけば良かったなと。

そして国語科、堀江晋先生との出会いがありました。
児童文学者である堀江先生は、校内で児童文学同好会の世話をされており、こちらに寄せていただきました。
運動部に所属していましたので、半端にしか参加できなかったのですが、何やら火がついたように文学書を読んだ時代の始まりでした。
やがて宮沢賢治に影響を受け、その文体を猿真似しては詩を書き、短編小説を書き始めました。

堀江先生の評価は厳しいものでした。
私の書いたものが酷いのは当然なのですが、学生が書いてきた原稿に対して、一言「なっとらん」「意味が分からん」。
がっくり来たものです。
しかし、返ってきた原稿にはたくさんの朱書が入っていました。

高専の教官(高専では教師を教官と呼びます)は多忙な仕事です。
大学に勤務していれば、主は研究、そして学生の研究指導が仕事です。
高校ならば主が授業、放課後は部活動。
高専の教官は大学と高校の職務を足して1.5で割ったぐらいではないでしょうか。
決して2で割っているとは思えません。どちらも中途半端にできない仕事ですから。
・・・この辺はまた別の機会に書きましょうか。
ということで、学究として、生徒指導を含めた教師として、地域の児童文学普及振興を担う者として・・・多忙を極めている先生が、国語をろくに勉強していない、感情の赴くままに書きなぐった汚い原稿を添削して下さっていたのです。
贅沢な、有り難いことでした。

年に一度の同人誌発行にも加わらせていただき、本を作る楽しさを味わいました。

思えばこれが、私の書籍執筆願望の始まりでしょう。
いつかは自分の本を書いてみたい。
何の本を?
それは全くわかりませんでしたし、目標として設定し邁進するわけでもありませんでした。

漠然と。ただ漠然とそう思い始めたのがこの頃で、そしてそのまま年齢を重ね、やがて半ば忘れかけていたのでした。

きっかけは突然、意外な方向からわき起りました。

(つづく)

閉じる コメント(4)

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平田さん
出版おめでとうございます。骨身を削って書いた本が書店に並ぶ日というのはワクワクしますよね。無手勝流・素人・でたらめ・アフター5ならぬアフター60プログラマー(?)としては、ぜひ買って勉強をしたいと思います。理解できますかね?などと言わずに理解できるように努力します。 削除

2013/7/25(木) 午後 5:42 [ SUBAL ] 返信する

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あああ!SUBALさん!!
大先輩からのお祝いの言葉、うれしく思います。
お久しぶりです。

当初予約可能だったAmazonでは昨日「取り扱いできません」状態になり心配だったのですが、今朝は在庫4冊、先ほどは9冊になっていて、購入可能に。
恐らく品物が動いている証拠なのでしょう。昨日までランキングが3000位台だったのが先ほど6000位台。この辺はどんな評価システムになっているんでしょうね。興味あるところです。

本書がプログラミング言語の文法は学習したけれど、次に何を学習しようか?という人たちの役に立てばと願っています。

SUBALさんのように、広い知見と深い技術を持たない私ですので、これから更に精進を重ねて、先ずは本書のサポートをしっかり行いたいと思います。その先、また良い仕事をさせていただくチャンスがいただければ、全力で取り組みたいと思います。

お言葉ありがとうございました!!

2013/7/25(木) 午後 6:02 mummykinoi 返信する

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現在9冊から8冊になっていますが、-1は私の購入分です(笑)。プログラミングと数学をテーマにした本は、私が参照するようなレベルでは見たことがありません。ブレイクする可能性がありますね。私が読んだら、いまやパソコンの知識ではかなわなくなった息子に譲ろうと思います。 削除

2013/7/25(木) 午後 6:18 [ SUBAL ] 返信する

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ご購入ありがとうございまーす!
なにぶんに無名な著者ですので、購入される方も躊躇があるとおもいます(^^;)
実は類書は結構出ているんですよ。
ただ、想定読者を工業高校生からにしている書籍はなかなかないと思います。
実習の中で、情報技術基礎の演習の中で・・・多様なトピックを取り上げているので、先生方には適当なところをピックアップして使っていただければと思います。
自学をしようという学生さんにも、本書は解答まで全て付いているのでお役に立てます(と信じます)。

高専生の息子さんには、ちょっと易しすぎるかも・・・です。

2013/7/25(木) 午後 6:46 mummykinoi 返信する

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