コンピュータ・書評・お仕事の記録

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無事WEB連載を終え、数年が経ちました。


その頃、工業高校の機械実習の中でパソコンのパートを受け持っていました。
比較的テーマを自由に設定できたので、必須項目として設定されていたワープロ・表計算以外にも生徒が興味を持って主体的に取り組めるようなテーマを探していました。

プログラミングは魅力的なテーマですが、職場のコンピュータ環境でのプログラミング学習は少々困難を感じていました。
MicrosoftのVisualStudioは高機能で本格的なIDEなのですが、週5時間、6週サイクルの実習の中に1,2時間ずつ組み込むには学習負荷が重すぎました。

何か良いものがないものかと探してみると、あるものです。
Processingはぴったりのプログラミング環境です。
後は何をするかを組み立てます。
Prosessingは手軽にヴィジュアルな出力を得られるコードを書くことが出来ます。
小さな自作テキストで実習を始めて見たところ、思った通り上手くいきました。
上手くいくと欲が出るもので、プログラミングを好む生徒に深い内容を提供したいと思いました。

プログラミングを好む生徒には、内容の深さとともに範囲の広い教材が必要です。
手本を示してそれを模倣しつつ学ぶ学習方法ではだめなのです。
いろんな方向へ進むことが許されていて、紆余曲折しつつ広い範囲を探索できるような教材、すなわちテキストが必要なのです。

探してみると、比較的安価な入門書に行き当たりました。単なる入門書ではなく、Processingの便利な機能を実際に動かしてみて学べるサンプル集のような書籍です。

ただし、邦訳されていませんでした。

それならば、必要な部分を翻訳してテキストとして使うことにしました。
幸い平易な英語だったので何とか使えるものが作れそうでした。

一部分を訳し終えた時、これを出版社に持ち込むことを思いつきました。
この少し前に、ある小さなハードウエアの入門書を翻訳してあったので持ち込んだところ、既にあるメジャー出版社が翻訳権を取っており、訳者も作業に入っていた事がありました。
今回の書籍も、多分そうなるだろうな。でも、やっぱりチャレンジしないで小さくなっているのは良くない、うれしくないので、突撃したのでした。

今回はメールに用件を書き、わたしの略歴を添えて複数の出版社へ送信しました。教材として使いたいので、その書籍の邦訳の予定があるか。あれば、私はその邦訳書籍の出版を待ちたい。予定がない場合、私が翻訳したものに関心があるか。

一週間以内にほぼ全ての出版社から返信がありました。
どちらの出版社からも、邦訳出版の予定も関心もないという返信でした。
しかし、カットシステムさんから、私の略歴からWEB連載を書籍化してみないかというお勧めを頂きました。
もう3年近く前の連載でしたが、確かにJava言語は重要度を増し続けていますし、コンピュータ数学は長く将来にわたって必要とされ続ける要素です。

しかし、私の連載記事を書籍化するなんて、書いた私自身思いもよりませんでした。

連載開始のきっかけは、本を書く事で恩返しをするということでしたが、書けば書く程に自分の力の無さ加減を痛感しました。
連載が無事完了した事で、恩返しは十分できたのではないか、私にしては良くやったのではないか、そういう思いがありました。

しかしチャンス。これはチャンスです。
ほぼ6年前には叶わなかった願いが、ここに実現のチャンスを頂いたのです。

早速その申し出をお受けし、書籍化に取り組みました。
連載記事と書籍では随分異なります。
80回近い記事を30節の書籍にまとめるのは困難な作業でした。
しかし、カットシステムの石塚さまの励ましと、編集をご担当いただいた?鷏チューリングの鈴木さまのご指導により、何とか出版にこぎつけたのでした。

初の単著、そしてLaTeXによる組版入校ということで、半分パニックの毎日でした。
勤務を終え、自宅に帰り着いてからの作業。早朝わずかな時間を確保しての作業。
休日は喫茶店に居座っての作業・・・。
休日もほとんどこのために使ってしまいましたので、妻子には随分寂しい思いをさせてしまいました。
これから、しっかり補填しなければなりません。

ただ、今思うとよくできたものだと感心します。

手元に届いた書籍の重みに感無量です。
ただ、これがゴールではないなと思わされました。スタートです。

これからは『Javaで学ぶコンピュータ数学』を、私自身が仕事の中で活用し、そのフィードバックをWEB等を通じて公開していこうと思います。記述の不十分なところがあることでしょう。不明な点があれば質問をしていただければと思います。

本書がプログラミングやコンピュータ数学を学習しようという意欲ある方々のお力になれればと祈ります。

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