Trip to ASIA -Asian Smile-

アジアの片隅で、見えること。1枚のPHOTOと思い。

フィリピン2001

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『その前に、昨日飲んだあのサンミゲールジンをおみやげに買って帰りたいのだけれど...。』と言うと、
そんなモノでいいなら、俺達がプレゼントしてやるよ、と、近くの店で2本買ってきてくれる。
ありがとう、本当に嬉しい。
『フィリピンの税関はとてもデンジャラスだから、紙に包んで行け。』と、手元にあった新聞にくるんでくれる。さらにご丁寧にも、包んだ新聞紙には『これは飲むのではなく、おみやげ用だ。』と書きこまれた。
いや、こちらのほうが、怪しいと思うのだけれど。

空港へ向かう道はかなり混んでいた。少し動いてはまた停まってしまう。そして、その車の間をすり抜けて、物売りが通り過ぎていく。新聞売り、ガラス磨き、タバコ売り...。食べ物を扱う子供が寄ってくれば、それを買って、『食べな!』と差し出してくれる。
タバコをバラで買う。そしてまた、『吸いな。』と差し出してくれる。次から次へと物売りは寄ってくる。車はなかなか進まない。
出発時間まで2時間を切ったところで、無事ニノイアキノ空港(マニラ国際空港)へ到着。ひとりひとりが握手を求めてくる。『また来いよな!』言葉が心に突き刺さってくる。
空港のロビーへは、チケットとパスポートがないと入れない。そして、ロビーの入口にはさっそく荷物検査用のブースがある。荷物を検査機に通し、フイルムはハンドチェックをしてもらう。
検査官はバックの中から、彼らがくれたサンミゲールジンの包みを取り出して、ニヤニヤしている。
『これはなんだ?』と訊ねてくる。
フィリピンの税関や空港職員は何かと難癖をつけて、わいろを要求したりする。いかにも怪しい紙包みは、彼らにとって獲物が見つかった!とでも思ったのだろうか。
『書いてあるだろう、スーベニアだよ。』そういうと、いきなり新聞紙を破いて中身をチェックし出す。中から出てきたモノは、当然そのボトル。
『OK...』係官の顔に、苦笑いが浮かんだ。その一部始終を入口で眺めていた、友人達は(ここではあえて、そう呼ぶ)大声で笑いながら親指を突き出した。

彼らがメッセージを書いてくれた新聞紙は、空港係官に破り捨てられた。彼らが職員に一杯食わすためにやったのかどうかは分からない。ただ、その空瓶自体は今も本棚の上にある。

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シャワーを浴び、荷物をまとめてチェックアウト。
酔っぱらった勢いだが、明日また来るよ、と言っておいたはずだ。ガイドブックもなければ、どこかへ行く当てもない。
昨日同様ジプニーを止め、乗り込む。昨日の失敗から近くの目印を覚えておいたので、ドライバーに伝えると後ろに乗るようにあごで示す。目的地からは3〜400mぐらい離れているが、そこまで乗る、というのが面白い。
トラベルバックとカメラバックを抱えて昨日の酒盛り現場にたどり着くと跡形もなく綺麗に片づいている。
『昨日は大丈夫だったか?』
とりあえずは最後まで意識もあったし、自分で部屋に入り速攻で寝込んだだけで、気分も悪くなっていない。寝起きだって二日酔いの兆しは全くない。あんな爆弾を飲んだのに。
『大丈夫!』そう答えると、実は、昨日飲んだメンバーの若いふたりが、ちょうどおまえのホテルへ迎えに向かったんだ、と伝えられる。
そうか、彼らは、そんなところまで気を使ってくれていた。そんな話をしているうちに、ふたりは戻ってきてホテルをチェックアウトしていたので、もう帰ったのかと思った、と心配してくれる。
バランガイの集会所(と言うか監視所?)に荷物を置かせてもらい、周辺を歩き回る。2人の彼らも一緒についてくる。まるで監視員の付いたVIPのようだ。
バランガイの周辺は、夜とは違い多くの人々の生活がかいま見える。
『×××←(自分のファーストネーム)!』再び声がかかる。昼飯が出来たから食っていけとのこと。ありがたい、のだけれど、適当にどこかへ入って食べるという目的が果たせない。まあ、次の機会を見つけて来ればいいか...そう思いながらみんなと一緒にご飯をかき込む。
個人的にはまだ時間に余裕があると思っていたのに、そろそろ出発しようと促される。実は彼らが空港まで送ってくれると言うのだ。
『タクシーでいいよ。』そう答えたが、
『気にするな。道が混むから早めに出たほうがいい。』と、どこから借りてきたのか1BOXカーに10人ぐらいが乗り込んだ。
>>>えっ、この車に10人??

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日本にも爆弾と呼ばれるドリンクがある。
居酒屋やパーティーであり合わせのアルコールをぶち込んだ、まさに罰ゲーム用のお酒。
サンミゲールの小瓶はみんなに回り、どんどん空き瓶が増えていく。みんな陽気になっているせいか、ピッチが早い。
1時間も持たずに、すべてのビールが空いてしまうと、今度は大きな瓶入りを誰かが買ってくる。2〜3リッターは入るボトルだ。それに、同じサンミゲール社の、彼らが『ジンだ!』と言うアルコール。こちらはビールの小瓶と同じ350mlだが、アルコール度数は40度ある。
ラベルには『SUGAR CANE』と書かれているので、ジンではなくラムに近い。そして、その小さなボトルの口に大きなビールボトルを逆さまに合わせて暫く置く。ちょうど砂時計のかなり頭でっかち状態。ちょっとでも揺れると倒れてしまうし、上になったボトルにはいっぱいのビールが入ったままだ。
アルコール度数の高い“ジン”は、ビールより比重が軽いために、必然的に上へあがろうとする。しかし、上にはビール、口は小さいので少しずつ親和して混じっていく。
約10分、爆弾の完成。マグナムボトルのビールに、小瓶の“ジン”1本。彼らの言う絶妙なブレンドが生まれる。
そして、それらのセットがどれぐらい空いたか判らない。気がつけばホテルのベットで朝を迎えていた。

再び。《Philippines2001》

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昔からの友人のように、大げさでもなけれれば素っ気なくもない。普通に、『おっ、来たか。』という感じで迎えてくれる。道路に置いたテーブルの上には何品かの料理。
『これからディナーだ。』といって、さっそく、お皿を渡される。大鍋に炊きあがったご飯。そこにいる10人以上が勝手にごはんをよそい、適当におかずを乗せては掻き込む。
『こっちに座りな。』たった3つほどしかないイスを勧めてくれる。ひとり旅が多いと、たくさんの人数で食べるご飯がすこぶる美味しく感じる。15分ほどで、あれだけあったご飯はあらかた無くなった。
そして、始まったのは初日に彼らがやっていた、テーブルホッケーとビリヤードをミックスしたようなもの。
『ちょっとタバコ買ってくる。』といって席を離れる。
そのまま近所のお店へ向かい、冷えたビールはあるか聞いてみる。
『あるよ。何本いる?』
『1ケースある?、そこまで持ってきてくれるかな?』
『大丈夫だよ。』
1ケース分のビールとタバコ5箱の代金を払い、とりあえずタバコだけを持って彼らのところへ戻る。
『タバコ買ってきたからどうぞ。』
彼らが特に貧しいというわけではない。しかし、アジアでの外国タバコは彼らの収入に比べてかなり高い。
さっそく2箱が開けられ、みんなに回される。口々に『サンキュー!』と、笑顔を見せる。
そこへビールが届けられる。みんなの笑顔が最高潮になる。

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彼らと出会った場所までは、約2〜3km、歩いたって30分ほどの距離だ。ただ、個人的な興味であのジプニーに乗ってみたかった。そこでジプニーの進行方向を見定めながら、適当に手を挙げる。おぉっ、簡単に停まってくれるじゃん。
『バランガイ!』運転手は怪訝な顔をしている。
『バランガイだよ。』ドライバーは首を振りながら、ジプニーは行ってしまう。
まあいいや。すぐ次が来るのだから。実際、時間帯によっては何台も続いてやってくる。
すぐに、次のジプニーがやってきたので手を挙げて止める。
『バランガイ。』やはり怪訝な顔。
『×○◆♂?∂?△♀〒↑%∀□●!!!』何を言っているのか分からない。
今度がこちらが曖昧な笑顔で見送る事になってしまう。
実はこの時はまだ『バランガイ』というのが、彼らがいる場所の地名だと思いこんでいた。
【焼き鳥20本の代金。】の項で書いたが、“バランガイ”というのは隣組組織の総称。ジプニーを止めては、『2丁目!2丁目!(たとえば)』と叫んでいたようなものだ。ドライバーにとってみれば、どこの2丁目か分からない。聞いても答えが返って来ないのだから、乗せるわけにもいかない。
そんなことに気づかないまま、3台目のジプニーにも見事に置いてきぼりを食らわされ、さすがにどうして乗せてくれないのか焦り出す。そこで考えたのが、強行作戦。
ジプニーは、後部にシートを作ってそこへ乗り降りするのが基本。但し、空いてさえいれば、助手席に乗り込んでもOKだ。
2台ほど見送ったあと、助手席の空いているジプニーを止めて、とりあえず乗り込んでしまう。
で、『この道を真っ直ぐ!』とジェスチャーでドライバーに伝えると、自分を乗せたジプニーは難無く発車した。

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