Trip to ASIA -Asian Smile-

アジアの片隅で、見えること。1枚のPHOTOと思い。

カンボジア2002

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全6ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6]

[ 次のページ ]

イメージ 1

朝からカンボジアの陽射しが容赦なく照りつける。この時期が1年でも一番暑い季節。
昨夜、バイクで宿の前まで送ってくれたふたりに、別れのあいさつをし、ガソリン代をねだられながら、今回も最後のカンボジアの夜になったことを改めて感じていた。
『次はいつ頃来る?』そう言われて、曖昧に『2年ぐらいかなぁ。』と答える。
そしてほぼ2年後、再びこの場所を訪れることになるのだが、それはまた後日談と言うことに。

荷物をまとめて、宿のママさんパパさんにお礼を言って、タイへ向かうことを告げる。
ママさんがそこの宿に常駐しているドライバーに言って、ピックアップトラックのターミナル(と言うか市場の乗り合い場所)まで送ってくれることになった。
『次はいつ頃来る?』ここでも同じ質問。
やはり曖昧にしか答えられない。
『2年ぐらいしたら、来れるかな。』
『また、ウチに来るんだよ。』そう、念押しされて宿をあとにする。

ピックアップ乗り場では、今まさに出ようとするトラックがあったので、ポイペトまで行くか確認して、荷台に乗り込む。ドライバーにお礼を言って空いたスペースに身体を預けた。

結局、このピックアップトラックは途中のシソフォンまでしか行かなかった。しかし、ドライバーが別のトラックを見つけてきて乗り換える。今度は運転席がある室内の、すぐ後ろに立ったまま。
それでも1週間近い滞在は、もうカンボジアの陽射しを気にしていなかった。
土煙りがあがるでこぼこ道を、ピックアップトラックはガンガン飛ばしていく。
小さな街道沿いの村を通ったとき、色付き水の入った風船を思いっきり背中にぶつけられた。風船は簡単に割れ、背中はびしょぬれだ。そしてそのしぶきは、荷台にいたみんなに降りかかる。
かなりの痛さに、苦笑いをしながら後ろを振り返る。
道路沿いではやし立てる子供たち、そして水しぶきがかかったはずの荷台の大人たち、なぜかみんなの顔に笑顔が溢れていた。

開く トラックバック(1)

イメージ 1

再び彼女のバイクの後ろに乗り、北大門を抜けさらに進んでいく。
途中の小さなお店(ほとんど壊れかけの屋台のような)で、店にあるだけのビールを買う。と言っても、1ケース分もない。もし、今日の仕事が終わって、ここでビールを買って飲もうと思っていた近くの人には申し訳ないが、そんなに売れるわけでもないからこそ、こんな数しか置いてなかったのだと思う。
『氷もありますか?』と聞いてみるが、あいにく今日は置いてないらしい。
ぬるい、というか暖かいビールを覚悟して先を急ぐ。
遺跡を繋ぐ道から一度折れると、そこは砂だらけで、車というか荷車がかろうじて通るような道路に。さらに脇道へ入ると、もう車どころかバイクがかろうじて通れるような道、というよりもあぜ道にに近い。加えて、両側には背の高い草が生い茂り、柔らかい砂地にバイクの車輪がとられるので、両足を地面すれすれにしてバランスを取りながらしか進めない。
そんな道を、さらに数100mほど進むと、少しひらけた空間が目の前に広がる。そこが彼女の家だった。

家には誰が誰か判らないほど、子供たちがうろうろしている。
最初のうちは変な外国人がやってきた、という感じで遠巻きに眺めていたりするのだが、すぐ馴れてしまう。あとは手を引っ張って、家の裏にいる水牛のところへ連れていったり、何の木の実か分からないのを持ってきたり...。
台所(と言うかとりあえず煮炊きの出来るかまどのある場所)では、さっきの鶏を豪快に切っている音が聞こえる。さらにお米の炊ける匂い。

ひとりづつにお皿に盛られたご飯。真ん中にはさっき買ってきた鶏のぶつ切り。鍋に入ったままのマーボー茄子にそっくりなカンボジア料理。そして買ってきた缶ビールを並べればセッティング終了。これが全てだ。子供を含めれば20人以上の大所帯。それでもこうして鶏がでるのは、豪華なディナーかも知れない。
ジュースも買っていたが、中学生程度の子供たちはみんなビールを飲んでいる。
持っていたポケットカメラを貸すと、みんなで撮り合いをしている。ほぼ1本分のフィルムが残っていたはずだった。あとで現像してみると、残念なことにどれも遠いせいか、かなり暗くなっていた。

ここにいたのは3時間ぐらいだろうか。夜8時頃になって、そろそろ戻った方がいいよと促され、彼女と彼女の弟がバイクを出してくる。
彼女の両親やおじさん達にお礼を言って、弟のバイクの後ろに乗り込む。
エンジンがかかって走り出すとすぐにあたりは闇に包まれた。

イメージ 1

この日の朝、一緒に鍋を食べたり、プノン・クレームへピクニックに行った女性達がそれぞれに旅立っていった。
前日、帰ってから飲んだ送別会のビールが残ったまま、彼女たちを見送り、翌日には自分自身もバンコクへ戻る予定を考えていた。そろそろ予定の休暇も終わりに近い。
午前中のんびりとフルーツシェイクを飲んだり、洗濯をして過ごした後、昼過ぎに遺跡群に向かう。もちろんチェーにもらったシャツを着て。
もう、顔なじみになった入域ゲートの係官と言葉を交わしながら、バイクタクシーはアンコールワットの横を抜け、アンコールトムの中へ入っていく。
プリヤパリライを抜け、いつものポリス小屋を抜け、彼女たちが店開きをするスタンドにたどり着く。

『グッドアフタヌーン!』
チェーは昨日買ったらしい服を着ている。そして妹の足には、この少し前、日本でもはやった高さ10cm近くもあるサンダルを履いている。遺跡の岩場や、ほとんど舗装されていない道では危なっかしく見えるが、やはり女性にとってはファッションが勝るようだ。
逆にのどが渇きそうになるほど甘い、豆乳のようなドリンクを飲みながら雑談を交わす。
よく人に言葉が判らないのに、そんな外国で会話できたり何時間も飲んだり出来るね。と、いわれるが、逆に言葉が伝わらないからこそ、名前や年齢、結婚してるかなどの簡単なやり取りにも時間がかかる。
初めて合った日本人同士なら、10分で話すことが無くなるような関係でも、言葉に身振り手振りがついて、単語を言い換えながら、また、相手の言葉を繰り返し考えながら話していれば、何倍もの時間が必要になってくる。
彼女の弟がバイクを出してきて、後ろに妹を乗せ先に戻っているからと、遺跡を後にする。
彼女自身もバイクを持ち出し、後ろに乗ってと言う。この国ではあまり女性の後ろに、男性が乗っているのを見たことがない。ましてや外国人。ちょっと躊躇していたが、すぐ近くだからとにべもない。
さらにその場所に残る、人たちに手を振ってバイクはポリス小屋を抜け、遺跡の表側へとでていく。
象のテラスやライ王のテラスの前には、この日も多くの露店が地べたに店を開いていた。
その横でバイクを止めると、露店の中へ歩いていく。
突然、首の後ろから手が伸びてきて、顔をなでる。
『あっ、やられたー!』
新年の行事もこの日がほぼ最後、ピクニックの時にはさんざん掛けられた水だったが、その後はシェムリアップのマーケットでも、そう派手には水掛けも白い粉の攻撃も無かった。そのせいかすっかり無防備のまま歩いていた。
でもこの場所では、そこいら中で顔や首筋、上着を真っ白にした人たちが目についた。
カンボジア女性と歩いている外国人。しかも西欧人に比べほとんど怒ることの少ない日本人は格好の餌食だ。次から次へと、波状攻撃のように白い粉を握った手が、後ろから伸びてくる。
彼女は焼き鳥(といっても1羽を開きにしたような状態で、炭火焼きした)を選ぶつもりで、2〜3軒の露店の売り子となにやら話をしながら、商品を吟味していた。その間も白い粉攻撃は、ひつように襲ってくる。
選んだ鶏をさらに炭火の上で暖め直して、新聞紙に包んでもらう、そんな10分程度の間に、ふたりとも上半身は真っ白になっていた。

イメージ 1

更に待つこと1時間ほどで、買い物を終えたチェーはバイク置き場まで戻ってきた。
両手に袋を7〜8枚ぶら下げている。この分だと、お釣りは期待できない。こちらも手持ちのお金がないので、一旦、宿まで寄ってもらうことにした。
基本的にカンボジアでは、この国の公式通貨リエルと同様かそれ以上にドルが流通していた。大きな金額だと大抵ドル払いだし、細かい金額でさえ5ドル札を出せば1ドル紙幣とリエル紙幣がごっちゃになって返ってくる。だからといって、ぼられたりすることもない。
宿の前でちょっと待ってもらい、部屋でバックをまさぐる。個人的には身に付けているよりは、ほとんどがバックのどこかに入っている。あまりにも分散しすぎて、次の旅行先で思わず見つけることも有るぐらいだから。
20ドルほどの少額紙幣をポケットに詰め込んで、再びバイクの後ろに乗り込む。
『暑いなぁ。』『暑いね!』
『ちょっと、ジュースを飲みに行こう。』嫌な予感がした。
連れて行かれた場所は、初日のポリスに連れて行かれた食堂。こいつもやっぱり彼らと同じなんだなぁ、と思ったが、こちらのそんな気持ちはお構いなしに、そそくさと店の中に入っていった。
テーブルにつくと、頼む前からビールが出てくる。とりあえずグラスににそそぎ始めるが、チェーは要らないと言ってコーラを持ってきてもらう。ここの支払いはどうなるんだろう、心配しながらも、ま、イイかと乾杯して飲んでいる自分が情けない。
小一時間ほどの間に3人で、ビール3本とコーラ1本で2ドルほど。ツーリストエリアで飲むよりはやや安い。が、割り勘じゃ無いんだよね、と思いつつポケットからお金を取り出した。

遺跡内の最初の場所に戻ったのは、3時を回っていた。
自分たちが戻ってくるのを待っていたように、彼女の妹が何か耳打ちする。すると、困ったような顔をこちらに向けて、
『ウチへ来るのは、明日にして欲しい。』と言う。
1日うろうろつき合わされて、結局これか。と思ってしまうが、だからといってどうしようもない。
『ゴメンね、ゴメンね。』と、言われても、心の中ではため息がでるばかり。何かを期待しているわけでもないし、ただいろんな人たちと一緒に居るのが楽しいのだから、しょげることは無いのだが、なんか気持ちはやりきれない。
それでも『OK!明日、何時に来ればいい?』と、明るく聞いてみる。
『3時頃かなぁ。』と曖昧な返事。彼女たちにしても、そう確実な時間が決められるわけでもないのだろう。彼女の弟が、宿まで送ってくれると言うので、バイクの後ろに再び乗り込む。
『あっ、これ。』と、彼女がひとつの袋を手渡してくる。中には、グレーのボタンダウンのようなシャツ。
『いつもTシャツだから。』と、買ってくれたそうだ。
暑い国だからツーリストにとっては、Tシャツが制服のようなものなのだ。あまりこんなのを着ている方が、浮いて見えるような気もするが、カンボジア人からしてみれば、襟の付いたシャツを着ている方がはるかに多い。中国製だから3〜4ドル程度だと思うが、彼女の持っていた袋の合計はきっと自分が出した金額の合計より多いはず。と言うことは、彼女自身がお金を出しているということ...。
『ありがとう。じゃあ明日。』
とりあえず今日のところは、おとなしく宿のメンバーとご飯でも食べに行くかと思いつつ、何となく気持ちが整理できぬまま彼女たちのところをあとにした。

イメージ 1

『市場へ買い物に行きたいのだけれどつき合ってくれる?』
『いいよ。どこまで?』
『シェムリアップの町まで。』
彼女はスタンドの横に置いてあるバイクを引き出し、一緒にみんなと話していた、私服のポリスらしき男性にも声をかける。
男性も同じようにバイクを押してくると、シートの後ろをたたいて、乗りな、と合図してくる。
また、ポリスの後ろ...と思ったが、私服だけに以前のような事はないだろう。
彼の後ろにまたがると、バイクを発進させる。チェーも、別の男性のバイクの後ろに乗り込んで、一緒に先ほど来た道を戻って行く。
2台並んで、アンコールワットの横を抜け、ゲートのある通りをシェムリアップに向け戻っていく。

シェムリアップの中心街に入っても、車やバイクは多くない。レストランや商店が並ぶオールドマーケットのバイク置き場にバイクをおいて、中へはいる。
オールドマーケットは食料品から、衣料品、日用品、金銀製品、さらに観光みやげに出来そうなものまで、何でも揃う。ツーリストにとっては“ふっかけられる”と、言う人も多いが、相場観さえ持っていれば、そんなにぼられることはない。値札がない国では、自分が求める金額と、相手の売りたい金額が合えばいいわけだから、自分がOK!した値段が、その商品の正価だと考えれば、ぼられたと言って愚痴る必要もない。
『お正月だから、妹と弟にプレゼントしてくれる?』とチェーが言う。
『そんなに高くないものなら、いいよ。』と言ってしまったのが...。
彼女は店から店へと、いろんな商品を見て歩く。洋服屋、履物屋、ベルト屋...。どう見ても、自分用の商品のようなものばかり。
サンダル約3ドル、パンツ(下着じゃないほう)4ドル...。その時点で市場へ入って1時間。暑さとむせ返るような人ごみが、疲れを増幅させる。
『ちょっと疲れたから、表のバイクのところで待っている。』と言って、ポケットにあった12〜3ドル分のカンボジアリエルをチェーに預けた。
バイク置き場では、ドライバーをしてくれた男性が座り込んでタバコを吸っている。
『あついねぇ。』ドライバーをしてくれた男性に声をかける。彼は、彼女の買い物が始まった10分後には、表に出てしまっていた。そりゃ、あの中でついてまわるだけでも、本当に気分が悪くなるほど暑い。
とりあえずジュースでも、とおもって目の前のサトウキビジュースのスタンドへ。彼にも飲むか?と尋ねて、2杯注文する。
『1000リエル。』と言われて、ポケットにお金がないのに気がついた。さっきチェーに全て預けてしまった。ドライバーに後で返すからと、1000リエルを借りて払い、ジュースを受け取った。

全6ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6]

[ 次のページ ]


.
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

過去の記事一覧

muna_zo
muna_zo
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事