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娘たちの育児サポートもひと段落して、 やっと気になっていた映画『新聞記者』を観に行ってきた。
東京新聞の女性記者、望月衣塑子氏の『新聞記者』が原作。
こんな辛辣な内容の本が世に出ていたことも知らずに、
映画の評判に駆られて観に行ったが、
上映が終わる前に駆け込むことができて本当によかったと思う。
内容は、まるでドキュメンタリー映画かと勘違いするほど
政治とメディアと情報操作に関する仕組みが、
克明に描かれている。
その骨子となっているのは、今や風化しつつあるモリカケ問題と
勇気ある顔出し会見で自らのレイプ事件を語った女性ジャーナリストの二次被害。
内閣府には「内閣情報調査室」(略して内調)という機関があって、
おいそれとは出入りできない極秘機関なのだそうだ。
映画は、この内調において操作されているであろう
内閣にとっての不都合な真実についてを取り上げ、
全責任を負わされて自殺に追い込まれてしまった神崎という事務方の死をきっかけに、
神崎にかわいがられて育ったエリート官僚・杉原と東都新聞記者・吉岡が、
特区を利用して大学設置を許可した本当の理由を明記した文書にたどり着き、
スクープとして新聞一面にすっぱ抜くまでの過程を追う。
面白いのは、
元文科相事務次官だった前川喜平氏や原作者・望月衣塑子氏などが、
政治討論会で今の政府とマスメディアの実情を語るシーンが盛り込まれていること。
そこがまさにドキュメンタリー映画と思わせる所以だ。
事実をすっぱ抜いた女性記者が追記事を書くにあたって、
自分の名前を出してもいいとさえ言っていた、
正義感に燃えるエリート官僚・杉原。
が、内調の上司・多田は杉原に
「民主主義なんて形だけ整えとけばいいんだ」
とか、
「撤回はなにも恥ずかしいことじゃない」
と、
産まれたばかりの子どもと愛する奥さんを守るため、
突き止めた真実を撤回し、ほとぼりが冷めるまで海外に赴任することを勧める。
はたして杉原のとった行動は…。
うすうす感じていたものの、こうして映画として内情が語られたこと、
そしてこれを公開にまで踏み切れたことに、
つくづく感心した一作である。
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良くも撮ったり、良くも演じたり、良くぞ上映したり、の作品でした.あの政治討論会のシーン、核心を突いてましたね♪
トラバさせて下さいね.
2019/7/26(金) 午前 6:50
> チャコティ副長さん
今の政権に疑問を持つ人たちの間では、かなりリアルな表現として話題になっていました。上映終了前に映画館で観られたので得心しています。
トラバありがとうございます。私もお願いします。
2019/7/26(金) 午前 10:02
お腹がくちくなったら、眠り薬にどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)
読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。
[ omachi ]
2019/7/26(金) 午後 1:07
> omachiさん
訪問&コメントありがとうございます。
2019/7/26(金) 午後 8:42