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4月14日、15日と、福島第一原発事故で被害にあった地域を訪問させていただきました。訪問した感想をまとめたので、ブログに掲載させていただきます。
1日目、いわき海浜自然の家に着いて、原発事故の問題に携わる方の話を聞きましたが、テレビや新聞では知れない真実を次々と聞かされて驚きました。 はじめに驚いたのが、第1原発構内に持ち込まれる重機の多くがあまりに古いものであったり、壊れているものであったりすること。東電がコストを削るために、まともな価格を掲示せず、結果、重機を納品する側がそういうものを持ち込むとのことですが、当然それでは廃炉作業がどんどん遅れていきます。廃炉を確実に行うために、英知を結集してコストも十分かけるべきですが、東電がそのことをせず、まったく責任を果たそうとしない、そういう姿勢が改めて浮き彫りになったと感じました。 次に印象に残った話が、原発労働者の話です。防護服などを着て、線量計をつけ、年間被爆線量が50ミリシーベルトを超えないようにするとのことですが、実際には作業する人が、はかった数より低い線量で記録をつけるなどしていて、結果、基準を大きく超えた放射線を浴びている人が少なくないことが分かりました。原発での仕事がなくなると、次の仕事も見つけられず、生活に支障が出てくるためにこういうことが起こってくるとのことでしたが、まさにこれは現代の奴隷制のように感じます。東電が廃炉作業のときだけ都合よく使い、あとは使い捨てる、このように人が使われることに憤り感じます。しかも、本来労働者の手に渡るべき危険手当が下請けの会社にピンはねされ、少ししか残らない、こんな働かせ方を許していてはいけないと思いました。 そういう中で、共産党の国会での論戦や労働組合などの運動で、こうした働き方を改善させていること、また、東電の社員と協力して、作業員に食料などを配ることができるようになったことは、重要な成果だと思いました。 話の中で他にもたくさん知ることができ、1日目は有意義な学習となりました。 2日目、いよいよ福島原発事故で避難区域となったところや、現在も帰宅困難区域となっているところを回ります。広野町、楢葉町、富岡町と、原発に近づくにつれ、人が住まない家や営業していない店、草がいっぱい生えている田んぼが増えてきます。そして、富岡町から大熊町、双葉町と、帰還困難区域に入ると、両サイドにはバリケード、建物はどれも無人、田んぼも荒れ放題で木もたくさん生えていて、本当に異様な光景が広がっていました。放射線量も、高いところで1時間あたり3マイクロシーベルト。バスの中にあった線量計も警告の音を出し続け、やや緊張した気持ちにもなりました。 ガイドさんの話では、避難指示が解除されたところでも、ほとんど人が戻っていないそうです。また、人口でこれだけ戻ったといっても、原発の作業員が多かったり、週3日だけ戻る場合でも住民票を置いていたりと、実態を反映していないということです。 楢葉町では、宝鏡寺の住職である早川さんからも話をうかがいました。早川さんは、原発事故前から警告を発していた方です。その警告どおりとなってしまった、本当に悔しい思いだと語られました。また、その方が言われていたのが、このままいけば、次の原発事故も日本。そうならないようにしないといけないと。私たちには、原発をなくしていかなければならない重い責任がある、改めてそう思いました。 こうして町をバスで回る中で、事故を起こした福島第一原発や、ギリギリで爆発を起こさなかった第二原発の排気筒を見ることができました。信じられないのは、これだけのとんでもない事故を起こしていながら、東電は第二原発については廃炉を決めていないことです。ガイドさんは、原発は麻薬だと言っていました。産業があまりない町の境界に原発を建て、交付金を出し、大きい施設を建てさせる。実際に、町を回る中で立派な施設や公園を多く見ました。その施設などの維持にお金がかかり、また原発の交付金を当てにして3号機、4号機と増やしていく。隣の町もお金がほしいと、原発を誘致する。それでどんどん原発が作られていく。原発のある他の自治体では、原発を止めると経済が回らなくなるということで、再稼動を求める決議が議会であげられるところもあるそうです。第二原発もとりあえず残しておき、いつかそうやって再稼動することを狙っているのではないかということでした。世の中の本当に汚いところを見せられているように感じました。 2日間、学んで、そして見て、本当に貴重な時間を過ごさせていただきました。こうした現状を見てみて、電力会社とともに、国の責任はあまりに大きいと思いました。原発はこれまで国策で進められてきました。原発を維持することでそれは核兵器の開発に転用することも可能です。原発は原子力の平和利用といいながら、結局、国はいつでも核兵器を開発できるようにしたいのでしょう。だから、こんな事故を起こしても、国は原発の再稼動に固執するのだと思います。今回の原発事故、もっと最悪な事態が起こることもありえました。この東京もひょっとしたら、人が住めない町になっていたかもしれない、本当にそれは紙一重だったということでした。そういうあまりに重大な事故を起こしておきながら、国や電力会社は、原発の再稼動を強行しようとする。絶対に許せません。今の政治を変え、原発のない社会を実現するため、私もおおいに力を発揮したいと思います。 |
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NICE
2018/4/18(水) 午後 11:09
> 1082001(紫音)さん
コメントありがとうございます。
[ 村本ひろや ]
2018/4/25(水) 午後 2:17