全返信表示
道成寺
訪問記 和歌山県
[ 環境歴史観光防災カメラマン ]
2012/6/6(水) 午後 8:26
清姫とは、娘道成寺の安珍清姫の主人公である。
清姫は、約千年前 、紀井田辺の中辺路で、鉱山主の長女として産まれた。
安珍が殺された理由は、清姫の情念では無く、安珍が秘密の鉱床図面を盗んだからだ。
鉱床図面は、鉱山主にとって生業の礎である。
清姫は、父亡き跡、鉱山主の棟梁になっていた。
京の都から来た安珍は、清姫の純情な女心をクスグリながら、鉱山の図面(鉱床秘図)を巻き上げた。
怒った清姫は、鉱山労働者を引き連れて道成寺に押し掛け、秘密の鉱山地図と共に、安珍を焼き殺した。
その後、都から紀井の鉱山ヘの課税が強化された。
熊野古道に点在する神社や寺院は都からの土地所有の宣言、則ち納税先の明示である。
熊野詣では、鉱山探しのゴールドラッシュであり、課税鉱山の見廻りでもあった。
清姫は、鉱山で生きる人々の女神であり、聡明で行動力のある美人であった。
だからこそ、千年の時空を越えても、人々の心に生きている。


